名実況アナウンサー

ニッポン放送のプロ野球中継「ショウアップナイター」の名実況アナウンサーとして知られた、深沢弘（ふかさわ・ひろし）氏が８日、死去した。８５歳だった。１９６６年に始まり、今年が５５周年となる「ショウアップナイター」で、深沢さんは開始当初から実況を務めてきた。「深沢節」と呼ばれたレジェンドは、他局を含め野球中継に臨むアナウンサーの手本になった。ニッポン放送では８日午後５時半から放送した深沢さんの古巣といえる「ショウアップナイタープレイボール」で、深沢さんを「師匠」と慕ってきた松本秀夫アナウンサーが訃報を伝えた。緊急出演した江本孟紀氏（サンケイスポーツ専属評論家）は、現役引退後、深沢さんに「解説をやらないか」と声をかけてもらったエピソードを明かした。「４０年の解説者人生のほとんどを深沢さんに支えてもらった」と感謝すると、松本アナと二人、涙で言葉が続かなくなった。深沢さんが愛し、育てた「ショウアップナイター」は、横浜スタジアムからＤｅＮＡ－巨人を中継。松本アナからバトンを受けた煙山光紀アナウンサーは、「深沢さんは『ミスター・ショウアップナイター』でした」とかみしめるように実況を開始した。ニッポン放送では１３日午後１０時から１１時まで、深沢さんをしのぶ特別番組を放送する。。※引用しました!