(c'est seulement en japonais
pour aujourd'hui)
編集者ってホントーに、マジで黒子の仕事だ。
たとえば全体の企画立てからカメラマン、ライターなんかの人選、
ページ構成の大まかなレイアウトなんか全部決めるのは
編集者の仕事なんだけど、うまくいった時は各スタッフが
評価されて、うまくいかなかったら「担当はだれだ?」と
呼び出しの対象になる。
その点、同じくチームの仕事をまとめる映画監督とは全然違うよな。
そりゃ、規模も違うけどね。
そんななか、どんな時がうれしいか?
まずは何より読者からの反応だ。
そして、あることに真剣に取り組んでる
人や組織とかを取材して、
その記事が当の取材先から喜ばれること。
彼らに共感しつつ客観性を失わないという
バランス感覚が大事。
ぜひ皆に紹介したいと思える対象を探し、
読み手に彼らの気持ちや志が伝わる
言葉&ビジュアル、デザインを選びに選ぶこと。
それが編集者の仕事だ。
小説なんかの書籍編集はまた趣が違うかも知れないが、
雑誌では、ライターさんが書いたものが「正しくても不十分」な場合、
編集者が言葉を補ったり差し替えたりする。
結果として、ライターさんが書いた原型とは
文体もトーンもかなり変わってしまうこともある。
でもいつも第一優先項目は、読者への誠意。
これがないと終わり。
次に貴重な時間をとってもらった取材対象にも
できれば喜んでもらいたい。
というより、対象の良さを最大限に引き出すのも
編集者の役目のひとつなのだ。
そんなこんなで、今日は以前の取材先から、読者からの
よい反応をもらって喜んでいるという話を直接聞いた。
記事自体やページデザインもすごく気に入ったとのこと。
彼らから「だれがあの記事やデザイン作ったんですか?」と
聞かれたが、もちろん各ライターやデザイナーの
名前を挙げた。
でも・・・ひそかに、取材先が喜んでいるのは
私がかなり手を加えた(言葉や写真を選び倒した)
箇所だという確信があったので(今日のケースは特に)、
心の中で「よし!」と叫ぶ私がいた。
我ながらなんとつつましい(笑)。
でもしみじみ、喜んでもらえてよかったな。
今日は朝からタクシー内でのインタビューやら何やらで
すごく忙しかったが、ともあれいい1日だった。
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