極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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ロシア特別作戦開始前・国民向け演説全文、ウクライナ問題お勧め動画!

2022-06-04 10:07:28 | プーチン大統領演説等

フェイクニュースの新型コロナウイルス、ウクライナ問題ニュースを垂れ流す欧米、日本のメディア、以下に勧め動画を紹介します。何かの参考になるかも知れません、リンクも張っておきます。

最後に2月24日のロシアの特別作戦開始前のロシア国民向け演説全文を載せておきます。この演説は世界を知り尽くしたKGB出身のプーチン大統領演説です。この演説内容から、ロシアの心の寄り処・ロシア正教(進化論で無く創造論)を旨とする、ロシア性善説の演説内容であると思います。不思議と日本人も性善説です。日ロ両国民は性悪説の欧米と全く違うと思います。今日、欧米が日ロ間に楔を打ち込まれた状態で、私達は何故、日ロ間に問題を生じているかの本質を自分なりに学ぶ必要があると思います。

このままG7・NATO等がウクライナに武器援助をエスカレート・・・どこかで断ち切り、停戦等にならなければ世界大戦、核戦争に向かうと思います。先ずは停戦、裏でこの停戦を望まない米英・NATO・日本・・・

ネフィリムの流れを汲む雲上人、その僕達はグローバル化・世界統一政府を目前に控え、どうしてもこの策に反対するロシアの存在は許せなかったでしょう。

レーニンの緩やかな世界革命に対し、トロッキーは過激な革命を目指しますが、負けてしまいますが、その思想が米国のその僕(支配層)に受け継がれ、今日の米国民主党の一部が筋金入りの共産・社会主義者となっていると言われています。米国で2017年3月20日に亡くなったロックフェラーを始め、私達からすれば信じられないですが民主党政権内の一部は僕であり、筋金入りの共産・社会主義者でグローバル化のもと世界統一政府を目指していると言われています。

ウクライナを支援すると言うことは、共産・社会主義・・・グローバル、世界統一政府を支持することになるでしょう。世界の多くの国はこの事実を知っており、世界から見たらウクライナ支援国家が少ない主因の一つだと思います。

ウクライナの戦いは、「共産・社会主義・世界統一政府、ウクライナ VS 反グローバル・反世界統一政府、歴史・民族・文化・主義主張を尊重、ロシア」とも言えそうです。

世界統一政府・・・デジタル化等された徹底管理社会を目指しており、私達が考えるような社会では無いでしょう。日本の天皇制、歴史、民族、文化、主義主張等を否定するようなグローバル化・世界統一政府は日本には相容れない世界だと思います。

 

世界でグローバル化、世界統一政府に反対の国はロシア、中国、インド、ブラジル、北朝鮮、イラン等々だと言われていますが、ロシアは2007年に世界に反グローバルを公言しました。

これらの国々に共通しているのは、夫々(それぞれ)の国が民族、歴史、文化、主義主張が違っても尊重する世界です。これは元トランプ大統領が掲げていた自国ファーストで、反グローバルです。

先ず、反グローバル核超大国、邪魔者のロシア、地球上に残された広大な土地、資源を有するロシアを潰すためには、ウクライナの戦いが終わってもあらゆる手段を用いて潰す策を講じるでしょう。更に中国、北朝鮮、イランに対しても同様の潰す策を講じるでしょう。今回、ウクライナ問題でもロシアを誘い込む手法を取ったと思います。ロシア側からしたら3兄弟でもあるベラルーシ、ウクライナ、ロシアは同族等でもあり極めて仲が良かったスラブの国でした。ソ連崩壊後入ってきた、今日のウクライナの主でもあるジョージソロスの策でウクライナからスラブ人を追い出しネオナチを入れ、世界最大規模の生物・化学兵器研究所、製造所を作り、米英・NATOの高官が従事、新型コロナウイルスにも関わり、米国、NATO等を介しロシアとの対立を作り、ロシアを誘い込むと言う理不尽な策が行われていました。

ロシアにとって苦渋の戦争の選択だったでしょう。如何にNATOが世界の平和を乱す組織であるか、過去の東欧の紛争等を調べれば明白で、これらの事実は誰でも分かります。私達は旧ソ連≠ロシアで無いこと、NATOはソ連崩壊後、ロシアとの約束が反故にされ、何故解体されなかったかを理解する必要がありそうです。

ソ連崩壊後、プーチン大統領はKGBの膨大な情報を引き継いでおり、ソ連崩壊後のグローバル化、G7・NATOの対ロシア戦略を見抜いていたと思います、何よりの証拠は多くの核兵器をロシア側が引き継いだことです!今日のロシアのICBMは全て水爆で強力な核兵器です。(一説では、ソ連崩壊後、数十発は北朝鮮に渡されたと言われ、ICBM本体の一部は第三者の助言で〇本も手に入れたと言われています。)

ロシアの安全保障に直結するNATO拡大問題、2014年以降のウクライナ側(ゼレンスキー大統領は黙視、政権、有力者の多くは米国、イスラエル等の2、3重国籍者が占めています。)、ロシアの国連、人権団体に対する幾多の虐殺防止要望等の無視、結果14、000人の親ロシア系住民の虐殺・・・やはり戦いに全く大義が無いとは言えないでしょう。これらの事実は、ロシア政府と国民は欧米、日本と違い情報の一部を共有等しており、これらの事実は細部までロシア国民が理解していると思います。如何に欧米の報道がフェイク等であったかが分かります。これらの事実は素人の誰でも検証できます。

欧米のフェイクニュースが如何に多いか・・・5月5日、イタリアのマリオ・ドラギ首相が、EU諸国の多くはロシアが提案した、ルーブル口座を開設するやり方で、ロシアの天然ガスの輸入を続けていると、アメリカで開かれた会見で発言、物議を醸しています。米国は統計資料等から穀物肥料等々は堂々とロシアから輸入していると言われ、他国、メディア等に対しては問答無用の策を取っていると言われています。特にドイツは賢く、これらの策を見抜いていると言われ、常に世界のメディア等から叩かれています。

ロシア側のニュースを断片的に見ると、概ねロシア国民はグローバル化・世界統一政府の事は情報が共有、一部開示され、新型コロナウイルス同様知っているようです。ウクライナの戦いでもロシア国民の結束は高く、最近はプーチン大統領の支持は数パーセント上昇しているようです。

民間の世論調査機関、レバダセンターが3月24日~30日、ロシア国内の18才以上の1632人に対面調査、プーチン大統領の活動を支持すると答えた人は83%に上り、支持しないと答えた15%を大幅に上回っていますし、昨今も同様の支持を受けています。欧米のフェイク・プロパガンダはロシアでは通用しないでしょう。

今日のウクライナの主でもあるジョージ・ソロスは次の紛争シナリオはウクライナ→台湾が準備されていると公言しています。激動する世界に日本は目先の策に釣られ、乗ってはならないと思います。新型コロナウイルス、ウクライナ戦争の胴元は同一人物等であり、旧約聖書の「ヒビ人の話」、孫子の兵法を忘れてはならないと思います。

 

リンク先

未来ネット研究所

 

 

リンク先

https://www.youtube.com/channel/UC2kmAJVx75W3ZYm98-yg5gQ

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https://www.youtube.com/c/幸福実現党

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https://www.youtube.com/channel/UCGmvo1N4nbHXTlH--DVXOjw

 

 

 

 

https://www.youtube.com/channel/UCMeULnWVsuBMo2MpEZs7AHw

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https://www.youtube.com/c/THE侍タイムス

2007年年2月10日、ドイツのミュンヘンで開かれた、第43回ミュンヘン国防政策国際会議・Munich Conference on Security Policyでプーチン大統領は西側諸国のリーダーたちを前に1時間14分にも及ぶスピーチを行いました。この演説は世界でも有名となり、今日の世界を的中させています。

動画はロシア語→英語→動画下のリンク先で日本語説明・解説があります。

2007年にプーチンが語った「ミュンヘン演説」での予言的中! サイキックレベルの予知能力に戦慄 (2017年2月22日) - エキサイトニュース

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2022年2月24日、ロシアはウクライナでの特別作戦を開始しますが侵攻直前、ロシアの国営テレビはプーチン大統領の国民向けの演説を放送しました。

全演説文

親愛なるロシア国民の皆さん、親愛なる友人の皆さん。

今日はドンバス(ウクライナ東部、ドネツク州とルガンスク州)で起きている悲劇的な事態、そしてロシアの重要な安全保障問題に改めて立ち返る必要があると思います。

まず、今年2月21日の演説で話したことから始めます。それは、私達の特別な懸念や不安を呼び起こすもので、毎年着実に西側諸国の無責任な政治家達が我が国に対し、露骨に無遠慮に作り出している、あの根源的な脅威のことです。
つまり、NATOの東方拡大、その軍備がロシア国境へ接近していることについてです。

この30年間、私達が粘り強く、忍耐強く、ヨーロッパにおける対等かつ不可分の安全保障の原則について、NATO主要諸国と合意を形成しようと試みてきたことは、広く知られています。
私達からの提案に対して、私達が常に直面してきたのは冷笑的な欺まんと嘘、もしくは圧力や恐喝の試みでした。

その間、NATOは、私達のあらゆる抗議や懸念にもかかわらず、絶えず拡大しています。軍事機構は動いています。
繰り返しますが、それはロシアの国境のすぐ近くまで迫っています。

何故、このようなことが起きているのか。
自分が優位であり、絶対的に正しく、なんでもしたい放題できるという、その厚かましい態度はどこから来ているのでしょうか。
私達の国益や至極当然な要求に対する、無配慮かつ軽蔑的な態度はどこから来ているのでしょうか。答えは明白、全ては簡単で明瞭です。

1980年代末、ソビエト連邦は弱体化、その後、完全に崩壊しました。
当時起きたことの一連の流れは、今でも私達にとってよい教訓となっています。
それは、権力や意志の麻痺というものが、完全なる退廃と忘却への第一歩であるということをはっきりと示しています。
当時、私達はしばらく自信を喪失し、あっという間に世界のパワーバランスが崩れました。

これにより、従来の条約や協定には、事実上、効力がないという事態になりました。
説得や懇願ではどうにもなりません。
覇権、権力者が気に入らないことは、古風で、時代遅れで、必要ないと言われます。

それと反対に、彼らが有益だと思うことは全て、最後の審判の真実かのように持ち上げられ、どんな代償を払ってでも、粗暴に、あらゆる手を使って押しつけてきます。
賛同しない者は、ひざを折られます。

私が今話しているのは、ロシアに限ったことではないし、懸念を感じているのは私達だけではありません。
これは国際関係のシステム全体、時にアメリカの同盟諸国にまでも関わってくるものです。
ソビエト連邦の崩壊後、事実上の世界の再分割が始まり、これまで培われてきた国際法の規範が、そのうち最も重要で基本的なものは、第二次世界大戦の結果採択され、その結果を定着させてきたものであるが、それが、みずからを冷戦の勝者であると宣言した者たちにとって邪魔になるようになってきました。

勿論、実務において、国際関係において、また、それを規定するルールにおいては、世界情勢やパワーバランスそのものの変化も考慮しなければなりませんでした。
しかしそれは、プロフェッショナルに、よどみなく、忍耐強く、そして全ての国の国益を考慮し、尊重し、みずからの責任を理解したうえで実行すべきでした。しかし、そうはいきませんでした。

あったのは絶対的な優位性と現代版専制主義からくる陶酔状態であり、さらに、一般教養のレベルの低さや、自分にとってだけ有益な解決策を準備し、採択し、押しつけてきた者たちの高慢さが背景にありました。

事態は違う方向へと展開し始めました。

例を挙げるのに遠くさかのぼる必要はありません。
先ず、国連安保理の承認なしに、ベオグラードに対する流血の軍事作戦を行い、ヨーロッパの中心で戦闘機やミサイルを使った。
数週間にわたり、民間の都市や生活インフラを、絶え間なく爆撃しました。

この事実を思い起こさなければなりません。というのも、西側には、あの出来事を思い出したがらない者達がいるからです。
私達がこのことに言及すると、彼らは国際法の規範について指摘するのではなく、そのような必要性があると思われる状況だったのだと指摘したがります。

その後、イラク、リビア、シリアの番が回ってきました。

リビアに対して軍事力を不法に使い、リビア問題に関する国連安保理のあらゆる決定を曲解した結果、国家は完全に崩壊し、国際テロリズムの巨大な温床が生まれ、国は人道的大惨事に見舞われ、いまだに止まらない長年にわたる内戦の沼にはまって行きました。
リビアだけでなく、この地域全体の数十万人、数百万人もの人々が陥った悲劇は、北アフリカや中東からヨーロッパへ難民の大規模流出を引き起こしました。

シリアにもまた、同じような運命が用意されていました。
シリア政府の同意と国連安保理の承認が無いまま、この国で西側の連合が行った軍事活動は、侵略、介入に他なりません。

ただ、中でも特別なのは、もちろん、これもまた何の法的根拠もなく行われたイラク侵攻です。
その口実とされたのは、イラクに大量破壊兵器が存在するという信頼性の高い情報をアメリカが持っているとされていることでした。
それを公の場で証明するために、アメリカの国務長官が全世界を前にして、白い粉が入った試験管を振って見せ、これこそがイラクで開発されている化学兵器だと断言しました。

後になって、それはすべて、デマであり、はったりであることが判明しました。
イラクに化学兵器など存在しませんでした。

信じがたい驚くべきことですが、事実は事実です。
国家の最上層で、国連の壇上からも、嘘をついていました。

その結果、大きな犠牲、破壊がもたらされ、テロリズムが一気に広がりました。
世界の多くの地域で、西側が自分の秩序を打ち立てようとやってきたところでは、殆どどこでも、結果として、流血の癒えない傷と、国際テロリズムと過激主義の温床が残されたという印象があります。

私が話したことはすべて、最もひどい例のいくつかであり、国際法を軽視した例はこの限りではありません。

 

NATOが1インチも東に拡大しないと我が国に約束したこともそうです。
繰り返しますが、騙されました。
俗に言う、見捨てられたということです。

確かに、政治とは汚れたものだとよく言われます。
そうかもしれないが、ここまでではありません。
ここまで汚くはありません。

これだけの、いかさま行為は、国際関係の原則に反するだけでなく、何よりもまず、一般的に認められている道徳と倫理の規範に反するものです。
正義と真実はどこにあるのだ?あるのはうそと偽善だけです。

ちなみに、アメリカの政治家、政治学者、ジャーナリスト達自身、ここ数年で、アメリカ国内で真の嘘の帝国ができあがっていると伝え、語っています。

これに同意しないわけにはいきません。
まさにその通りです。

しかし謙遜する必要はありません。
アメリカは依然として偉大な国であり、システムを作り出す大国です。
その衛星国は全て、おとなしく従順に言うことを聞き、どんなことにでも同調するだけではありません。
それどころか行動を真似し、提示されたルールを熱狂的に受け入れています。
だから、アメリカが自分のイメージどおりに形成した、いわゆる西側陣営全体が、まさに、うその帝国であると、確信を持って言えるのには、それなりの理由があるからです。

我が国について言えば、ソビエト連邦崩壊後、新生ロシアが先例のないほど胸襟を開き、アメリカや他の西側諸国と誠実に向き合う用意があることを示したにもかかわらず、事実上一方的に軍縮を進めるという条件のもと、彼らは我々を最後の一滴まで搾り切り、とどめを刺し、完全に壊滅させようとしました。

まさに90年代、2000年代初頭がそうで、いわゆる集団的西側諸国が最も積極的に、ロシア南部の分離主義者や傭兵集団を支援していた時です。
当時、最終的にコーカサス地方の国際テロリズムを断ち切るまでの間に、私達はどれだけの犠牲を払い、どれだけの損失を被ったことか。どれだけの試練を乗り越えなければならなかったか。

私たちはそれを覚えているし、決して忘れません。
実際のところ、つい最近まで、私達を自分の利益のために利用しようとする試み、私たちの伝統的な価値観を破壊しようとする試み、私達ロシア国民を内側からむしばむであろう偽りの価値観や、すでに彼らが自分たち側の国々に乱暴に植え付けている志向を私たちに押しつけようとする試みが続いていました。

それは、人間の本性そのものに反するゆえ、退廃と退化に直接つながるものです。
こんなことはありえないし、これまで誰も上手くいった試しがありません。
そして今も、成功しないでしょう。

色々あったものの、2021年12月、私達は、改めて、アメリカやその同盟諸国と、ヨーロッパの安全保障の原則とNATO不拡大について合意を成立させようと試みました。
すべては無駄でした。
アメリカの立場は変わりません。
彼らは、ロシアにとって極めて重要なこの問題について私達と合意する必要があるとは考えていません。
自国の目標を追い求め、私たちの国益を無視しています。

そして、もちろん、こうした状況下では、私たちは疑問を抱くことになります。
今後どうするべきか。何が起きるだろうかと。

私たちは、1940年から1941年初頭にかけて、ソビエト連邦がなんとか戦争を止めようとしていたこと、少なくとも戦争が始まるのを遅らせようとしていたことを歴史的によく知っています。
そのために、文字どおりギリギリまで潜在的な侵略者を挑発しないよう努め、避けられない攻撃を撃退するための準備に必要な、最も必須で明白な行動を実行に移さない、あるいは先延ばしにしました。

最後の最後で講じた措置は、すでに壊滅的なまでに時宜を逸したものでした。
その結果、1941年6月22日、宣戦布告なしに我が国を攻撃したナチス・ドイツの侵攻に、十分対応する準備ができていませんでした。
敵をくい止め、その後潰すことはできたが、その代償はとてつもなく大きかったです。
大祖国戦争を前に、侵略者に取り入ろうとしたことは、国民に大きな犠牲を強いる過ちでした。
最初の数か月の戦闘で、私たちは、戦略的に重要な広大な領土と数百万人の人々を失いました。

私達は同じ失敗を2度は繰り返さないし、その権利もありません。

世界覇権を求める者達は、公然と、平然と、そしてここを強調したいのだが、何の根拠もなく、私たちロシアを敵国と呼びます。
確かに彼らは現在、金融、科学技術、軍事において大きな力を有しています。
それを私達は知っているし、経済分野において常に私達に対して向けられている脅威を客観的に評価しています。
そしてまた、こうした厚かましい恒久的な恐喝に対抗する自国の力についても。

繰り返すが、私達はそうしたことを、幻想を抱くことなく、極めて現実的に見ています。

軍事分野に関しては、現代のロシアは、ソビエトが崩壊し、その国力の大半を失った後の今でも、世界で最大の核保有国の1つです。
そしてさらに、最新鋭兵器においても一定の優位性を有しています。
この点で、我が国への直接攻撃は、どんな潜在的な侵略者に対しても、壊滅と悲惨な結果をもたらすであろうことに、疑いの余地はありません。

また、防衛技術などのテクノロジーは急速に変化しています。
この分野における主導権は、今もこれからも、目まぐるしく変わっていくでしょう。

しかし、私達の国境に隣接する地域での軍事開発を許すならば、それは何十年も先まで、もしかしたら永遠に続くことになるかもしれないし、ロシアにとって増大し続ける、絶対に受け入れられない脅威を作り出すことになるでしょう。

すでに今、NATOが東に拡大するにつれ、我が国にとって状況は年を追うごとにどんどん悪化し、危険になってきています。
しかも、ここ数日、NATOの指導部は、みずからの軍備のロシア国境への接近を加速させ促進する必要があると明言しています。
言いかえれば、彼らは強硬化しています。

起きていることをただ傍観し続けることは、私達にはもはやできません。

私達からすれば、それは全く無責任な話です。
NATOが軍備をさらに拡大し、ウクライナの領土を軍事的に開発し始めることは、私達にとって受け入れがたいことです。

もちろん、問題はNATOの組織自体にあるのではありません。
それはアメリカの対外政策の道具に過ぎません。
問題なのは、私達と隣接する土地に、言っておくが、それは私達の歴史的領土だ、そこに、私達に敵対的な反ロシアが作られようとしていることです。
それは、完全に外からのコントロール下に置かれ、NATO諸国の軍によって強化され、最新の武器が次々と供給されています。

アメリカとその同盟諸国にとって、これはいわゆるロシア封じ込め政策であり、明らかな地政学的配当です。
一方、我が国にとっては、それは結局のところ、生死を分ける問題であり、民族としての歴史的な未来に関わる問題でもあります。

誇張しているわけではなく、実際そうなのです。
これは、私達の国益に対してだけでなく、我が国家の存在、主権そのものに対する現実の脅威です。

それこそ、何度も言ってきた、レッドラインです。
彼らはそれを超えました。

そんな中、ドンバスの情勢があります。
2014年にウクライナでクーデターを起こした勢力が権力を乗っ取り、お飾りの選挙手続きによって、それを維持し、紛争の平和的解決を完全に拒否したのを、私達は目にしました。
8年間、終わりの見えない長い8年もの間、私達は、事態が平和的・政治的手段によって解決されるよう、あらゆる手を尽くしてきました。

すべては徒労に帰しました。
先の演説でもすでに述べたように、現地で起きていることを同情の念なくして見ることはできません。

今やもう、そんなことは到底無理です。
この悪夢を、ロシアしか頼るしか先がなく、私達にしか希望を託すことのできない数百万人の住民に対するジェノサイド、これを直ちに止める必要があったのです。
まさに人々のそうした願望、感情、痛みが、ドンバスの人民共和国を承認する決定を下す主要な動機となりました。

さらに強調しておくべきことがあります。
NATO主要諸国は、自らの目的を達成するために、ウクライナの極右民族主義者やネオナチをあらゆる面で支援しています。
彼らは、クリミアとセバストポリの住民が、自由な選択としてロシアとの再統合を選んだことを決して許さないでしょう。

当然、彼らはクリミアに潜り込むでしょう。
それこそドンバスと同じように。
戦争を仕掛け、殺すために。

大祖国戦争の際、ヒトラーの片棒を担いだウクライナ民族主義一味の虐殺者達が、無防備な人々を殺したのと同じように。
彼らは公然と、ロシアの他の数々の領土も狙っていると言っています。
全体的な状況の流れや、入ってくる情報の分析の結果が示しているのは、ロシアとこうした勢力との衝突が不可避だということです。

それはもう時間の問題です。
彼らは準備を整え、タイミングを伺がっています。
今やさらに、核兵器保有までも求めています。
そんなことは絶対に許しません。

前にも述べたとおり、ロシアは、ソビエト連邦の崩壊後、新たな地政学的現実を受け入れました。
私達は、旧ソビエトの空間に新たに誕生した全ての国々を尊重しているし、また今後もそのようにふるまうでしょう。
それらの主権を尊重しているし、今後も尊重して行きます。
その例として挙げられるのが、悲劇的な事態、国家としての一体性への挑戦に直面したカザフスタンに対して、私達が行った支援です。

しかしロシアは、今のウクライナから常に脅威が発せられる中では、安全だと感じることはできないし、発展することも、存在することもできません。

2000年から2005年にかけ、私達は、コーカサス地方のテロリストたちに反撃を加え、自国の一体性を守り抜き、ロシアを守ったことを思い出して下さい。
2014年には、クリミアとセバストポリの住民を支援しました。
2015年、シリアからロシアにテロリストが入り込んでくるのを確実に防ぐため、軍を使用しました。

それ以外、私達には自らを守るすべがありませんでした。

今もそれと同じことが起こっています。
きょう、これから使わざるをえない方法の他に、ロシアを、そしてロシアの人々を守る方法は、私達には1つも残されていません。
この状況下では、断固とした素早い行動が求められています。

ドンバスの人民共和国はロシアに助けを求めて来ました。
これを受け、国連憲章第7章51条と、ロシア安全保障会議の承認に基づき、また、本年2月22日に連邦議会が批准した、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国との友好および協力に関する条約を履行するため、特別な軍事作戦を実施する決定を下しました。その目的は、8年間、ウクライナ政府によって虐げられ、ジェノサイドにさらされてきた人々を保護することです。
そしてそのために、私達はウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指して行きます。
また、ロシア国民を含む民間人に対し、数多くの血生臭い犯罪を犯してきた者たちを裁判にかけるつもりです。

ただ、私達の計画にウクライナ領土の占領は入っていません。
私達は誰も力で押さえつけるつもりはありません。

同時に、ソビエトの全体主義政権が署名した文書は、それは第二次世界大戦の結果を明記したものだが、もはや履行すべきではないという声を、最近、西側諸国から聞くことが多くなっています。

さて、それにどう答えるべきでしょうか。

第二次世界大戦の結果は、ナチズムに対する勝利の祭壇に、我が国民が捧げた犠牲と同じように、神聖なものです。
しかしそれは、戦後数十年の現実に基づいた、人権と自由という崇高な価値観と矛盾するものではありません。
また、国連憲章第1条に明記されている民族自決の権利を取り消すものでもありません。

ソビエト連邦が誕生した時も、第二次世界大戦後も、今のウクライナの領土に住んでいた人々に、どのような生活を送っていきたいかと聞いた人など1人もいなかったことを思い出して下さい。

私達の政治の根底にあるのは自由、つまり、誰もが自分と自分の子供達の未来を自分で決めることのできる選択の自由です。

そして、今のウクライナの領土に住むすべての人々、希望するすべての人々が、この権利、つまり、選択の権利を行使できるようにすることが重要であると私達は考えています。

これに関し、ウクライナの人々にも言いたいです。
2014年、ロシアは、あなた方自身がナチスと呼ぶ者達から、クリミアとセバストポリの住民を守らなければなりませんでした。
クリミアとセバストポリの住民は、自分たちの歴史的な祖国であるロシアと一緒になることを、自分達で選択しました。
そして私達はそれを支持しました。

繰り返しますが、そのほかに道はありませんでした。

ウクライナ国家やウクライナ人の利益を侵害したいという思いによるものではありません。
それは、ウクライナを人質にとり、我が国と我が国民に対し利用しようとしている者達から、ロシア自身を守るためです。

繰り返しますが、私達の行動は、我々に対して作り上げられた脅威、今起きていることよりも大きな災難に対する、自己防衛です。
どんなに辛くとも、これだけは分かってほしいです。
そして協力をお願いします。
できるだけ早くこの悲劇のページをめくり、一緒に前へ進むために。

私達の問題、私達の関係を誰にも干渉させることなく、自分達で作り上げ、それによって、あらゆる問題を克服するために必要な条件を生み出し、国境が存在するとしても、私達が1つとなって内側から強くなれるように。
私は、まさにそれが私達の未来であると信じています。

ウクライナ軍の軍人たちにも呼びかけなければなりません。

親愛なる同志の皆さん。
あなたたちの父、祖父、曽祖父は、今のネオナチがウクライナで権力を掌握するためにナチと戦ったのではないし、私達共通の祖国を守ったのでもありません。
あなた方が忠誠を誓ったのは、ウクライナ国民に対してであり、ウクライナを略奪し国民を虐げている反人民的な集団に対してではありません。
その犯罪的な命令に従わないでください。
直ちに武器を置き、家に帰るよう、あなた方に呼びかけます。

はっきりさせておきます。
この要求に応じるウクライナ軍の軍人はすべて、支障なく戦場を離れ、家族の元へ帰ることができます。

もう一度、重ねて強調しておきます。
起こりうる流血のすべての責任は、全面的に、完全に、ウクライナの領土を統治する政権の良心にかかっています。

さて、今起きている事態に外から干渉したい思いに駆られているかもしれない者達に対し、言っておきたい大変重要なことがあります。
私達に干渉しようとする者は誰でも、ましてや我が国と国民に対して脅威を作り出そうとする者は、知っておくべきです。
ロシアは直ちに対応し、あなた方を、歴史上直面したことのないような事態に陥らせるだろうということを。

私達は、あらゆる事態の展開に対する準備ができています。
そのために必要な決定はすべて下されています。
私のことばが届くことを願います。

親愛なるロシア国民の皆さん。
国家や国民全体の幸福、存在そのもの、その成功と存続は、常に、文化、価値観、祖先の功績と伝統といった強力で根幹的なシステムを起源とするものです。
そしてもちろん、絶えず変化する生活環境に素早く順応する能力や、社会の団結力、前へ進むために力を1つに集結する用意ができているかどうかに直接依存するものです。力は常に必要です。
どんな時も。

しかし力と言っても色々な性質のものがあります。
冒頭で述べた、嘘の帝国の政治の根底にあるのは、何よりもまず、強引で直接的な力です。

そんな時、ロシアではこう言います。
力があるなら知性は必要ないと。

私達は皆、真の力とは、私達の側にある正義と真実にこそあるのだということを知っています。
もしそうだとしたら、まさに力および戦う意欲こそが独立と主権の基礎であり、その上にこそ私達の未来、私達の家、家族、祖国をしっかりと作り上げていくことができます。
このことに同意しないわけにはいきません。

親愛なる同胞の皆さん。
自国に献身的なロシア軍の兵士および士官は、プロフェッショナルに勇敢にみずからの義務を果たすだろうと確信しています。
あらゆるレベルの政府、経済や金融システムや社会分野の安定に携わる専門家、企業のトップ、ロシア財界全体が、足並みをそろえ効果的に動くであろうことに疑いの念はありません。
すべての議会政党、社会勢力が団結し愛国的な立場をとることを期待します。

結局のところ、歴史上常にそうであったように、ロシアの運命は、多民族からなる我が国民の信頼できる手に委ねられています。
それはつまり、下された決定が実行され、設定された目標が達成され、我が祖国の安全がしっかりと保証されるということです。

あなた達からの支持と、祖国愛がもたらす無敵の力を信じています。

 

 

 


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