lizardbrain

だらだらぼちぼち

2000.11 上高地

2006年04月26日 22時43分26秒 | 風景光景

この時期は、とにかく家の中にじっとしている事がイヤでイヤで仕方がなかった。

そんな時に、山登り好きな友人から、上高地では11月中旬に閉山式がありその後は春まで入山できない(徒歩、つまり冬山登りは可能)という事を聞いた。
この機会を逃すと、翌年の春まで行く事ができないので、急に長野県まで出かける事を思い立った。
と言ってもナマケモノを自任するワタクシである。
体力が必要な山登りなどするつもりはなかった。
単に、上高地とやらを歩いてみたくなったのだ。
乗鞍高原の国民休暇村に投宿して、上高地に入ったのが閉山式の当日だった。

天候は前日から曇り気味。
沢渡の駐車場にクルマを置いてバスで上高地入りした頃には、ポツポツと雨が降り出した。
せっかく来たんだからと傘を差して歩き出した
が、ショボショボと降る雨はいっこうに止む気配も無かった。
カッパを持っていたのだが、デイバックの中から取り出して着るのが面倒くさかったし、歩き出してしまうと雨宿りできる場所もなかったので、ひたすら傘を差して2時間ほど歩き続けた。

トレッキングシューズもデイバックも随分と浸水してしまい、ジワジワと濡れながら河童橋に戻った。
帰りがけに五千尺ホテル河童食堂で食べた山菜そばが美味かった。
冷えた体がポカポカと温まった。
値段は高かったけどね。



こういう天候だったため、持参した写ルンですパノラマで撮った写真は、ほとんどが光量不足で使い物にはならなかったが、その中でも一番マシな写真が、これ。
こんなのが一番マシな写真とは、悲しい限り。


閉山式の翌日には雨が止んだが、まだまだ曇り空。
後に、市販の入浴剤入りのインチキ温泉だった事が判明した(去年だったか?一昨年だったか?)白骨温泉へ向かう上高地乗鞍林道で撮った写真をスキャンしてみると、なんとなく不思議な雰囲気の写真になった。
狙って撮ったとしも、こんな雰囲気は二度と撮影できないだろう。

どうやら、ワタクシと雨には大いに縁があるようだ。
この上高地行きの10年ほど前に、バイクで山中湖の簡保センターに2泊した事があった。
その時も、曇天続きで下界からは富士山が見えなかった。
万に一つの望みをかけてバイクで富士山に登ってみても、やはり雨。
結局、山中湖に2泊している間、一度も富士山を見る事は無かった。
後に、山梨県は日本の都道府県の中で最も年間の晴天率が高い所だと聞いて、がっくりとうなだれた。
その旅が終わり帰って来た時に、富士山行きのために留守していた間、地元ではず~~~~っと晴れていたという事を聞いて、さらにがっくりとうなだれてしまったのだ、、、、、、、、、