老人のパソコン日記

高齢者のパソコンの楽しみ方について、日々の記録を書いてみます。

XCOPY(10)ー完

2007-02-09 | パソコン関係
XCOPYの命令文(バッチファイル)の入力が出来たら、「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選び、ファイル名(buckupとします)に、拡張子「bat」を付けて、デスクトップに保存します。
右のようなアイコンがデスクトップに出来ますから、これをダブルクリックすると、黒い画面が開き、バッチファイルに入力した通りにコピーが実行されます。

最初の1回は相当の時間がかかりますが、2回目からは、更新分だけですから、僅かな時間でコピーができます。それに、デスクトップのアイコンをダブルクリックするだけですから、処理が簡単です。



XCOPY(9)

2007-02-09 | パソコン関係
もう一つ、バックアップをとっておきたいのが「アドレス帳」です。これについては、Outlook Express の画面で、メニューバーの「ファイル」→「エクスポート」→「アドレス帳」を選び、「アドレス帳エクスポートツール」画面で「個人アドレス帳」を”エクスポート”するのが普通の方法です。

でも、今回は XCOPY を使うバックアップのグループに入れて、同じバッチファイルを作りたいと思って、そのパス見つけるのに苦労しました。他の項目のように、ある所をクリックでパスが出る、という場所が無いのです。 いろいろ調べた結果、ある所の「Q&A」で、漸く下の画面を見つけて、アドレス超のパスを知ることが出来ました。





XCOPY(8)

2007-02-09 | パソコン関係
辞書も、保存しておきたいものの一つですが、このパスも結構奥深くて長く、しかもヘンな名前のフォルダーで、探すのが厄介です。しかし、これについても、簡単にパスのコピーが出来ます。

上図のように、言語バーの「ツール」をクリックし、上に出た一覧の中から「辞書ツール」を選びます。「Microsoft IME 辞書ツール」の画面で、辞書名の後に長いパスが出ていますから、これをコピーして辞書のバッチフライルに貼り付けます。




XCOPY(7)

2007-02-09 | パソコン関係
メール本体のデータは、特にバックアップしたいところです。しかし、これのパスは奥が深いし、使用者ごとに異なる特殊な名前のフォルダーの中にあるので、探すのはちょっと厄介です。 でも、この長いパスを一括してコピーできる場所があります。

Outlook Express で、メニューバーの「ツール」→「オプション」から「メンテナンス」のタブを選びます。その画面で「保存フォルダ」のボタンをクリックすると、保存場所のパスが出ます。画面には入りきれない長いものですが、ここからならば、その全部がコピーできます。

これを”コピー元のパス”に貼り付けることにより、メールデータのバッチファイルが作れます。

XCOPY(6)

2007-02-09 | パソコン関係
マイドキュメントのバッチファイルが出来たら、これに準じて、その他も作っていきます。その場合、最初の「XCOPY」コマンドと、後半部分も、マイドキュメントのときと同じです。前半の ”コピー元のパス”の部分だけ、夫々のパスに入れ替えます。 最も簡単なものとして、まず「お気に入り」を作ってみます。これは「Favorites」というフォルダです。

右のエクスプローラで見るように、Cドライブの「Documents and Settings」の下のユーザー名の下に「Favorites」があります。

このように「お気に入り」のパスは、比較的簡単ですが、それでも一々自分で書く必要はありません。 上で見つけた「Favorites」を出し、そのアドレスバーをコピーして ”コピー元のパス”に貼り付ければよいのです。コピー先も、必要によりフォルダーを作り、バッチファイルにも入れます。




XCOPY(5)

2007-02-09 | パソコン関係
マイドキュメントのフルパスをコピーして、XCOPY の次の "コピー元のパス" に貼り付けます。その次の "コピー先パス" には、私はポータブルHDD(Xドライブ)に「バックアップ」というフォルダを作ったので、それをパスに入れ、オプションを加えて、出来たバッチファイルは、次のとおりです。

XCOPY "C:¥Documents and Settings¥marks¥My Documents" "X:¥バックアップ¥My Documents¥" /E /D /R /Y
(¥は全て半角です)

後ろにつけた「/E /D /R /Y」がオプションで、これによりコピーの実行方法を細かく設定できます。今回の記号の意味は。、次のとおりで、これから作る全てのバッチファイルに、同じ記号を付けます。

 /E 中のフォルダーを(空でも)全てコピーする
 /D 指定日以降に更新されたデータをコピーする
 /R 読み取り専用のファイルもコピーする
 /Y 確認のメッセージなしに上書きコピーする



XCOPY(4)

2007-02-09 | パソコン関係
バッチファイルを作るには、「メモ帳」など手持ちのエディターを使うのが便利です。ここに命令文を入れていくのですが、基本的には、XCOPY に続いて、コピー元とコピー先のパスを書き、オプションを付け加えます。各々のパスには、前後にダブルクォーテーション(””)を付け、その間には半角のスペースを入れます。パスというのは、ファイルやフォルダの所在を示す文字列で、各フォルダの間には¥マークが入ります。記入は全て半角で、次のような形が基本になります。

XCOPY "コピー元ノパス" "コピー先のパス" /E /D /R /Y

まず、マイドキュメントから作ってみます。私の場合、そのパスは "C:\Documents and Settings\marks\My Documents"です。これは手入力では面倒で、間違いもありますから、エクスプローラの「アドレスバー」からコピーして入力します。下のように表示されているパス全体をドラッグして選んでコピーし、入力場所に貼り付けます。


XCOPY(3)

2007-02-09 | パソコン関係
「xcopy」は、コマンドの一つで、フォルダやファイルを一括してコピーが出来るものです。これを使ってバッチファイルを作ると、それを実行するだけで、毎回、複数のフォルダの複数ファイルのバックアップが、連続的に行えます。「バッチファイル」というのは、Windows のマクロのようなもので、複数の操作を一括して行えるように記述した手順ファイルです。このバッチファイルをダブルクリックするだけで、いろいろな作業をまとめて自動実行できます。

今回は、どのフォルダやファイルを、どこのドライブのどのフォルダに「xcopy」(一気にコピー)する、というバッチファイルを作る作業を、これから具体的にやってみます。バックアップが必要なものとしては、マイドキュメント、お気に入り、アドレス帳、メール本体、ユーザー辞書などが主項目になるでしょう。これ以外に、私は自分で作ったファイルは、全部独自のフォルダに入れていますので、当然それがバックアップの対象になります。

その中で、まずCドライブの「マイドキュメント」を、ポータブルHDD(Xドライブ)に作った「バックアップ」というフォルダにコピーするバッチファイルを作る、という基本的な操作を次回に試みます。


XCOPY(2)

2007-02-09 | パソコン関係
XCOPY を使ってバックアップをとるのは、とても便利な機能なのですが、その前に「コマンドプロンプト」というものを理解しておいた方がよいでしょう。十数年前の MS-DOS 時代には、パソコンの標準的な操作方法が、このコマンドプロンプトだったのです。今の Windows のように、アイコン等を選択する操作ではなくて、「コマンド」という命令文字を画面に打ち込むことで、パソコン操作をしていたのです。

例えば、ファイルの複製を作りたいときは「copy」というコマンド、ファイル名を変えたいときは「rename」というコマンド」を打ち込んで、パソコンに指示するのです。 こんな化石のような機能が、今のXP時代にも残されていたのは、私にとっては意外なことであり、それがまた幾つかのメリットもあり、便利なことも驚きでした。

もし興味があれば、一度その画面を見ておくのもよいでしょう。実行画面は、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリー」→「コマンドプロンプト」のように選択します。コマンドプロンプトの黒い画面が出てきて、実際にコマンドのキーが打ち込めます。(以上は、単なる参考記事です。)



XCOPY(1)

2007-02-09 | パソコン関係
Acronis True Image というソフトを使って、Cドライブを丸ごと保存し、ポータブルHDDに、拡張子が「tib」のファイルが出来ました。いざというときには、これによりCドライブが復元できるのでしょう。でも、これを実行する機会はないし、出来たファイルは特殊なもので、中身を見ることも出来ません。これでは、私としてはちょっと不安が残ります。

ポータブルHDDには、まだ充分余裕があるので、もう一つ違った方法で、バックアップを試みることにしました。今度は丸ごとではなくて、自分が作ったファイルを中心に、再セットアップなどにより、無くなっては困るファイルだけを纏めて、出来れば最新のものを保存することをやってみました。

バックアップ用のソフトは、有料、無料、いろいろありますが、今回私は、こういうソフトではなくて「Xcopy」というコマンドを使って、バックアップを試みます。コマンドを使う、というのは Windows 以前のことで、Vista という最新のOSが発売された今日、そんな入力方式がまだ使えることに興味があるので、具体的に少し連載してみます。