xina-shinのぷちレビュー?

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アウトブレイク

2004年12月19日 | Weblog
今日借りていたレンタルDVDを返す為に車で移動中、NHKスペシャル『SARSと戦った男』再放送を見ました。



皆さんはアウトブレイクという言葉はご存知でしょうか。有名なのはダスティン・ホフマン、レネ・ルッソが出演した映画『アウトブレイク』によるものでしょう。この作品はエボラ出血熱を題材にしたものでしたが、言葉の意味としては「爆発的な広がり」というような意味合いになるようです。世界の一部で発生した正体不明の病気が全世界に爆発的に広がる脅威のことを差しています。



一般的に今恐い病気だと言われているのはエイズですが、この病気はまだまだ甘いようです。上には上がいるようで先ほど挙げたエボラ出血熱などは致死率も高く治療法もありません。



この番組では新型肺炎SARS(サーズ)発生当初から関わり、殉職したイタリア人医師のことについて特集していました。彼がいなければSRASはまさにアウトブレイクしていたかもしれなかったようです。

SRASに関してはニュースで聞いたぐらいの知識しかなくどこか他人事でしたが、イタリア人医師の事を番組で知るうちに涙が溢れてきました。

国家やWHOのしがらみの中で自分に出来うることを行い、奥さんと子供二人を残して逝ってしまった医師に対し、改めて哀悼の意を捧げたいと思います。



今年に入ってからは鳥インフルエンザが騒がれるように毎年のように恐ろしい病気が発見されています。これらの病気は病気が突然発生したのではなく、森林開発などにより今までヒトが踏み込まなかった土地に進出し、その土地の風土病が現代の交通網により広がり、結果全人類が危機にさらされているからなのです。

逝ってしまった彼のように日々こういった目に見えない敵と戦ってくれている医師達に、今日ぐらいは感謝したいと思います。




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1 コメント

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Unknown (翔子)
2004-12-26 00:21:14
お久しぶりです。

アウトブレイク、劇場で観ましたが、しばらく恐ろしくて席を立てず、でも早く子どもの顔を見たくて・・とっても不安になったことを

覚えています。NHKスペシャル、この番組再放送期待してます。いい記事をありがとうございます。

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