lizardbrain

だらだらぼちぼち

巨人×阪神

2006年07月19日 23時14分44秒 | 無駄話


昔、昔、その昔
いや、ほんの2ヶ月前、
信じられないくらいに絶好調だったセリーグ在京球団があった。
その頃は、同一カード3連戦では必ず勝ち越していたので、3連戦を消化するたびに貯金がどんどん増えていき、絶対に今年は楽勝 のはずだった。

そんな時、
友人の会社が、甲子園球場の年間指定席を買っていることを耳にして、あくまでも冗談で
「巨人戦のチケットを、まわしていただけないでしょうか?」
とお願いしてみたらば、すんなりとOKされ、3塁側オレンジシート席をペアで譲ってもらう事ができた。
考えてみると、彼には、このところお世話になりっぱなしで、せめてものささやかなお礼として、阪神の選手の写真の1枚や2枚くらいは撮ってきてあげようかと、デジカメに1GのSDカード(約320枚撮影可能)を仕込んで、三宮に投宿した。
阪神の選手を1枚や2枚撮った残りのSDカードには、もちろん、ジャイアンツの選手達の勇姿をたっぷりとおさめるはずだった。
もしも、SDカードが足らなくなった場合に備えて、さらに256MBのSDカード2枚と予備のバッテリー1個もしっかりと握り締めて、、、、、、、

しぶとい梅雨前線が停滞したために、3連戦初日の前日のゲームは雨天中止となり、昨日もクルマで三宮に乗り込んだ時点で雨模様だった。

こうして、勇躍、甲子園に乗り込むワタクシの意気込みも天には届かなかったのか、
午後4時過ぎ、阪神三宮駅の改札口に本日野球中止の文字が悲しく躍っていた。



よくよく考えてみると、高校野球にはさほど興味を持たないワタクシの人生において、甲子園球場とやらに行った事が無いのだ。
その上、ワタクシの場合、この球場を本拠地にする球団のファンとは、全くもって相性が悪い。
だから、よほど思い切りをつけないと、次に甲子園へ行こうという気になるのがいつの事やら見当もつかない。
プロ野球界を盛り上げるためにわざと負けてみせているとはいえ、いくらなんでも盛り上げすぎている最近の我が軍の現状を見るにつけ、TV観戦のボリュームもしぼむ一方だ。
いや、ヴォリュームを絞りたくても、TV中継すらない時が多いのはどういう事だ?
だが、経営母体が変わったらしいので、来年からは何らかの変化が現れるかもしれないこの球場を、一度は見てみたい気もした。
そのためには、とにかく、甲子園駅まで行く事だ。




前日から雨が降り続く中、球場周辺はガランとしているはずだったが、そうでもなかった。
窓口でチケットの払い戻しを受ける人も何人かいたし、球場の正面の道路を通って選手達が帰るのを待ち伏せしているらしい人達もたくさんいた。




関西TVの中継が予定されていたらしい。
機材やスタッフを積んだクルマが隊列を組んで、帰って行く。
球場の前にいたのは、ほんの15分ほど。

空いた時間をつぶすため、映画館へ行ってみる事にした。
めったに乗らない阪神電車、乗り換えの要領がよくわからないため、結局、ず~っと各駅停車に乗ったまま岩屋駅で下車して、109シネマズHAT神戸へ。
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のウルトラヴァイオレットを鑑賞。
原作がコミックなのか、PCゲームなのか?
全編を通してCGコミックの雰囲気が充満していたので、スクリーンでアクションを繰り広げる、ミラ・ジョヴォヴィッチの魅惑的な肢体のどこからどこまでが実写なのだろうか?
などと考えているうちに、どうしてこの映画の上映期間が極端に短いのかがわかった気がした。