紀伊國屋サザンシアターにたくさんの皆様にお越しいただき、
本当にありがとうございました!
失明した主人公役ということで、稽古中も本番中もほとんど闇の中、
というより、まぶたを閉じていても感じる、包帯を通ってくる白い光の中、かな。
演じた河野康夫という人物も、開眼手術をして、きっとこの光を感じていたに違いない!
包帯をしていると、どう工夫しても、舞台上ではこっそり目を開けたところでほぼ見えないので、
もう諦めてほとんど目を閉じて過ごしました。
暗転中に板付きする時は共演者の肩につかまって連れていってもらい、
本番中も白杖無しではベンチの場所も舞台と客席の境もわからない始末。
普段、舞台の本番が終ってもしばらくは、舞台上で繰り広げられた世界や客席の雰囲気が、
視覚的な記憶として甦ってくるのに、今回はそれが全く無し。
他の登場人物の声やお客様の反応の声が頭の中に残っているだけ。
なんだか不思議です。
視覚的な記憶は頭の中で想像したことだけ。
「あの人はあのあたりにいてあんな顔してたに違いない」
というような。
舞台に立った夢を見ていたみたいです。
稽古中、見えないというのはもちろん大きな不安感がありましたが、
でも同時に、人から目を見られないという妙な安心感もあったり。
稽古を終わって家に帰っても、目を閉じると急に役の気分になって
セリフが出てきて、ちっとも休まらなかったり 。
車を運転しながらセリフの練習をしだしたら、
やっぱり役の気分でうっかり目を閉じそうになったり。
不思議で、そして僕にとっては貴重な体験をしました。
今年の舞台はこれで終わり。
また来年お会いしましょう!
本当にありがとうございました!
失明した主人公役ということで、稽古中も本番中もほとんど闇の中、
というより、まぶたを閉じていても感じる、包帯を通ってくる白い光の中、かな。
演じた河野康夫という人物も、開眼手術をして、きっとこの光を感じていたに違いない!
包帯をしていると、どう工夫しても、舞台上ではこっそり目を開けたところでほぼ見えないので、
もう諦めてほとんど目を閉じて過ごしました。
暗転中に板付きする時は共演者の肩につかまって連れていってもらい、
本番中も白杖無しではベンチの場所も舞台と客席の境もわからない始末。
普段、舞台の本番が終ってもしばらくは、舞台上で繰り広げられた世界や客席の雰囲気が、
視覚的な記憶として甦ってくるのに、今回はそれが全く無し。
他の登場人物の声やお客様の反応の声が頭の中に残っているだけ。
なんだか不思議です。
視覚的な記憶は頭の中で想像したことだけ。
「あの人はあのあたりにいてあんな顔してたに違いない」
というような。
舞台に立った夢を見ていたみたいです。
稽古中、見えないというのはもちろん大きな不安感がありましたが、
でも同時に、人から目を見られないという妙な安心感もあったり。
稽古を終わって家に帰っても、目を閉じると急に役の気分になって
セリフが出てきて、ちっとも休まらなかったり 。
車を運転しながらセリフの練習をしだしたら、
やっぱり役の気分でうっかり目を閉じそうになったり。
不思議で、そして僕にとっては貴重な体験をしました。
今年の舞台はこれで終わり。
また来年お会いしましょう!