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「喜峰口」

2014年05月06日 16時33分10秒 | 日記
・会見
今日の会見について、いろいろな華字紙が伝えているのを、以下に紹介します。

「rfi華語」

发表日期 2014年 5月 04日 - 更新日期 2014年 5月 05日

『日中は11月に首脳会談を行い話し合いが持たれる』


1964年4月29日号《人民日報》のスクリーンショットに、当時の報道の題に
《首都集会で 日本人民の沖縄返還の正義の闘争を支持す》と明らかに書かれている。

「日本自由民主党副総裁 高村正彦の率いる超党派の日中友好議員連盟代表団は、現地時間4日午後、北京に到着し、中国前国務委員、中日友好協会会長唐家璇(とうかせん)と会談を行い、並びに、日本側の希望する日中首脳会談を開11月に催する問題についても話し合う。

唐家璇は、中国の指導者はみなさんの来訪を非常に重視しています、と指摘した。
高村は、現在の日中関係は、戦術的互損関係としか言うほか無く、この関係を戦略的互恵関係に戻す事が、我々の責任だ、と述べた。

高村は更に唐家璇に、安倍首相は11月に北京で行われるAPECの会議上、日中首脳会談を行いたいと希望している、と述べた。

唐家璇は、私は指導者にこの意向を伝えるが、しかし、ここには中国国民の感情の問題が含まれるので、首脳会談の環境を改善できるよう希望し、並びに、安倍首相が中国を刺激するような言行を謹むよう希望する、と表明した。会談中、双方は更に安倍首相の靖國神社参拝の問題と釣魚島の問題について意見を交換する。

5日、中共中央政治局常務委員、全国人大常務委員会委員長 張徳江は高村一行と会見する。

日本の共同通信社の報道によれば、日本の前外交官で現キャノングローバル戦略研究所研究主任 美根慶樹は米大統領オバマの訪日ならびに釣魚島の問題について、オバマは訪日の記者会見上で明確に、“日中間の対話を推し進めず、双方の信頼関係を構築せず事態の悪化を放置するのは重大な誤りだ”と表明した。

しかし、現場の同時通訳と首相官邸の記録は“不正確だ”或いは“非常に不満足な過ちだ”と訳されていた。“重大な誤り”という単語は、敵対国家に対して用いるなら理解できるが、しかし、この様な強硬な言葉の選択は、現在の同盟国の間では決して使わない。この動きは米側が、日本政府が堅持している“尖閣問題で中国と対話をする必要は無い”という方針に対する不満を表現したものと言える。

これが、ひょっとして高村が今回訪中して、日中首脳会談を開催するのに力を尽くす背景かもしれない。」(「rfi華語」『日中将就11月举行首脑会谈进行协商』更新日期 2014年 5月 05日)

米国の後押しで、日本が会談しなければならない状況に追い込まれている、という情報が、中国側に流れており、足下を見られる結果になっています。米国のオバマが釘を刺すと、何故、直ぐに行動に移さねばならないのかは疑問です。じらすのも戦略のうちと思うのですが、この様に、中国側に侮られているのを見ると、ここまで堪えてきたのにと、非常に惜しい気がします。


さて、3月31日に中国対外友協会の李小林が来日した関係で、北京でも李小林との面会になったのでしょうか。李小林は、前国家主席李先念の娘で、子供の頃は習近平とも親しく、太子党の中心人物の一人と見られています。また、李小林の夫は、劉亜洲(上将)で、習近平の軍中でのより所と言われる人物です。薄煕来と周永康の政変の問題が起こった時、「無条件で党の指揮に従うのが我が軍の最も重要な紀律だ」と表明し、2012年末、胡錦濤により上将に引き上げられました。ですから、李小林は、習近平に近いことは間違いないと思います。

しかし、李小林は、習近平の「密使」として、尖閣問題で対立する日中関係の改善を目的として来日し、福田氏、鳩山氏、山口氏と会見したと伝えられているので、李小林からみた日中関係の改善とは、尖閣を問題化し棚上げし、過去の歴史で中国への謝罪という方向に傾く外交と成ると思います。

それならばそれで、序列三位ではなく、一位や二位でも良さそうな物です。しかも、会見の場所は、昨年1月山口氏が会見した場所と同じです。私は、個人的に、この会見場所は非常に問題があると思っています。

今日の「蘋果論壇」の記事です。

『李小林は安倍に中日関係の大局を顧みるべきだと警告した』

「日本の自民党の副総裁高村正彦等超党派の“日中友好議員連盟”のメンバーが5月5日午後、北京の人民大会堂で中国全人大常委会委員長 張徳江と会談を開いた。これより先、訪中団のメンバーは、中国人民対外友好協会会長李小林と会見した。李小林は、安倍が大局から出発して中日関係を修復することを希望すると述べた。

日本の共同通信社5月5日の報道によれば、日中関係に関して、李小林は、“私は昨年4月、高村先生に面会しました、当時、私達は貴方の事務所で簡単な会話をしました、私達は日本の現在の安倍首相を含む執政党が、中日関係の大局から出発し、中日関係を修復できないかと常に希望しています。”と指摘した。これに対して高村は“我々は貴女と習近平主席が子供の頃からの知り合いであると承知しています。本日、我々が貴女に話す事情を、貴女は習主席に伝える事ができるようですので、我々の考えを誠実に貴女に話します。”と表明した。李小林は亡くなった中国国家主席李先念の娘で、長く日中関係の改善に力を尽くしている。

高村は張徳江との会談でメディアに対して、恐らく中国側も日中関係の現状に対して任せきりにできるとは思っていないので、張徳江との会談を用意したのだ、と指摘した。これは中共中央政治局常委のメンバーが始めて安倍政府(日本の執政党である自民党)の要職と会見するものだ。日本の媒体は、高村は会談上で再度、日本の首相安倍晋三(Shinzo Abe)が、11月にAPECが北京で開かれる機会に乗じて、日中首脳会談を行いたい意向を伝えた。2012年12月、安倍政府が成立して以来、日中は未だ首脳会談を行っていない。高村は、今回の訪問が悪化した双方の関係を修復する助けになる事を希望している。

中日友好協会会長、全国務委員唐家璇は4日高村一行と会見した。4日の会談中、高村は現在日中関係の局面は“戦術的互損関係”と呼ばれており、二国の関係を“戦略的互恵”に回復したいと希望している。ある評論によれば、高村のこの訪中は、中国の高級幹部との会見を頼りに中日関係を打開し、改善の窓口とする為であり、更に、両国首脳会談の可能性を捜すためだ。関係者が事前に明かしたところでは、高村のこの訪問は“中国国家主席習近平等要人と会談を行うことを模索する事だ”。

共同社は3日、中国は釣魚島の問題により継続して安倍を非難しているが、今回、中国側はどの等級の官僚を会談に出して来るのかが焦点となっていた。高村は中日首脳交流の再開を希望しており、習近平も視野に入れた、“適当な人物”との会談を希望していたが、習近平が接見できる保証はなかった、と報じた。

多数の日中関係の事情通は、習近平が会見に応じる可能性は低いと考えていた。中国側は依然として、もし、日本が釣魚島に主権問題が存在し、並びに問題を棚上げにする事を承知しなければ、首脳会談に同意しないと言う態度を堅持している。共同社は、中国側は現在、人民政治協商会議主席、党内序列第4位の兪正声が代わりに会見するかを検討している。7名からなる中央政治局常委の一員なら、日本政府の消息筋は、“もし兪正声が出てくれば、高村の面子は保たれる”と考えている、と報じている。共同社の説によれば、中共党内四位の兪正声と会見ができれば、面子が保たれる。こうして、中国側は日本の面子を保つために、5日、中共党内序列三位の張徳江が高村と会見することとなった。

“もし、我々のために相応の等級の人物との面会を勝ち取るのに助けてくれたら、非常に感謝するよ”、高村は4月9日、訪日した胡耀邦の子の胡徳平と自民党総部会で会談した時、自身が今回の訪中に関する希望を伝えた。高村が自分を通して習近平にその旨を伝えさせたいと考えているようなので、胡徳平は訪中が成功することをお祈りします、と答えた。

日本の報道によれば、最も実現が難しい習近平との会談を希望しているので、高村は2010年から連続3年、主席となった習との会談が成就していないという“業績”を保有している。今回の訪中も3月、中国側より提案された。日中関係に詳しい自民党の消息筋の予測によれば、“二人の積み重ねてきた信頼関係から見れば、会談の機会はあるはずだ”と称した。」(「蘋果論壇」『李小林警告安倍应顾中日关系大局』2014年05月05日16:31)

習近平や李克強に会えなかったのであれば、日本の国益と言う事を考えると、張徳江は微妙、本当は、序列六位の王岐山が良かったと思います。王岐山は、現在、習近平が進めている腐敗撲滅運動で、協力している人物で媒体への露出も多く、江沢民・太子党の両方に人脈があります。張徳江よりも、実は力があるのではないかと思っています。まあ、私個人の意見ですが。



ところで、人民大会堂の「代表庁(※各省・直轄市・自治区・特別行政区には、福建庁・安徽庁・上海庁等、均しくその名称の庁室がある。)」には、それぞれの土地に関係のある題材で描かれた壁画が掛けられています。

高村氏や山口氏の会談した部屋に掛けられていたのは、「万里の長城」を題材にした壁画で、しかも、降水量の多い地域の「長城」です。台湾の報道では、この壁画の題材を、中国の抜刀隊500名が、日本軍3000名を斬り殺し勝利した「喜峰口」である、と報じています。

・長城戦役
ここで少し、中国の近代史のお温習いです。

昭和6年(1931年)9月18日、満州の奉天(瀋陽)柳条湖付近で、南満州鉄道の線路が爆破され、「柳条溝事件」(「918事件」)が勃発。中国軍によって満鉄本線が破壊され、交戦中と伝えられました。これがきっかけとなり、11月から翌昭和7年2月までに、チチハル・錦州・ハルビンなどにも戦線が広がり、事件は「満州事変」へと拡大。

「これにより、満州は国民党政府の統治の及ばない地域となった。昭和7年(1932年)3月、清朝の前宣統帝 溥儀(ふぎ)を迎えて満州国を創立した。満州国に対しては、国民党の秘密工作が行われ、満州国民の間に絶えず反抗運動が続けられた。満州国の治安を確保するためには地続きの熱河省(河北省・遼寧省・内蒙古の一部)を占領する必要があり、これを補給するためには長城内地帯に輸送路を必要とするので、昭和8年(1933年)に華北に軍をすすめることとなった。」(貝塚茂樹著『中国の歴史』より)

「(昭和8年)1月、日本軍は山海関(長城の東端、山海関の西を関内、東を関東と称した)を越えると、熱河に攻め込んだ。3月4日、日本軍は承徳を占領、続いて長城の各要害の地に対して攻撃を開始した。対する中国側は、華北地方の部隊を主力とする20余万の軍勢が、日本軍に対して80日余りの抵抗を繰り広げた。

長城東の要害の場所では、3月の始めから月末まで、中国軍と日本軍との間で、激烈な争奪戦が繰り広げられた。3月9日、日本軍は喜峰口(?病河峡谷、唐山市と承徳市の間)を奪取。国民革命軍第29軍の第37師団第109旅団 旅団長 趙登禹 所属の団長 王長海は、抜刀隊(大刀隊)を率いて、夜、日本軍を襲撃し、喜峰口を奪還した。抜刀隊の生存者は二十数名だった。3月11日、地元猟師の手引きにより、趙登禹は抜刀隊を率いて左翼から日本軍騎兵隊の陣営を襲撃し、第113旅団 旅団長 ?稲沢光(とうたくこう)は抜刀隊を率いて右翼から砲兵陣地を襲撃した。東は鉄門関(山海関)を出て、西に潘家口を過ぎ、山間の小道を迂回して日本軍の後方を包囲し、数千を殺し大勝した。但し、日本側の資料に因れば、死者数名、負傷者20名未満。

「918事件」以来、国民党軍は連戦連敗だったが、喜峰口の大勝は、全国人民の抗戦の心を奮い立たせた。古北口(潮河峡谷、北京市密雲県)・独石口・冷口も、激戦を繰り広げ、粘り強い守備に努めた。

日本軍は承徳方面から第31・第8連隊を送り、並びに、騎兵隊・装甲車10余輌、飛行機20機、蒙古・朝鮮連合軍の総兵力1万余名の軍勢で、長城 羅文峪(らぶんよく)に進撃した。3月17日から19日、中国側は第29軍配下の二軍及び、第37師団所属の一隊、第38師団所属の一隊を含む6000の兵で、羅文峪一帯の長城で迎え撃った。血戦三日、29軍は日本軍3000余りを斬って日本軍を撃退し、死傷者1700余名を出しながらも羅文峪を守った。一方、日本軍は灤東(らんとう)に向かって突破口を開き、4月7日再び喜峰口を攻め、4月13日、29軍は撤退した。

5月下旬、日本軍は絶え間なく増兵し、長城の抗戦部隊は腹背に敵を受け、撤退を余儀なくされた。国民党当局は遂に5月31日、日本と《塘沽協定(とうこきょうてい)》を結び、事実上満州国を承認し、同時に、長城以南の華北の広大な地域は、非軍事区となり、中国は進駐する事はできず、日本軍は出入り自由となった。

長城の抗戦は、中国の多くの官兵が侵略に反抗する為に、高尚な抗戦の情熱と頑強な抵抗能力を備えている事を示している。主権を失い国を辱めた売国条約《塘沽協定》の締結は、なお一層、全国人民の抗日救国運動の高まりを呼び起こした。」(「金羊網」『長城戦役・意義:長城の抗戦 国を挙げて奮い立つ』2005-08-17 15:44:35、他)

山海関は、燕山山脈の背に沿って、海に面して修築されている。燕山山脈の麓には、灤河(らんが)、潮白河等が流れ、その流れに従って、喜峰口や古北口等の交通の要道・険しい関門が造られている。燕山の麓は、河北省でも雨の多い地域で、年間降水量は700mm前後、落葉広葉樹林と針葉樹・赤松等の混成する地域です。



さて、高村氏や山口氏が通された部屋に掛けられている「万里の長城」の壁画が、「長城戦役」の古戦場を題材にした物だとすると、日本人を酷く侮辱している事になります。過去の一時期、不幸な歴史があったとしても、中国人の民族感情がどうだとしても、それは日本の固有の領土とは別の話です。

日中友好とは、中国にとって都合の良い、と言う事ではないはずですし、中国の言いなりになることでも、無闇に謝罪することでもありません。だいたい、抗日戦争を題材とした部屋に通し、その様子をメディアに公開報道させる事自体、甚だしく無礼な扱いであると思います。

安倍・習近平会談は実現すると思います。しかし、何をされるかわかったものではありません。


これはネット上に拡散されている画像ですが、これが問題なのは、山口氏が習近平氏に頭を垂れている事ではなく、中国で中国軍が日本人を斬り殺したと伝えられている「喜峰口」の壁画の前で、日本の議員が中国国家主席に頭を下げている事が問題なのです。

高村氏の張徳江に対する態度は、山口氏とは雲泥の差でした。しかし、気をつけなければならないのは、中共内部で政権争いが起きているときには、歴史問題や尖閣問題で酷い難癖を付けられる可能性が高くなる事です。日本を押さえつけているという態度を示す事で、自身の権威を示すのです。

恐らく、中国側は11月の会談を決めているとは思いますが、安倍首相が北京に行ったときにこの部屋に通されるのは、何としても避けて頂きたいと思います。また、尖閣には問題はありませんし、問題が無い以上、棚上げ論もありません。棚上げ論を棚上げにするか、いっそ、この問題は、お互い話す必要は無い、と言い切って頂きたいと思います。それが、理想です。