老人のパソコン日記

高齢者のパソコンの楽しみ方について、日々の記録を書いてみます。

おもいはせの路 (4)

2009-01-28 | 雑記
第3日目は、このコースの最終になりますが、前日終了した太井町線「上野毛」駅から出発しました。


駅を出ると、直ぐ前が環八道路です。これを渡って真っ直ぐ、前日最後に帰った道を南に進みます。「稲荷坂」という急な坂に入る前に右折しますが、目印は曲がり角の電柱に「五島美術館」の表示が出ています。やがて今日の第一目標である「五島美術館」が左側にあります。

この美術館は、東急の故五島慶太氏が収集した古美術品が、多数展示されていることは有名です。でも、今回の私のウォークは、美術鑑賞が目的ではないので、裏の庭園のみ散策してきました。この庭園は南側が斜面で、国分寺崖線の自然林をそのまま生かし、石灯籠や六地象が多数配置されています。充分堪能し得る素晴らしい日本庭園です。

五島美術館のすぐ先に、東急太井町線の上にかかる橋があり、富士見橋と云います。ここから富士山が美しく見えるので、国土交通省の「関東の富士見百景」に選定されているそうです。当日は晴れていたのですが、同じ方向からの太陽の光により、写真は薄くなり、暗く加工して漸く僅かに見られることになりました。

ここから先は標識を頼りに進み、漸く「行善寺」に辿りつきました。ここは一度火災にあい、残ったのは山門と本尊の阿弥陀如来像と過去帳だけ、ということです。石の門を入ると、左にお不動様があり、その右隣に撥の形をした猫塚があります。三味線に使った猫を供養するために建てられたそうです。

その近くに「法徳寺」があります。この寺は、福来山法徳寺といい、本尊は阿弥陀如来で、江戸時代の作だそうです。本堂に向かう参道に、お地蔵様が並んでいます。ここから先の行火坂(あんかざか)を下ります。勾配が急なために、この坂を登るだけで体が熱くなるので付けられた名前のようです。

そのまま標識に従って進むと、「二子玉川」の駅に達します。「おもいはせの路」はここが終点です。本来は、「九品仏」駅から一気にここまで歩くのがコースかもしれませんが、私は3日に分けて散策しました。


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4 コメント

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おもいはせの路! (445)
2009-01-28 21:07:58
4日連続で大作のUPに驚嘆しています。
取材した記事をその日のうちにUPするエネルギーにも敬服です。

名前だけは聞いたことのある五島美術館ですが、自然を生かした庭園があるのは聞いたことがありませんでした。

歩く目的のためでなく、余り知らない世田谷の紹介記事に取り組まれ、充実されたことでしょう。

また別のコースが待っていますね。
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445さん (marks)
2009-01-29 08:19:36
今回も、直ぐにコメントを下さり、有難うございます。
だんだんに読者が減っていく中で、
445さんが最後まで見守って下さいました。

もちろんこの記録は私個人の日記のつもりですが、
どなたか、役に立つ人が居ることは、嬉しいです。

五島美術館の庭園は、私も意外な発見でした。
素晴らしいですから、是非一度いらして下さい。
そのために、今回は目印も出しておいたし、
上野毛駅からも近いです。
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おもしろかったデス! (siwonada)
2009-01-29 19:45:50
世田谷に住んでいながら、ほとんど知らない場所ばかりです。

五島美術館も一度行ってみたいと思いながら、行く機会がありませんでした。

真っ白な雪を被った富士山が、綺麗に写っていますね~、肉眼ではここまで見えないのでしょうか?
昔は我が家からも富士山が見えましたが、高い建物が建ってしまったので見えなくなりました。

お散歩の途中で富士山が見えると、凄いご利益があるような気持ちになります。
特に富士山信仰がある訳ではないのに・・・

何の知識も無く歩き回るよりも、その場所のことを知っていれば見る目も違ってきます。
参考にさせていただき、是非散策しに行きたいです。
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siwonada さん (marks)
2009-01-29 21:09:02
全部見て下さったようで、有難うございます。
少しはお役に立つでしょうか。

私も、今回のコースでは、新しい発見もありました。
世田谷区でも、環八の外側は、殆ど行ったことが無かったのです。

富士山の写真は、下の部分を切りましたが、真っ黒になっています。
それだけ暗くして、漸く写真に姿を出した力作?です。
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