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ヒッチハイクの若者との出会い

2017年05月13日 | 

私が学生だった頃、今のように危ない事が多くはない時代だったのでしょう。

自由に旅ができて、その中でたくさんの人に出会い、たくさんの人に助けられました。

 

今日は九州自動車道の広川サービスエリアに段ボールに行先を書いた札を持った若者に出会いました。

行先は「阿蘇」と書いてありましたが、聞くと「黒川温泉」に行きたいとの事、ルートの説明をしてこの方向から黒川温泉に向かうのは難しいと伝えると「今日は熊本にします!」といさぎよい返事。

一緒に熊本に向かう事になりました。

 

なんでも広川サービスエリアで1時間も車を待っていたとの事、ガソリンスタンドの方によると「10分も待てば、だれか乗せてくれるよ」と言われていたらしいですが、今まででも最も長い待ち時間だったそうです。

「助かりました」と。

 

車に乗るなり「少し作業させてもらってもいいですか?」というので、もちろん「いいよ」と言いましたが、何をするかと思えば壊れたザックの補修を自分で針と糸を使ってしていました。

 

4月15日に長野県飯田市という所を出発し、沖縄に向かっているそうです。

今は何をしているのか、歳はいくつかと聞くと、「学校には行ってません。17です」と、はっきりした受け答えから想像できない若さに驚きました。

「自分探しの旅です」とも、そう言っても17歳で自分探しに出かけられる行動力は素晴らしいです。

 

ヒッチハイクは乗せる方も乗せられる方も危険だと思いますが、私の若いころは沢山の方に助けられた思い出があるので、これは恩返しだと思ってある程度のリスクは覚悟の上ですし、あまり人相の良くない私の車に乗るのも勇気がいると思いますし。。。

それを超えて信じていくしかないですね。

 

熊本では、熊本城と阿蘇、大観峰、可能なら被災地も見ておくように伝えました。

 

自分の知らない土地を見て回るのもよし、そこで出会った人たちに話を聞くのもよし、学校で学ぶものとは違ったとても有意義な経験をできる彼は輝いて見えました。

 

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