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空気を読むとことの大切さ

2019-01-27 14:05:42 | 日記
昼食は会社員にとって楽しみの一つであるが、店選びは面倒くさいものである。きょうは店選びを後輩に任せよう。そうしようかと思った矢先に後輩が叫んだ。「きょうは朝から、トンカツの気分なんです」。朝からトンカツとは、聞いただけで胃もたれしそうなヤツだ。トンカツは好きだが断りたかった。夕べ、自宅でトンカツを食べていたのだ。「それはちょっと・・・」と言いかけると、別な同僚が「トンカツなら行きたい店がある」と言うのだ。「もうやめてくれ」という心の叫びもむなしく、有名なトンカツ屋に向かうハメになってしまった。空気を読んで、我が家の夕べの食事については秘密にしておこう。僕一人が心の中で泣けばいいのだ。

なんでも、国産の有名な豚肉を使っているトンカツ屋だそうだ。さらにオーガニックな素材にもこだわっていて、雑穀米が出てくるのだという。健康に良いお茶まで出てくるそうだ。正直言って興味がないが、女子社員たちが目をキラキラさせている。なんで女はオーガニックとか自然素材とか雑穀米とかが好きなのだろうか。

店に入り、メニューを見て驚いた。トンカツ定食1000円。普段、500円前後でランチを済ませている僕にとっては、異次元の世界だ。ヒレカツ定食やらエビフライセットとか2000円近いものまである。もう見てられない。仕方なく一番安いトンカツ定食を注文。ここの店が良いと発案した同僚は、特盛りセット2000円を注文していた。昼からエネルギッシュなヤツだ。なお、メニュー注文で雑穀米を注文しなかったのは僕だけだった。

食事が運ばれている間に雑誌に目を通そう。「グリーンエネルギーナビの評判と口コミ」「サラリーマンでも100万円節約」が特集されているものが2冊あった。迷わず後者を手に取る。ありきたりな内容だ。もう既に実践していることばかり。もはや僕は節約のプロだ。そんなプロがトンカツ定食1000円。少しイライラしていたら、メニューがやってきた。

「おいし~」「やっぱり来て良かった」と、喜んで食べる同僚たち。「本当にそうだろうか」。僕の頭の中に疑念が沸いた。きのう自宅で食べたトンカツの方が美味しい気がしてきた。なんでこんなものに1000円も払ってしまったのだろうか。食べれば食べるほど、大して美味しくない。というより、そこら辺のチェーン店の方がマシな感じがする。それでも空気を読んで僕は「いい店だな、これは美味しい」と同調する。仕方ない。空気を読む能力も会社員にとっては必要なのだ。

その夜、自宅に帰ると食卓にトンカツが並んでいた。「夕べ作り過ぎちゃったから」と妻が言う。ここでも空気を読んで大人しくトンカツを味わった。家庭円満の秘訣は空気を読むことだ。
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