アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第12章 万教帰一 ⑤ババジとは

2010-12-31 08:49:17 | 第12章 万教帰一
筆者は、④あるヨギの自叙伝で、何度もババジという名前を引用してきたが、未だそれがどのような人なのか説明していない。勿論、既にご存じの読者の方もおられるとは思うが、正直なところ筆者もつい最近まで全く知らなかった名前なので、インド哲学やヨーガに関心をお持ちの方はともかく、初めてこの名前に接した方も多いと思う。筆者がこの名前を初めて知ったのは、ジョシュアD.ストーン博士の『完全アセンション・マニュアル』からなので、ババジとはどのような人なのか説明するため、先ずはその部分を引用する。

「アセンションして地上に転生している驚くべき存在が、ここにもう一人いる(筆者註:前の一人はサイババを指す)。その人について述べるのは私の義務でもある。不老不死のアヴァター、ババジ。言うまでもなく、それがその人の名である。ここで言及するババジとは、ラヒリ・マハサヤ、シュリ・ユクテスワ、パラマハンサ・ヨガナンダの流れによる、高名な‘セルフ・リアライゼーション・フェローシップ(SRF、自己実現同士の会)という霊的教派を創始した、偉大かつ高尚な存在である。ババジは、別名マハアヴァター・ババジ、シヴァ・ババジ、マハムニ・ババジ、またはクリヤー・ババジ・ナガラジ等とも呼ばれて来た。彼は、死や老いの陰りの無い16歳の肉体を保っている(地球の惑星ロゴスであるサナート・クマラとの個人的邂逅を果たした人達もまた、サナート・クマラを非常に若い存在であるとしているのは興味深い)。」

「ババジは幾世紀ものあいだヒマラヤ山中に棲み、その間、ほんの一握りの弟子たちとしか接していない。彼にとっては肉体の物質化も非物質化も意のままで、しかもそれを頻繁に行っている。ババジは西暦203年の11月30日にインドで生まれており、幼名をナガラジといった。ナガラジとは蛇の王という意味であり、クンダリニ・シャクティ(筆者註:クンダリニの神秘的な力と考えれば良いと思う)の根源力をたたえたものである。ババジは明らかにクリシュナ(主マイトレーヤ)と似た星の並びのもとに生まれていると言える。ババジは自己実現の探求を始めた当初に、漸くグルを見付け出し弟子入りする。そのグルは、偉大なるシッダ・ヨーガのマスターであるボガナタールであった。集中的なヨーガ訓練の後、ボガナタールはババジに、伝説的シッダ・ヨーガのマスターであるアガスティヤから、クリヤー・クンダリニ・プラーナヤーマ(筆者註:クリヤー・ヨーガの呼吸法)を学ぶようほのめかしたという。アガスティヤの居場所は特定が難しく、しかも彼は弟子選びに関してひどくうるさい人であった。南インドに赴いたババジは、アガスティヤによって神聖なるヨーガの教えへの参入が許されるまでは、今こうして瞑想している場を決して離れまいと、聖なる母に深く誓っていた。・・・48日にわたる間断なき祈りと瞑想のため、死に近づいていたババジは、それでもアガスティヤの名をただ何度も繰り返すのだった。すると突然アガスティヤが森の中から姿を現し、ババジに食べ物と飲み物を与え、クリヤー・クンダリニ・ヨーガの秘伝を授けたのである。アガスティヤは、集中的修行を終えたババジに、ヒマラヤ山脈をさらに高く登り、前人未踏の偉大なシッダ(完全なるマスター)になるよう命じた。ババジはその後18カ月のあいだ単独でクリヤー・ヨーガの技法の習練に励み、ソルバ・サマディーと呼ばれるアセンションと肉体的不老不死の状態に到達した。1700年以上も昔であるその時以来、ババジの使命は、自身が神性の体現を探求するなかで人類を支援することとなった。シャンカラチャリヤ(筆者註:不二一元論で有名なインドの大哲学者)、カビール(15世紀のインドの宗教思想家、詩人であり、ヒンドゥー教とイスラム教の融和を図った)、そしてラヒリ・マハサヤといった人々に秘伝(イニシエーション)を授けたのはババジであり、そのときからSRFの流れが生まれたのである。ババジはほぼ根絶に等しい状態にあったクリヤー・ヨーガという科学を甦らせ、世の中への復活をもたらした。ババジによれば、クリヤー・ヨーガはクリシュナ神によってアルジュナに授けられ、パタンジャリやイエス・キリストもクリヤー・ヨーガを知っていたという。また聖ヨハネ、聖パウロ等、イエスの弟子たちもそれを教わっていたのである。ババジの偉大な弟子であるパラマハンサ・ヨガナンダは、20世紀に自己の実現を果たした人の中でも、もっとも素晴らしい存在の一人であると私は考えている。パラマハンサ・ヨガナンダは、マハトマ・ガンジーやルーサー・バーバンクといった多くの著名人を含め、10万人をゆうに越える人々にクリヤー・ヨーガの教えを授けている。」

「ババジは地球と、そこに棲む我々に活発な影響をもたらしているが、その影響力の大きさは、これまで僅かながらに聞こえて来たババジのそれをはるかに凌ぐものである。予言者、聖者、霊的マスターたちの特殊任務を援助するのがババジの使命であるが、彼はまた、自身の教えを、東西を問わず世に広めることに大きな関心を寄せている。パラマハンサ・ヨガナンダに、インドを離れて西洋世界に渡り、クリヤー・ヨーガを広めるよう指示を促したのはババジであった。ババジに関して非常に興味深い点は、彼の使命がサイババのような存在とはまた異なっていることである。ババジはどの時代にあっても決して姿を衆目にさらすことがない。常に裏方にあって、ごく少数の選ばれた弟子たちとだけ無名のまま慎ましく活動しているのである。にもかかわらず、彼がこの惑星に与えている影響には信じがたいほど深遠なものがあり、我々の時代の偉大な霊的マスターや教師たちの多くが彼の教えや指南を礎としている。偉大な霊的マスターであり、かつ自己実現を遂げた存在であるラヒリ・マハサヤは、ババジの名を敬虔な気持ちで唱える信奉者は、必ず即座に祝福を招き入れるであろうと述べている。またパラマハンサ・ヨガナンダは、ババジが自分のところに現れたときの姿は25歳より上には見えず、その肉体は老いを感じさせるものは何一つ見当たらなかったと言っている。ババジの不老不死の肉体は食物の摂取を必要としない。」

この後、『完全アセンション・マニュアル』においては、ババジの示した数々の奇跡(それはキリストが起こした奇跡に匹敵するようなインパクトがあると思う)がストーン博士にとっての非常に感動的な話として引用されているが、『あるヨギの自叙伝』(以下、同書)の中にはそれらの奇跡とは別に、ラヒリ・マハサヤ師がババジに邂逅した際の別な意味での感動的な話が載っているので、その部分をかいつまんで引用する。尚、ここでババジが「お前」と呼んでいるのは、言うまでもなくラヒリ・マハサヤ師のことである。

「今回、お前が世間一般の家庭と仕事を持った一社会人になるまで私に会わなかったことには、深い目的があったのだ。お前は、このヒマラヤの聖者の群れに加わりたいという願いを、今は捨てなければならない。お前の今生の役割は、市井の中で生活して、家庭人としてのヨギの理想的な模範を人々に示すことにあるのだ。世の悩める人々の叫びが、偉大な師たちの耳に聞こえている。お前は、クリヤー・ヨーガを通じて多くの真剣な求道者たちに霊的救いをもたらす者として神に選ばれえたのだ。世の多くの人々は、家庭的きずなや雑多な世間的責任のために霊的修行を妨げられているが、彼等は、自分と同じ立場にあるお前を見て勇気づけられるだろう。お前は彼らに、ヨギの最高の境地に至る門が普通人にも開かれていることを知らせなければならない。たとえ俗世間の中で生活していても、ヨギとして、いっさいの個人的動機や執着を離れて自己の責任を忠実に果たす者は、確固たる悟りの道を歩む者だ。」

「・・・ババジは、昔から師が弟子にヨーガの秘伝を伝える場合の厳格なおきてについて、私に指示された。“クリヤーの鍵は、それを受ける資格のある弟子にのみ与えなさい”ババジは言われた“神の探求のためにあらゆる犠牲をいとわぬことを誓う者だけが、この瞑想の科学によって人生究極の謎を解くことができるのだ”“恵み深い大師よ、あなたは失われたクリヤーの秘法を世に復活させることによって、大きな恩恵を人類にもたらされました。つきましては、弟子になる資格をいま少し緩和していただくことによって、その恵みを一層多くの人々に分け与えては頂けませんでしょうか”わたしは嘆願するように師を見つめた“お願いですから、初めは完全に内的脱俗の決心がつかない者たちにも、どうかクリヤーを授けることをお許しください。三重の苦しみにたえず悩まされている世の男女には、特別の励ましが必要でございます。彼等は、クリヤーによる導きなしには、永遠に解脱への道を試みようとしないでしょう” “では、そうすることにしよう。神は、お前を通してその御意思を表されたのだから”大師は慈愛に満ちたまなざしでこう言われると、何千年来のクリヤー公開の禁令を解かれた“謙虚な心でお前に救いを求める者には、誰にでも差別なくクリヤーを授けなさい” ババジはしばらく沈黙されたあと、更にこう言われた。“バガヴァッド・ギーターの言葉を借りて、私は此処に厳粛な約束をしよう。‘スワルパマッピアシヤ・ダルマシヤ・トラヤテー・マハト・バヤート’(少しでもこの行法を実行する者は、大いなる恐怖―輪廻の生涯に付きものの深刻な生死の苦悩―から救われるであろう)。この言葉をわたしの約束として、クリヤーを授けるお前の全ての弟子たちに伝えなさい”」

そして、同書の注記には、次のように説明されているので、その一部を引用する。
「ババジは最初、クリヤー・ヨーガを他人に教える権限をラヒリ・マハサヤのみに与えられた。その後、ラヒリ・マハサヤは、自分の弟子の中の数名の者にも同様の資格を与えてくれるようババジに願い出て許された。ババジはまた、将来クリヤー・ヨーガを教える資格を持つ者としては、ラヒリ・マハサヤ師が資格を与えた弟子からさらに資格を受け継いだ者によって認可された熟練したクリヤー・ヨギに限ることを定められた。そして、正当な資格をもつクリヤーの指導員から伝受を受けたクリヤー・ヨギはすべて、忠実にそれを実行する限り、来世に至るまでその霊的進歩を保証する、と約束されたのである。」

この話は19世紀の話であり、その時点でババジから直接そのような使命を授けられた人はラヒリ・マハサヤ師以外にはいなかったものと思われるが、その後シュリ・ユクテスワ師もパラマハンサ・ヨガナンダ師もババジとの邂逅(ダルシャンと言うべきであろうか)を果たしている。また、マーシャル・ゴーヴィンダンの『ババジと18人のシッダ』の中では、「ババジの使命」と言う章を設けて、次のように説明している。

「ソルバ・サマディー(神が顕現した“金色に光輝く”状態。神性の降臨により、霊体、知性体、メンタル体、生気体、肉体が変容することで実現する)に至るとは、神の意思に自己を空け渡し、それが自己の存在の全てのレベルに降臨することによって、反抗的な人間の気性が変容をとげることを意味する。こうして神は粗雑な物質界において無言のうちに仕事を遂行し、より高次な生命に進化することを求める全ての人々を助ける。ソルバ・サマディーに至って以来、ババジは神性の実現を求めて苦闘する人類の援助を自らの使命と定めた。通常、彼は名を明かさずに行動する。ババジに助けられた人々は、多くの場合、助けがどこから来たのかを知らない。またババジの使命には預言者への援助もふくまれる。(Yogananda,1969、P106)シャンカラ、カビール、ラヒリ・マハサヤ、S.A.A.ラマイアおよびV.T.ニーラカンタンのように偉大な魂を持つ少数の人々に対しては、ババジは姿を現してイニシエーションを与えた。ババジは肉体に留まり、この物質世界の何人かに対しては常に目に見える姿で現れることを約束した。(前掲P312)クリヤー・ヨーガはクリシュナからアルジュナに伝授され、パタンジャリやイエス・キリストもこれについて知っていたこと、更には聖ヨハネ、聖パウロ及び他の使徒たちにも伝受されたことをババジはラヒリ・マハサヤに伝えている。(前掲P244-245)」

以上引用させて頂いた書籍はいずれも信頼に足るものであると思っているが、読者諸賢の中には、特にババジが1800年以上その肉体を保持していることに就いて、疑問に感じている方も居るものと思う。しかし、問題はババジの年齢を信じるか否かではなく、ババジと彼が導いた者の言葉や教え、或いはその業を信じるかどうかであると思う。それに関しては、本章の中で追って説明して行くので、是非本ブログを読み進めて頂きたい。

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