lizardbrain

だらだらぼちぼち

ガソリンが安くなっているスキに四国へ行ってみた(1)

2008年04月21日 22時26分46秒 | 風景光景

確かにガソリンが安くなった。
が、近いうちには課税が復活して、再度値上がりしそうな気配が濃厚になってきた。
クルマで出かけるのなら今のうちだ

だが、今月のスケジュールがうまくやりくりできそうにない。
どこへ行くにしても中途半端な日程しか組めない。

困った時には、南海フェリー
こいつに乗って前夜のうちに徳島港にたどり着いておけば、ちょっとは余裕のある日程を立てる事ができるだろう。
ということで、目的地は四国に決定。
行き先としてここ3~4年前から狙っているのは、四国カルストだとか四万十川あたりなのだが、今回取れる日程は苦しくて、現地滞在時間以外の移動は高速道路を往復とならざるをえず、それではちょっと味気ない。

そんなら、どこへ行こうか 

四国の地図を眺めているうちに、とりあえず四国大陸の東半分をなんとなく散策できそうなプランが浮かんできた。

なんだかんだと色々あって睡眠不足のまま、和歌山港16:30出航の徳島行きフェリーに乗り込む
徳島港到着は18:30。
ゴロゴロ雑魚寝状態の客室で、少しでも眠ってやろうと横になる。
ここで2時間眠れれば気力体力も復活するのだが、耳栓代わりのウォークマンを装着しても、室内にこもるエンジン音はどうしようもない。

それでも20分くらいは眠っただろうか、ひたすらゴロゴロしているうちに徳島港に到着。
こうして、ロケ村に行った一昨年11月以来の四国上陸となる。

徳島で以前に泊まったのは、ウェルシティ徳島という厚生年金の施設で、今回もそこにとネットでチェックすると、現在は営業していないとの事でがっかり。
年金騒動のあおりを受けたのだろう。
その代わりに、徳島駅近くの大浴場付きのビジネスホテルを見つけて予約済みだ。

徳島港からホテルに向かう途中、どっかで晩メシをとろうと店を探しながら走っていると、ホテルに着いてしまった。
いや、徳島港から駅までこんなに近いとは思っていなかったぞ。

ホテルから徳島駅まで約800m。
一旦チェックインしておいて、飲食店を求めて徳島駅まで歩く事にする。
駅前をウロウロしてみるが、なんかこれといって食べたい物もない。
うどん類は翌日以降にと思っているので、メニューを決めかねたが、駅ビルの新宿さぼてんに決定。
といってもサボテン料理の店ではなく、とんかつ屋さんである。                           
はるばる徳島まで来て、全国チェーン店のとんかつを食べる必然性があるのかないのかは別として、これも何かの縁。
ヒレカツ定食で空腹を満たす。

                             

徳島駅からホテルまでの帰り道、歩道橋の手すりにカメラを乗せて2秒タイマーで駅前の夜景を撮影
あ、ちょっとブレた、、、、、

          

                  

徳島駅からホテルまでの道は、やたらと歩道橋を渡る事になり、そのたんびに歩道橋の手すりにカメラを乗せて夜景を撮影
うん、こっちはあんまりブレていないぞ。
歩道橋の上からシャッターを切りながら、ふと考えた
こうやって、ガソリン代やら高速の通行料金やらフェリーの運賃を払いながら、
こうやって、安いホテルとはいえ眠る場所もあって、
こうやって、キャベツ・味噌汁・ご飯のお代わり自由のヒレカツ定食の支払い能力があって、
そしてこれからホテルに帰って、ノンビリと風呂に入る事ができる、、、、、、

今まで思っても見なかった事だが、
ワタクシの今のこの状況は、世間でシアワセと呼ばれているエリアにずいぶん近い場所に居るのかも知れない。
果たして、こういった世間でシアワセと呼ばれるエリアのうんと端っこでの生活が、いったいこの先いつまで続ける事ができるのだろうか?

僕の人生の今は何章目ぐらいだろうという、拓郎の曲のタイトルが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えていった。

何故だろう

徳島駅から約800mのビジネスホテルの前の道路は、騒音という点では、土曜日の夜だというのに、あまり交通量が多いようには感じられなかった。
道路越しにある、ドライブスルーのマクドナルドのお姉さんがマイクを通してしゃべるマニュアル口調の声が、かすかに聞こえてくる。
これがまた、気になるか気にならないかの微妙な音量でホテルのワタクシの部屋まで聞こえてきた。
2、3台、さほど速くも無いくせに、エンジン音だけがやたらでかいクルマが通り過ぎていった