まーくんブログ「人生って何?」私自身の体験をお話しします。お役に立てれば嬉しいです。

何のために生きてるのか? 人生に目的はあるのか? 死んだらどうなるのか? 悩みを解決するにはどうしたらいいのか?  

第108話 自分は知らずにしていることでも魂はすべて知っている。

2019年05月08日 | どう生きたらよいのか

この世は錯覚の世界と言えるようです。
でも魂には自分という意識のしていることがすべてわかっています。魂は常に真実を知っています。

一方自我意識はどの人でもこの世では 問題とか悩みというものを持ちます。そしてそれを克服しよう 乗り越えようと努力します。
たとえば自分の嫌いな性格を変えようと努めたりもします。

ところが努力すればするほど問題は消えたりせずに逆に悩みが深くなったりします。

実は問題というものは 克服したり乗り越えたりすることではありません。
解決するには問題自体を素直に認め 許し 受け入れることです。 一言で言うと「許す」ことでのみ解決するようです。

成長するとは問題を許せるようになることです。
それは自分の魂が持っている意識に自分が近づくということです。
技術的に解決するのではなくて 許すことによって成長すると 自然に解決するようになっているのです。

この世では一人一人が成長していくために そのひとが取り組むべき問題というものを自分が創っているようです。ですのでその人にとってこの世で「許すべき」問題がなくなるまで成長していくと この世に来る必要はなくなるようです。

私たちはこの世では自我意識として生きています。
自我は自分や他人や出来事やものごとなどを「裁く」のが特徴です。良い悪い 好き嫌い その他の価値判断を常にするのです。 その価値判断というものが問題を創るおおもとなのです。それが人間の姿です。

ではそれを魂の視点から見るとどうなるのでしょうか。
魂はその人が成長するために わざわざ問題の起きそうな場面を設定して 自我意識に価値判断させているのです。その人を成長させるプロセスを一緒に歩むのが目的だからです。

ただ 魂はすべてを許していて 価値判断は一切しないようです。する必要もないのです。

ひとつの例として子育てについて考えてみましょう。
子育ては親にとっては大変な苦労です。
しかし実はそれが親と子の両方の自我意識の成長のための重要な「ツール」として使われているのです。

子供は生まれて以来あるがままに生きようとします。
親は目を離していては危ないと思うので ついアレしちゃいけない コレしちゃいけない それダメ あれダメと 子供が自分の意志で動いてはいけないんだと思うようになるまで つまり「自己否定」するように仕向けます。子供が育ってきても子ども扱いして結構厳しく「育てよう」とします。

普通の親ならそんなつもりはないはずですが 子育ては親の責任であり義務だと教えられていますから 子供にもし何かあったら大変だと思うし またそれがシツケというものだと考えています。
また 親が目を離していたから子供が大変なことになったじゃないかと思われたくないのです。(現にそういった子供の事故も結構起きているからです)

真実はどうでしょうか。赤ん坊や子供の場合であっても担当している魂が生死を決めているとは誰も思わないのが普通でしょう。子供に何か起きるときも 普通の大人の場合と同じように 当初からの設定に従って起きるようです。そういう場合は親としてはどうしようもないと言わざるを得ません。ふつうなら起きないことが親が目を離したから起きたということは実はないのです。

ですので子供に起こるすべてのことも大人同様に 偶然はなく 魂が了承しないことは起きないのです。重大な出来事は子供の魂があらかじめ決めてきたことしか起きない仕組みになっているのです。

それを知っていれば 天を信頼して親も少しは口やかましさが減り もっと子供の自主性を育てることに注力できると思われます。
また例外を除いては子供の方が親より成長度が既に高いのが普通ですから 基本的には親がしつけたりしなくても自然に親以上に成長していくようになっているので 叱ったり厳しくすることは逆効果なのです。

このような事情があるために 多くの子供は生まれて数年もしないうちに自己否定という考えを持つようになります。しかし親は子供に対して「お前がそのままでは立派な大人になれないよ。親の言うことをよく聴きなさい」と言い続けます。ひどい場合は叩いたり虐待したりします。

ですので親という「立場意識」はほんとうは不要であり 子供は愛して褒めて良い友達として子供から学びながら一緒に成長していくことが望ましい親の姿のようです。

親が悪役のように思われるかも知れませんが この世のシステムでは親の勘違いや親自身の成長度の不足から こういった問題を利用して 子供がいろんな「否定的な性格」を育てる「仕組み」である ということです。大事なのはそれに「気が付く」ということです。

子供が大人になっても悩みつづけるいろんなタイプの否定的な性格・・・それがつまり成長のための主要なツールなのです。
そのツール創りを親子関係が担っているのです。親を責めるためにあるのではないのです。
もちろん魂レベルで見れば 舞台裏の真実については 親の魂も子の魂もすべてを知っているわけです。ただ自我意識にはそれが見えない仕組みになっているだけです。それが成長のための仕組みのひとつなのです。

ですので自我レベルで認識することは 魂レベルでの認識とは雲泥の差があるということです。幻想と真実の違いです。
そしてその仕組みに気付き成長すればするほど表と裏 目に見えることと見えないことの違いが分かってくるということのようです。

(続く)

      

 


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