極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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文明人のふりをするトップ達

2022-12-23 11:34:43 | 日記

 昨今はウクライナへのパトリオット・ミサイル供与・配備(1セットのみで、ロシアに対する、インパクトが大きいシンボル的なものでしょう。)の話題が多いようです。

 ロイター電では、ロシアのプーチン大統領は12月22日、米国がウクライナへの初供与を決めた地上配備型迎撃ミサイル・パトリオットについて古いシステムだ。対抗手段は見つかるものだと述べ、ウクライナ軍も保有するロシア製地対空ミサイルS300を引き合いに出し、パトリオットはS300のようには機能しないとも主張し、対抗姿勢を鮮明にしています。

 パトリオットの実情(航空機の場合、最大射程は160kmですが、有効射程は20Km~50km程度が命中率が高いようです。)はロシアのS-300~S-400の中間位でS-400に比べたら、かなり旧式で劣るのは事実で、実戦用ではなく、非戦術・戦略的抑止力用とも言えそうです。

 米国はパトリオット・ミサイルの最大生産規模は、年間150発程度と発表しています。トルコは過去、巨額の配備費用がかかるパトリオットかS-400かの選択でS-400を即断、選定しました、軍事的には賢い判断であることは間違いないとの専門家の意見が多いようです。

 昨今、ウクライナにホークミサイル配備を供与を予定していましたが、あまりにも旧式で使い物にならないために中止したとも言われています。パトリオットの概要、Noah Shachtman氏の戦争と兵器特集・2003年3月25日を最後に記しています。

 

 ウクライナ侵攻については終結へ向けて我々は努力する。早ければ早いほど良いと語っています。停戦を阻止する英米・・・金欠に苦しむウクライナ、戦いを止めなければ資金援助します、止めたら援助しません!四面楚歌のウクライナ! 英米にとっての駒とは、自分の手中にあって、意志のままに動かせる人や物・・・日本で絶対に報道されない超強度の薬物中毒が英米にとって最大のリスクと言われています。

 ロシアは同じ民族に軍事力を使うのを現在も躊躇しているロシア、私達は本当の大義は何処にあるかを見極める必要があると思います。もう、ウクライナでの戦闘は戦いの様相を呈していないようで、そもそも、ウクライナ軍は5月位に壊滅、存在していません。勝敗は既についていることを世界は知っています。

 正確な情報分析と言われる、JBpress・・・私達は可笑しなメディア、御用専門家等の情報を鵜吞みしているように思います。

リンク先→ 米国で報告された意外な事実、ロシアの高性能ミサイル製造ペースは今も衰えず ウクライナへのミサイル攻撃の主力「Kh-101」の製造状況が明らかに(1/4) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)

 世界は支配者により嘘、策略、罠に溢れています。多くの人達はこれらを信じ、生きていることがわかります。米国大統領選挙、新型コロナウイルス、ワクチン・・・特にウクライナ問題で明白に分かってきたと思います。一部には真相を知っていても利権、私欲等を失いたくないため、口にしない人達も多いようです。

 昨今で、大きな衝撃は世界に民主主義は存在していなかったという事実です。民主主義国家でもない〇〇ライナの〇〇ンスキー大統領が民主主義を多用していますが呆れるばかりです。多くの先進国では票の操作が行われている事実が分かってしまいましたが、多くの人達は口を噤んでいます、これらに疑問を持つと影響力のある人たちは不審死の影が付きまとい、本人だけでなく家族等にも及ぶとも言われています。

 世界でも稀な天皇制を有し、長い歴史、恵まれた自然、性善説等を有するとも言われる、本当に素晴らしい日本を守るためにも、私達は思考停止してはならないと思います。日本の近代の歴史を紐解くと多くの名も無き先人たちが礎になっています。日本は礎になる価値がある素晴らしい国であることは間違いないと思います。

 

*****著作権等が制限されない動画の紹介です。*****

以下動画は、FAVBOXさんの動画で、多くの人達に見てもらいたい動画です。動画の内容は私達が知りえる情報とは大きく違います。

FAVBOXさんの動画により多くの人達の思考が大きく変わってほしいものです。このような動画を作成され、公開されていることにFAVBOXさんに感謝します。本当に欧米=善、ロシア=悪であるか・・・本来の文明人である証を、今、示さなければ世界・日本の未来は無いでしょう。

FAVBOXさんのリンク先 ↓

FABVOX

 

 

 

 

 

 

 

 

戦争と兵器特集・2003年3月25日

Noah Shachtman

第1次湾岸戦争のパトリオットミサイルシステムは、1991年当時はひどい大根役者だったこのミサイルシステムが、2003年の今、その才能を開花させられるかどうかははっきりしない。

グローバルセキュリティー・サイト 責任者ジョン・パイク談

第二次湾岸戦争に突入した翌日の20日(現地時間)、米軍はパトリオットがクウェート領内の米軍の駐留地をねらったイラクのミサイル2発の迎撃に成功したと発表している。

だがパトリオットに関するこのような発表は以前にも出されてきた。初めてパトリオットが使用されたとき、米国は100%の命中率でイラクのスカッドミサイルを撃墜したと発表した。しかし、この数字の信憑性は、2002年にサダム・フセイン大統領が満場一致で再選を果たしたという選挙結果と同程度でしかないことが明らかになった。

米軍は現在、サウジアラビアでは70%の撃墜率、イスラエルでは40%の撃墜率だと主張している。しかし2001年、ウィリアム・コーエン国防長官(当時)は記者団に対し、湾岸戦争当時、パトリオット・システムは機能しなかったとしかいいようがないと語った。

当初のパトリオットが完全な成功とはいかなかったのは、驚くことではない。

パトリオットはミサイルの迎撃用に設計されたのではない。ミサイルよりもかなり飛行速度の遅い航空機の攻撃用に作られたのだ」と防衛情報センターの研究員・ビクトリア・サムソン氏は語る。

旧型のパトリオットは、直接標的に命中するのではなく、敵ミサイルの近くで爆風破片弾頭を爆破させるというものだった。

最初のパトリオットを改良した、能力向上型パトリオット・フェーズ2 誘導向上ミサイル・プラス(Patriot Advanced Capability Phase 2 Guided Enhanced Missile Plus:PAC-2 GEM+)は現在イスラエル、日本、オランダなどに配備されている。同じ手法に頼っているが、ソフトウェア、レーダーなどが改良され、精度が向上している。

最新式のPAC-3は、全く別物になっている。これは、防衛用語でいう体当たりによる破壊(hit-to-kill)の方式であり、標的に正確に命中することを意味し、そばで爆発する方式とは異なる。このミサイルの操縦にはロケット・モーターが使われ、この点でも小さな翼に頼っていた旧型とは異なっている。各ミサイルはレーダーを搭載し、飛行しながら標的の位置を判断する。

PAC-2はほぼ完全に、地上のレーダーのみに頼るしかない。標的が小住宅程度の大きさならそれでもいい。しかし、ごみ箱程度の大きさのものをねらい撃つとしたら大変なはずだ。

サムソン氏の推定によると、このシステムは、1基当たり約350万ドルかかるミサイル本体よりもはるかに高額だという。PAC-3の砲台には16発のミサイルを装填する発射装置を最大8基搭載可能、その他に管制ステーション、レーダー装置、動力装置、整備センター、アンテナ配列が搭載されている。これらすべては1台のトレーラーでまとめて輸送される。

米レイセオン社――パトリオット・システムの構築を主に受け持った防衛機器メーカーによると、このシステムは次のように機能する。

MPQ-53フェーズド・アレイ・レーダーは、重なり合うペンシル・ビームを射出し、空域を自動的にスキャンして接近中のミサイルを探知する。ミサイルが見つかったら、その情報はケーブルを介してMSQ-104射撃管制ステーションに転送される。MSQ-104はパトリオットのシステムで唯一の有人の部分だ。

標的を確認したら、ステーション内に3人いるオペレーターの1人がVHF無線または光ファイバー回線で発射命令を送信する。ミサイルは地上レーダーから初期の誘導を受信する。続いて、自ら標的にロックし、標的に接近する。

素晴らしいシステムのように思える・・・理論的には。しかし実際のところ、PAC-3の性能は、ひいき目に見ても疑わしいという評価が精いっぱいだ。

初期の開発段階における実験は成功した。パトリオットは11回のうち10回、標的に命中した。

しかし、より実戦に近いテストでは、それほどうまく機能せず、7回の試射でわずか2回の撃墜にとどまった。

米国防総省の独自の兵器実験プログラムを1994年から2001年まで指揮していたフィリップ・コイル氏は、当方のテストでは、システムは機能するとはいえなかった。陸軍試験査定部(Army Test and Evaluation Command)でも結果は同じだった」と述べた。

イラクの兵器庫に保管されているスカッド・ミサイルやアル・サムード・ミサイルなどの兵器に対して、パトリオット・ミサイルが試されたことは1度もない。こうした兵器の迎撃は、今後数年間に予定されている23回のPAC-3のテストで実施されるかもしれない。

米軍にPAC-3のテスト記録に関するコメントを繰り返し求めたが、回答は得られなかった。レイセオン社によると、コイル氏らはテストの目的を理解していないという。

われわれがテストしているのはシステム全体であって、最終的に標的を撃墜できるかどうかだけを試しているのではない。戦闘の大詰めがミサイル迎撃になるとはかぎらないとレイセオン社は付け加えた。

しかし、イラクは兵器の実験場ではない。実戦では、撃墜が唯一の成功の判断基準になるだろう。

 

1991年(平成3年)2月25日。湾岸戦争当時、サウジアラビアの米国軍兵舎がイラク軍のスカッドミサイルにより攻撃を受け破壊された。死者28名の他、100名の重軽傷者が出る被害となった。

イラクのスカッドミサイル攻撃に対し、米国側はペトリオットミサイルによるミサイル撃墜防御態勢取っていた。

しかし、そのペトリオトミサイルがスカッドミサイルを追跡・阻止できなかった。 

原因 は、コンピュータの丸め誤差。時刻をコンピュータの内部時計から算出するため、起動後からの経過時間が長ければ長いほど、実際の時刻からのずれが大きくなってしまう。

事件当時、コンピュータの起動から 100 時間が経過しており、その時のずれは約 0.3 秒、スカッドミサイルは、その時間内に約 500m 移動できる程度にまで広がっていた。

 その時点で、イラクのスカッドミサイルが米国軍の兵舎に向かって発射されたため、兵舎に辿り着く前に打ち落とすべく、ペトリオットミサイルを発射した。だが、ペトリオットミサイルのコンピュータが予測した空域にスカッドミサイルは現れず、追撃に失敗し、兵舎が攻撃された。 

対策として、アラバマ州ハンツビルのペトリオット・プロジェクト・オフィスでソフトの改善が何度も行われた。その後も検査が行われた。 

ペトリオットは、湾岸戦争以前にスカッドミサイルに対する防御として利用されておらず、また長時間継続して使用するつもりではなかった。

この事故の2週間前にイスラエルからのデータにより、8時間以上継続して使用すると、精度が低下することが分かり、ソフトの改善を行った。

また、長時間継続使用しないこと、改善されたソフトが送付されることを知らせた。しかし、幹部は100時間もの長時間の継続した使用を予想していなかったので、長時間というのがはっきりと「何時間」という形で示されてはいなかった。システムを再起動させることにより、長時間継続使用による誤差の発生は防ぐことができたとも言われている。しかし、再起動は約60秒から90秒を要する。戦争の恐怖の中、たとえ60秒でもミサイルを検知する装置を止めるのは、不安であるはずだ。

全ての情報が正しく伝わっており、100時間も連続使用していた場合、防御システムは役に立たない状態になっている。と、いう事が分かっていれば、再起動は行われたであろう。また、再起動さえ行われていれば、この事故が防げた可能性もある。

後日談 改善されたソフトは事故の翌日に現地に到着。その後もデザート・ストームでの経験やデータを使って何度も改善が行われた。1991年6月から1992年1月には各種検査が行われた。 

この、湾岸戦争で使用されたペトリオットミサイルは、PAC-2と呼ばれるものだった。迎撃率は、アメリカ軍の発表によればサウジアラビアで70%、イスラエルで40%である。しかし、実際にはこれよりも低い確率だったのではないかと見られている。

湾岸戦争で実践投入された結果から、不具合を修正しハード・ソフト両面に改良を加えたものが、QRPと呼ばれるミサイルシステムである。

一方、日本が現在導入し配備しているミサイルは、さらに進化したPAC-3と呼ばれるシステムである。(正しくはPAC-3/Config.3形態)在日米軍もこれを配備している。

 


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