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『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』劇場にて

2007年12月24日 | cinema-japan


三連休中日、日曜日の夜、レイトショーで『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』を見てきました。


出演は『姑獲鳥(うぶめ)の夏』に引き続き「堤真一」「阿部寛」「田中麗奈」「宮迫博之」、そして入れ替えで「椎名桔平」など


戦後間もない東京で少女連続殺人事件が発生していた。そんななか元人気女優『柚木陽子(黒木瞳)』の娘、『加菜子(寺島咲)』の行方が分からなくなっていた。遺産相続にまつわる陰謀に巻き込まれたのでは、と考えた『陽子』は『榎木津礼二郎(阿部寛)』に娘の捜索を依頼する。
一方『関口巽(椎名桔平)』と『中禅寺敦子(田中麗奈)』は編集者『鳥口守彦(マギー)』と共に不幸をハコに閉じ込めるという教団について調べていた…


京極夏彦氏が公式サイト等で原作とは全く違う新しい『魍魎の匣』と云っていますが、なるほどと納得できる内容でした。
原作を読んだことの無いほうが、素直に作品に入り込めると思います。かえって原作のイメージを知っているとそれを払拭する必要があるのでマイナス評価につながるかもしれませんね。

監督が1作目『姑獲鳥の夏』「実相寺昭雄」から「原田眞人」に変わっての第二作ということで、作風が180度変わりました。1作目が原作の怪しいイメージを生かそうとして失敗してしまったのとは対照的に、本作では原作を一度分解し映画として再構成したらこうなったという感じです。ただしその代償として怪しい雰囲気はあまり感じられない作品になっています。映画としての完成度は格段の差があるかも。

本来の主人公は『中禅寺秋彦=京極堂』ですが、各キャラの個性がちゃんと描かれているので逆に少し影が薄くなってしまってます。
物語としてはやはりあれだけのボリュームを二時間という枠にはめるには厳しかったかな、という気がしました。それぞれのエピソードの掘り下げが浅くなったため、後半収束していく時に観客が置き去りになってしまっている感が無きにしも非ず、です。


評価 星 さんてん ご


P.S.
この冬『田中麗奈』が出まくりなイメージがあります。


公式サイトはこちらから

魍魎の匣@映画生活

姑獲鳥の夏 (2005) - goo 映画姑獲鳥の夏 (2005) - goo 映画


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ミチ)
2007-12-25 23:01:33
一作目とガラッと作風が変わりましたね~。
それと共に各キャラクターも少々明るくなったような。
描き分けが出来ていたせいか、主人公(だと思っていた)京極堂の存在感が薄かったかも。
逆に榎木津は出番が増えてました。
原作への思い入れによって受け入れる、受け入れられないの差が大きいみたいですね。
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2007-12-28 02:30:05
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