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今日の用事

2009年11月29日 | Weblog
今日の用事は、福岡県キャンプ協会の設立20周年記念講演と式典への参加。

記念講演は日本キャンプ協会の名誉会長なる酒井さんと冒険家の高野さん。

酒井さんのお話は、「自分の事は自分でして、他人の事も考える」子供たちを育てる為に自然の中で共同生活を行うキャンプをするのだと。
現代のキャンプに提案されたのは、「現地集合」のキャンプ。
そういえば、近所に集合してみんなでバスに乗って移動すると言うのが当たり前になっていて疑問にも思わなかった。
現地集合すると言う事は、自分の家からどうやっていくのか調べて考えて実行して現地へたどりつくまでが、既にアクティビティの一つになっている。
聞くと子供たちにも猛者がいて、ある島に現地集合したら材木運搬船に頼み込んで乗せてきてもらったとか、漁師の船に乗せてもらったとか、大人では選択肢にないものも使ってしまう素晴らしさだったそうだ。

次に冒険家の高野さん。
冒険家と聞いて、あちこちの冒険エピソードの話かと思っていたが、冒険の話はそこそこに冒険によって見えてきた事があると、それはその土地固有の知恵があり人と自然の関係や、その場に根差す事の大切さ、農・食・いのちの問題などがある。
その経験を活かして、若者たちをミクロネシアの島に送り込み現地の人たちと交流してもらうプロジェクトを行ったり、南魚沼でやまとくらしの学校をされているらしい。
気付きとなったのは、世の中のスピードはどんどん速くなっているけど、生き物が成長する時間は変わっていない、必要な準備をして必要な時間をかけてしか植物は育たないし、動物も子供を産む事はできないのだ。
そうなると将来を考えた時、「まかぬ種は生えぬ」ということわざも引用されていたが、手遅れにならない為に我々がしなければならない事が見えてくるとのお話だった。

自給率が低すぎる日本の抱える問題点の一つじゃないかと思う。
考えさせられる講演会となった。


その後、懇親会へと移り昼間からのビール。
久しぶりにおいしかった!

写真は、会を終えて帰宅する途中の警護公園の写真。
昼はただの公園だけど、夜になるとライトアップされて、カップルだらけになるらしい。

もみじもベタベタなカップル見て恥ずかしかろう。赤くなっとる。
コメント
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