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だらだらぼちぼち

玉置浩二 故郷楽団

2015年11月12日 22時31分51秒 | 音楽
もう何年も前になるが、玉置浩二がワタクシの町の文化会館でライヴをやった事があった。
玉置浩二がせっかく来てくれたのに、残念ながらワタクシは自分の予定を都合できずに、ライヴを観戦する事はできなかった。
後日、観戦した人に聞いた話では、その夜は空模様が荒れていたらしく、さあこれからアンコールという時に落雷のために停電してしまい、PA装置が全部落ちてしまったらしい。
PAが使えなくなった玉置浩二がどうやってアンコールに応えたかというと、
まず、後ろの方に座っているお客さんに
「良いから良いから、前のほうにいらっしゃい。」
と、座席を移動させて(というか立ち見の状態で)ステージ寄りに観客を集めておいて、マイクを使わずに生ギター1本でアンコール曲を唄いあげたのだという。
その逸話を聞いて、あの時に自分が行けなかった事をどんだけ悔やんだだろうか、、、、、、、

で、その玉置浩二が最近、大阪フェスティバルホールでのオーケストラとの共演ライヴなども完遂し、絶好調のようである。
オーケストラライヴも行けなくて、ほとほと縁が無さを嘆いていると、今年の夏、彼はワタクシの町にやってきたのだ。
チケット一般発売初日に勇躍電話予約したのだが、既にその時点でファンクラブとホール会員先行でかなりの座席が埋まっていたようで、入手できたのは2階席中段だった。
チケットが取れただけ幸運なので、2階席からステージ上の照明の演出などを楽しめば良いや(1階席からは確認できない照明の変化もあるのだ)、と気持ちを切り替えて臨んだのだ。

行って良かった、
ホントに行って良かった。
終盤の『田園』でようやく客席立ち上がり手拍子足拍子の盛り上がりとなったが、総体的に静かな曲が多く、その分、唄の上手さの際立ったステージだった。

さらについ先日、『故郷楽団』ツアーの東京国際フォーラムでの公演がWOWOWで放映されたのだが、それを観て、もっとうれしくなった。
東京国際フォーラムのステージ上のセットは、見たところ、ワタクシの町の文化会館でのライヴの時とおんなじだったし、バックのミュージシャン達の顔ぶれもおんなじで、
詳細な演奏曲目リストは不明だがステージの進行もワタクシの町の文化会館の時とほぼおんなじだったからだ。
地方だからといって手抜きなどしていないのが、とてもうれしかった。

それにメンバー紹介の時に言ってたのだが、バックバンドのチェロ奏者の人は和歌山市に住んでいるのだそうだ。


(開演前の文化会館)