Intermission

古装劇場 別館

「ロボット」完全版

2012年06月11日 20時35分28秒 | 映画
 意外にあっさり公開してくれた完全版。しかし上映はたった2週間だというので、あわてて見に行った。渋谷の映画館のチケット売り場がすっかり「ロボット」仕様になっていて、ちょっと感動。

 すべてのミュージカルシーンを堪能できただけでなく、カットされていたシーンがすべて復活されると、やはり物語が分かりやすくなっていた。あまり日をおかずに見ても、やっぱり面白い。満足。

 期待のマチュ・ピチュでのミュージカルシーン。実は、ここだけ唯一、カットしても全然困らないねと思った箇所だったりする。そして歌詞が「キリマンジャロ♪ モヘンジョダロ♪」。背景のマチュ・ピチュが、リャマやアルパカが、壮大な無駄に思えてくるのだが。いやいや、無駄こそ贅沢。なんという贅沢な映画なんだ、これは!と素直に感動しよう。 

 ヒロイン・サナ(アイシュワリヤ・ライ)の誕生日パーティーに向かうシーンで、ロボット・チッティ(ラジニカーント)は、自分を造ったバシーガラン博士(ラジニカーント2役)を運転手にして車に乗り込むが、この時、チッティは何やら聞き覚えのある歌を口ずさむ。「ジーンズ~世界は二人のために」でアイシュが世界各国の世界遺産をバックに踊りまくったあのミュージカルソングだ。ラジニのための映画のようで、実はアイシュのこともちゃんとリスペクトしているのかな。この2本の映画だけで、アイシュはインド映画史上、もっとも贅沢なロケ地でダンスをした人物となっているんじゃないだろうか。

 上映中、「Intermisshon」の文字が出てこなかったのが、不思議。短縮版の時はあったのに。上映時間は177分。

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