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だらだらぼちぼち

東京横浜4days (8) 吉田拓郎 TY LIVE 2014 パシフィコ横浜

2014年08月18日 16時55分56秒 | 音楽

で、いよいよ7月14日、パシフィコ横浜での拓郎ライヴ当日を迎えるわけだ。

いつものライヴ観戦のように早めに軽く夕食を済ませておきたいのだが、何しろワタクシにとって横浜関内は全くのアウェイである。
随分昔に久里浜周辺に1年弱住んでいた事があるが、確かその頃には『みなとみらい』というエリアが存在していたのかどうかさえ不明で、つまり全面的にアウェイである。
地理不案内で一番困るのが、どこで晩メシをすませるかという点だが、地図を眺めてはみるがどうにも良くわかんない。
ま、最悪、ビジホの近くに牛丼屋があったのでそこでも良いか、そうなると随分と遅い時刻の牛丼になるなぁ、とか思いつつ、こんな時は早めに動く事にする。
関内のビジホに荷物を放り込むと同時に地下鉄駅を探しだして、パシフィコ横浜に向かう。

 

          

平面の地図から想像すると海沿いに色んな建物が関連性無くバラバラに建っているのかとイメージしていたのだが、着いてみると、みなとみらい駅から会場のパシフィコ横浜まで通路がず~っとつながっていたのでちょっと安心。
屋外は暑くて暑くてたまんないという状態だったので、この様子なら屋内に留まる事も可能だから。
散策してみると、屋内にコンビニがなかなか見つからない。
けれども、なんとか唐揚屋さんに出くわしたので、そこで夕食。
まだまだ時間の余裕はあるつもりが、開場時刻がどんどん迫ってくる。

                   
気の早い人達の後ろに行列して入場すると、既にロビー内にはグッズ売り場の列がクネクネと蛇行しながら成長している。
ツアーグッズのポスターだけを冷やかしで見ているつもりが、ついつい引き込まれるように気が付くと蛇行の列に並んでいた。
(左上の写真に写っている集団が皆左向き右向きと交互に横向きになっているのは、蛇行しているからだ。)
来場者の年齢層が高いので予算に縛られずに迷わずにショッピングできる人が多いのか、並んでいる人数の割には蛇行の列は順調に前に進んでいく。

 

          

 

          
あんまり荷物を増やすわけにはいかないので、(というか元々、グッズを買うつもりはさらさら無かったのだが)拓郎のイラスト入りの缶入りキャンディーとピックセットだけを買って我慢の人となる。

ワタクシの座席は2階席で、(今回のチケットは第2希望で当選したわけだからそれは予想していたのだが)
チケットが届いた時に座席位置を確認してビックリした。
このホールの2階席は、なんと994席もある。
ここは、1階席から3階席まで合わせると5000席を超えるという、文字通りの大ホールだった。
2階席に座ってみると、やたらと横方向に長い座席配置となっている。

開演時刻が近づき、観客席が徐々に一杯になってくるにしたがって、ちょっと気になる事を発見した。
ワタクシの2列前の右側に座るオッサンがやたら座高が高くて、しかも毛髪量が多めの過密化の人で、その座高の高さがワタクシの視界から拓郎がステージに立つ位置の右側を少し隠してしまう。
さらに、ワタクシのすぐ前の列の左側に座るオッサンは座高こそ標準的なものの毛髪量うんと控え目の過疎化の人で、うんと控えめなのに残り少ない在庫が長く伸びて、クセ毛なのか外の海風にやられたのかはたまた自己主張が強すぎるのか、あちこちに飛び散らかっていて、ワタクシの視界の左側を隠そうとする。
2列前の右側の過密化のオッサンに視界を隠されないような位置に自分の首をセットすると、すぐ前の列の過疎化のオッサンの飛び散らかした僅少な在庫がうんと邪魔になってしまう。
このままの状態では、最悪、ステージ上の拓郎の姿を全く見ることができないという恐れが生じてきた、、、、、、
もしもその時、ヘアブラシでも持っていたらばすぐ前の僅少な在庫を撫で付けてやるのだがそんなもの持っているわけも無く、邪魔で僅少な在庫をいっその事この手で引き抜いてやりたい衝動を抑えるのに苦労した。
だって、知らないオッサンの毛髪に触れるだけでも勇気がいるし、、、、
ったく、この状況を文章にしたところで理解してもらえるとは思えないが、、、、、、

開演5分前にブザーが鳴ると、それだけでかなりの観客から拍手が起こった。
ステージ上にはまだ誰も登場していないと言うのに、開演時刻ちょうどになると、さっきよりも少なめだがまたまた拍手が起こった。
(もしかすると、この時、誰か音楽関係の有名人が入場して席に着いたから拍手が起こったのかもしれない)
いずれにしても、拓郎ファンはヤンチャなのが多いらしい。

ほんの5分ほど遅れただろか?
バンドメンバーが登場して、続いて拓郎が登場!
5000人収容のホールのバカみたいにでかい拍手と声援に迎えられて演奏が始まる。

いきなり、
『人生を語らず』
『今日までそして明日から』
『洛陽』
と、
まるで怒涛のアンコールナンバーのような3連発。
オープニングからわずか3曲目の『落葉』の間奏部分では、CGなのか実写なのか、ステージの背面に打ち上げ花火の映像が投影され、まるでビル街の夜空の花火大会と化していく。

ワタクシにとっては、2回目の拓郎ライヴ。
そして、8年ぶりの拓郎ライヴ。
前回の時は大編成のバックバンドだったが、今回はそれより少人数の編成でこっちの方がしっくりきたぞ。

さっきボヤいたばかりの2列前の過密化とすぐ前の列の過疎化の問題だが、視界を確保するために、いつの間にかワタクシは、前の席の背もたれに両手をついて前のめりになって聴き入っていた。
前の席も前のめりになっているから、誰の邪魔にもなっていない。

あ~あ、
これ以上、
言葉にはできない。
言葉にしてしまうのももったいない。

あの肩幅よりも広いスタンスでシッカリとガッチリとステージに立った拓郎は、2時間以上、唄って、語ってくれたのだ。

拓郎ライヴの話はこれくらいにして、
入場の時にもらったチラシの束にあったお知らせをバラしてしまうと、

9月21日、東京国際フォーラムでのライヴがWOWOWで放送されるという告知だった。