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だらだらぼちぼち

STANLEY JORDAN / FLYING HOME

2020年11月29日 12時03分56秒 | 盤棚一覧

最近中古で買ったアルバム

 

 

STANLEY JORDAN / FLYING HOME

 

1 Street Talk  
2 Tropical Storm  
3 When Julia Smiles 
4 Can't Sit Down 
5 Stairway To Heaven  
6 Brooklyn At Midnight 
7 The Music's Gonna Change  
8 The Time Is Now  
9 Flying Home  

 

1988年 東芝EMI CJ32-5026

 

STANLEY JORDAN  g. key.  digital programming & b.
PRESTON GLASS  key. drum programming. b. 
NOEL CLOSSON  drum programming. key
STEVE REID  per.
CODARYL "CODY" MOFFETT  ds. per.
LARRY GRAHAM  b.
ANTHONY JACKSON  b.
JOSHUA THOMPSON  syn.
ARTHUR McALLISTER  syn.
DAVID "PIC" CONLEY  syn.

 

中古店で久々にスタンリー・ジョーダンの名前が目に入ったので買ってしまった。

1985年頃、当時愛読していたスイングジャーナル誌でスタンリー・ジョーダンについてかなり力を入れて紹介されていたので『MAGIC TOUCH』というアナログ盤を買った。
一般的なギタリストは、左手でフレットを押さえて右手でピッキングする(サウスポーの場合は逆)わけだが、この人は左右両手でフレットをタッピングするという奏法で、スイングジャーナル誌では驚異のテクニックとして記事にしていた。
世の中には多種多様なギター奏法が存在していて、ワタクシのように凡庸なギターしか弾けない人間を驚嘆させるような奏法のギタリストもたくさんいるわけで。
スタンリー・ジョーダンのギターは、例えば今なら(ミーハー的な意味でも)すっかり有名になっている押尾コータロー的に弦を叩いたり引っ搔いたりする奏法とは異なり、決して彼1人で開発したテクニックでもないみたいで、
指やピックで弾くのではなく、強く押さえるというか弦をフレットに叩きつけて音を出すわけで、エフェクターで補正しているとはいえ、レコードを聴いてみるとサスティーン感の不足は否めなくて、これならギターでなくとも鍵盤でやれば良いのではと思った。

当時のそのスイングジャーナル誌にレビューを書いていた評論家はおそらく、ギターを演奏した経験のない人だったのだろう、スタンリー・ジョーダンの演奏テクニック面ばかりを誉めそやしていたのが解せない。

マウントフジジャズフェス出演時のTV番組では、片手でギターを弾きながらもう片手でキーボードを演奏する姿や、1本をギタースタンドに固定してもう1本をストラップで肩から下げて、2本のギターをそれぞれ片方の手で別のパートを演奏する動画も残っている。

多種多様なギター奏法が溢れている中、スタンリー・ジョーダンは確かに器用なギタリストだが、ビブラートやチョーキングが無いギターというのはどうも色気が無いというかハートが薄いというか。

でも、嫌いじゃない。
アルバムを買うくらいだから。
ざっとYouTube内のスタンリー・ジョーダンを検索してみると何本も動画が上がっているもよう。



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