鉄肝(tekkan)

お酒はよく噛んで呑みましょう

風を数えに行ってみた1

2008-09-28 22:50:50 | 単車
生まれ故郷の静岡市清水区(旧清水市)に付いて調べ物をしていて、
偶然に拝見したブログが、清水ともゑさんの“風の数え方”でありました。

楽しく拝見しコメントさせて頂いたりで、巡回コースの一つとさせて頂いています。
清水ともゑさんの書かれたエッセイがブログタイトルと同じ“風の数え方”、
Amazonで何種類か本を購入する際に入手しました。
問題なのは・・・何処で読むか、
ブログの過去ログを少し読ませて頂いた時に、タイトル“風の数え方”は、
清水区の庵原(いほはらの丘)を散歩されている時に思い付かれたとか、
「では今度機会を見て庵原で読もう」と、楽しみに取って置きました、
時代小説だってエッセイだって、所縁の地で読むとグッ!と感懐が大きく深くなるからです。

土曜日、もう少し早く終わると思っていた用事だったのですが、
結局終了したのは昼を少し回ってしまっていました、出遅れても天気は安定しているし、
少し強めだけれど御誂えむきに風が吹いている「行ってみよー(´ー`)ノ」っと、
清水方面へ国道1号バイパスにTW225を乗り入れました。

単車に乗ってらっしゃる方は御存知ですが、単車乗りにとって風は必ずしも親しいモノでは有りません、
どちらかと言うと“敵”になる場合が多いのでは無いかと思います、
雨を顔を切る程に凶器化させるし、四輪のハンドルが取られる強さの横風では、
私の好きなオフロードタイプの単車は、ヘタをすれば走行中に舞い上げられる恐れだってある、
一番怖いのは風に冷やされた低体温だ、むかし意識を失い掛けた事が有る、
「風を感じる乗り物」なんて鼻水が止まらなくなりそうなセリフを言うヤツの姿を見れば、
厚手のジャケットや皮のツナギなんだから「感じようも無い」って思うのは私だけだろうか。

でも時として風と仲良く出来たりもします、オフロード走行ってのは運動なんです、
長い林道を色々精一杯走ると(微妙な表現だな)ビッショリ汗をかいたりします、
走り抜けた林道の峠で、出会う風はヒートした体も心も空冷のエンジンも、
優しくクールダウンしてくれます。

そんな事を考えながら走っていたのですが、大変な事に気が付きました!
おやつが無い(;´Д`)
デイパックの中にはお茶の準備はしてあります、家を出るときに御湯をポットに
詰めるか迷ったのですが、半日ぐらいの間に冷めてしまうと思ったので、
簡単な湯沸し道具を持って来ています。
でも食べ物は持ってない、読書の楽しみの一つ「ポリポリ」する物が無い!
「エルマーさんでラスク買って行くか・・でも数作らないし人気が有るから
今からでは売切れてるかも・・・そーだ原のシュクールさんが良いじゃん
人気店だけど数作ってくれるから、それに目的地に近いし♪」
そんなこんなでテッテケテーっとTWを走らせます。

恙無くラスクを御土産も含め大量にゲット!ヽ(´ー`)ノやったー

シュクールさんからは、ほんの数分で目的地“いほはらの丘”に到着いたしました。



綺麗に整備された畑地です、やはり強めですが良い風が吹いて来ます
「なるほど(´ー`)コレかー」手付かずの自然も良いのですが、農地も凄く好きです
人の営みが感じられる優しい場所だから、風を感じつつそんな場所から見える景色は・・・

 

止まって風を感じたり、走って迷走したりと、楽しい時間を“いほはらの丘”で過ごしました、
しかし、またもや問題が一つ、畑地ですから公園のようなベンチとかテーブルなんてのは無いんです。
石碑の脇に石造りのテーブルとベンチは有りましたが、バスが目の前(坂道)を濃い目の排ガスを
出しながら通ったり、それ以外の交通量も多く落ち着かない「さて困ったぞ、何処で読むか・・・
そーだアソコにしよう♪」なにやら鉄肝君、読書とお茶とポリポリの出来る所を思い出した様で、
勇んで走り出しました、てなワケで2に続きま~す(´ー`)乞うご期待。