幼児を歯医者に連れて行く前に、両親の入れ歯をそれぞれに見せて大自慢。「お前もガマンさえ出来れば、カッコいい入れ歯にしてもらえるゾ!」。5歳の息子は泣きもせず一生懸命大きな口をあけて歯科医を感心させたものだ。
豚もおだてれば木に登るとか。血液型にかかわらず子どもはおだてに乗り易い。叱るよりも褒める方が、躾には効果があると言う。
ところが、20歳を過ぎた頃からか、息子も娘も「何もかも親の言うとおりに大きな口を空いてはいられない」と思うようになってきた。「あなた自身、20歳過ぎてから、大人の言うことを素直に聞こうと思ったか?」とは上海出身の留学生の鋭い指摘。
子育てカウンセラーの某牧師は、「面と向かって言い聞かせることは決して聞かない。背中を向けてやって見せることは全て真似する」と。誠に至言。今は息子も娘も、皆、こちらに背中を向けて、これまでの我が「悪行」の数々を真似して見せてくれている。
「子をその行くべき道に従って教えよ、そうすれば年老いても、それを離れることがない」(箴言22:6)
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(今日のお弁当)
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