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周永康 起訴(三)

2015年04月12日 14時35分48秒 | 日記
記事の続きです。

「中共前政治局常委・中央政法委前書記 周永康は、昨日、収賄罪・職権濫用罪・故意に国家機密を漏洩した罪の3つの犯罪行為で公訴を提起され、天津市中級裁判所に要訴追として送られました。周は「刑は大夫に上らず(士大夫階級には刑罰は適用されない「礼記」)」の慣例を破り、中共中央政治局常務委員として始めて汚職が原因で法廷に送られる事になり、外界は公開審理を期待しています。法律の規定では、3ヶ月以内に開廷し審理を終え並びに判決を下す事が義務づけられており、一般的な分析では、周は恐らく死刑、或いは、執行猶予つき死刑の判決に直面するものと思われます。

最高人民検察院は、昨日朝、周永康事件の調査が終結し、天津市検察院第一分院が市第一中級法院に対して公訴を提起したと発表しました。起訴状は、周は中国石油天然気集団副支配人・中共四川省委書記・中共中央政治局委員・公安部部長・国務委員及び中共中央政治局常務委員・中央政法委書記等の職務を担当していた期間、職務を利用して、他者のために利益を謀り、不法に他者から巨額の財物を受け取った。職権を濫用し、公共の財産と国家・人民の利益に重大な損失を与え、社会的な影響は劣悪、経緯は極めて深刻。国家機密保護法の規定に違反し、故意に国家機密を漏洩し、経緯は極めて深刻。法によってその刑事責任を追及すべきである、と指摘しています。


・弁護士:不幸な結果の可能性大

周永康は、中共第十八次全国代表大会以降、反腐敗運動で失脚した最大の虎であり、また文革が終了して以来、法廷に送られる中共最高位の官僚でもあります。昨日発表された3項目の告発は、職務犯罪の範疇に限られており、僅かな言葉には、これまで盛んに流れた周・薄の政変、新四人組等の陰謀、及び、その前妻を謀殺したという刑事犯罪の疑いについては取り上げられていません。 

北京の弁護士 李肖霖は《蘋果 Apple Daily》に対して「3項目の告発の内容は、死刑に抵触しています、この人物にとっては不幸な結果の可能性が高いでしょう。秘密の案件は、審理の非公開、或いは、部分的な公開は、裁判所に決定権があります。現在、すでに裁判所は、要訴追事案として処理に入り、二箇月以内には必ず判決を出します、上級裁判所の批准を経れば、重大・難解案件は、更に一箇月の延長が可能です。」と述べました。

「刑は大夫に上らずの慣例が破られるのは好い事です、審理が公開になれば更に好い。」独立の学者 楊恒均(ようこうきん)は、当局が周事件を天津で審理するよう手配したのは、容易に制御し、執行猶予付死刑はては死刑に至るまで、すべて可能とするためであると考えています。楊は《蘋果 Apple Daily》に対して、とりわけ周の国家機密を漏洩した罪に注目して「皆、漏洩した国家機密がいったい何なのか知りたいと思っています。当局がもし重い判決を下すのであれば、説明せねばなりません。」と述べました。

昨日、鳳凰ネットの評論〈周永康の公判は、政治の噂を取り除くための鋭利な道具(公審周永康,是祛除政治傳言的利器)〉は、習近平の身近な情報を流す謎に包まれたマイクロブログ(微博)公衆号「ファングループの学習(學習粉絲團)」を始めとして、各ウェブサイトに転載された事で、当該案件が公開審理となる事を暗示しているように思われますが、どの程度の公開なのかは、まだ分かっていません。


・必ずしも公開訊問にはならない

  
重慶前市委書記 煕来事件の時、当局はマイクロブログ(微博)で生中継しましたが、思いがけず彼が法廷で高らかに無罪を叫んだので、当局は処置が間に合いませんでした。AP通信等海外の媒体は、当局は、或いは、国家機密を口実に、周永康の審理を非公開、或いは、部分的に非公開にするのではないかと予想しています。人民大学政治学の教授張鳴は、周は死罪は免れないと考えています、「周の罪状は汚職が多く、抵触した罪は深刻です。」※ロイターは嘗て消息筋の話しを引用して、周家の財産は最も少なく見積もって900億人民元(約1100億香港ドル)と称しました。しかし、張は当該案件に対して期待していません。彼は周の最大の犯罪は、現在の告発の中には全く提起されていないと考えています、「最も重要なのは、周が法制度を破壊し、冤罪を始め誤った事件を造り出した事ですが、私が重要だと考えても詮無い事です!」張の電話は盗聴されており、取材の途中で切断されてしまいました。

※周永康の家族構成は複雑に錯綜し、巨大な利益集団を形成しており、当局からは未だ正式な、周の家族の違法な財産に関する発表はありません。しかし、海外の媒体は嘗て消息筋の話しを引用し、周の財産が、預金・証券・現金・不動産・美術品等を含めて、最も少なく見積もっても900億人民元(1元=19.3円)ほどあり、富が国家に匹敵するのみならず、彼の家族は更に大量の兵器を隠していた、と報じました。ロイターは2014年3月、三名の北京の消息筋の話しを引用し、中規委・監察部が昨年末に周永康を押さえて以来、本人及び親友・腹心の名義の多くの口座、及び、現金370億元を没収。当局は、これらの預金が、中国国内の12の金融機関・133の支店に及び、合計647の人民元の口座及び117の海外の口座、更に930の口座が匿名・代理名・仮名・会社名義で開かれていた事を発見しました。また、当局は、石油・航空・銘酒・金融等を含む、市場価値513億元の大量の有価証券、及び、市場価値1.7億元相当の海外の証券・債券を発見しました。調査官は、その他、人民元・ドル・ユーロ・ポンド・スイスフランを含む大量の現金、及び、合計42キロを越える黄金・プラチナ・金貨等を発見しました。周永康の家族は、北京・瀋陽・大連・済南・煙台・成都・南京・無錫・蘇州・上海・広州及び深玔に、市場価格17.6億元相当の326の邸宅を所有し、各様式の車62台、名画55幅、油絵等を所有し、これら芸術品の見積もりだけでも10億元を超えています。財産以外にも、当局は複数の場所で周永康の家族の武器庫から、国産の76型・96型・99型の拳銃5丁、ドイツ製・ロシア製・英国製・ベルギー製の拳銃各3丁と共に、各種口径の弾丸1.1万発を発見した、と報じました。この他、《ニューヨークタイムス》の調査によって、周永康の三名の親族、姉の周玲英・長男の周浜、及び、その義母敏利は国内に少なくとも37の企業の株式を所持、或いは、管理しており、10億元に及ぶ財産、並びに、その他の企業を支配している事が明らかになりました。(「蘋果日報 Apple Daily・要聞港聞」『私腹を肥やし900億 武器庫に万発の弾丸を所蔵(斂財900億 軍火庫藏萬發子彈)』2014年12月07日)忘れそうになりますが、周永康は共産党の幹部です。


起訴状の書面から考えると、周永康の故意に国家機密を漏洩させたという罪は、国内刑法の第398条に抵触します。国家機関の公務員が、国家秘密保持法の規定に違反し、故意に国家機密を漏洩させ、その経緯が極めて深刻な場合には、七年以下の懲役になります。汚職の範疇です。高瑜(こうゆ)等反体制派が起訴された、海外に違法に国家機密を提供した罪とは異なります、後者は国家の安全に危害を加える範疇に属し、最高で死刑判決が下ります。報道によれば、周は嘗て腹心を通じて習近平・温家宝等中共指導者家族の財産に関する話しを、海外の媒体に漏洩させたと言われています。しかし、当局はこれらを法廷で討論する事はできないので、或いは、最終的に、周が薄煕来に秘密を漏らしたとして「機密漏洩」を確定するのかもしれません。」(「蘋果日報 Apple Daily・要聞港聞」『『始めて中央政治局常委が収賄・職権濫用・機密漏洩の嫌疑で起訴 天津で審理 周永康死刑に直面(首位中央政治局常委遭起訴 涉受賄濫權洩密 天津受審 周永康面臨死刑)』2015年04月04日)




周永康事件の流れ

2012年4月10日、重慶前市委書記 薄煕来の身柄が拘束される。調査の後、薄の盟友である周永康に注目が集まる。

11月14日、周は中共政治局常務委員を任期満了で退官

12月5日、周の側近である四川省委副書記 李春城が規律違反の疑いで中央規律検査委員会から調査を受けたのを始め、これ以後、周の石油閥・政法委系統の盟友・高官が次々失脚。

2013年6月23日、周の秘書を務めた四川省委常務委員・副省長 郭永祥に、重大な規律違反があったとして中央規律検査委員会から調査を受けた。これによって、海外の媒体は盛んに周に危機が迫ったと伝える。

10月1日、周は石油大学60周年記念式典に出席。付き添いの幹部は一人もおらず、これが公式に姿を現した最後となった。

12月1日、政治局常務委員会は、中央規律検査委員会から周の規律違反に関する報告を聞き、調査を行う事を決定。

12月5日、政治局は周の党籍を剥奪。

2015年3月、最高裁院長 周強は、周と薄煕来等が「非組織的政治活動を行った」と指摘、外界は、周が政変を起こし国家主席の地位の簒奪を企てた、と報じる。

4月3日、周事件の調査が終了し、天津検察院第一分院に移送され、三つの罪で、検察は天津第一中級裁判所に対して公訴を提起した。「蘋果日報 Apple Daily」より。