ちはるびより

タナトフォリック骨異形成症の娘チハルと3歳上の元気なお姉ちゃんカズハを育てる母の日記です。

お願い・・お願い・・

2007-10-29 23:00:22 | Weblog
チハルのお向かいのベッドのYくん(少し前までは隣のベッド)、ずっと具合が悪そうでした。点滴も抜けず、チハルが具合が悪かったときみたいに、波形の出るモニターをつけていました。でも、チハルみたいに、ナースステーションの前の部屋にベッドが移動になることもなかったし、私は、そこまで悪くはないんだ・・って勝手に思ってました。
昨日、チハルとお散歩に行って、2階のエレベーターの前に座っていると、Yくんのおばあちゃんが、息せき切ってエレベーターに乗り込んでいくのを見て「あれ?どしたのかな?」と思いながら、その後、お散歩を終えて病棟に戻ると、もうカーテンが引かれていて、Yくんのベッドは見えなくなっていました。
どうしたのかな?大丈夫なのかな?
とても心配だったんだけど、聞けるような雰囲気でもなかったし、帰る時間になったので、お父さんと病棟をあとにしました。

今日、病棟に入る前に、深く深呼吸。
どうか、どうか、チハルのベッドのお向かいには、昨日より少し良くなったYくんが寝ていますように・・。お願い・・お願い・・。

病棟に入ると・・
Yくんのベッドはありませんでした。
チハルのお向かいには、誰もいませんでした。

「あの、Yくんは・・?」看護師さんに聞くと
「お母さん、ちーちゃんね、昨日、Yくんがお部屋を出て行くとき‘あぅー!あぅー!’って、すごく淋しそうに泣いてたんですよ。ちーちゃん、ちゃんとYくんに‘さよなら’していましたよ」って言われて、チハルをギュッと抱きしめて、泣いてしまいました。

Yくんとは、NICUのときもベッドが隣で、HCUに来てからも、同じお部屋で、他のお友達より長い時間、一緒に頑張ってきたお友達。
お父さんも、お母さんも、とても熱心な方で、病気のことや、制度のことにも詳しくて、ボケボケしてる私に、いろいろ教えてくれました。バギーもいただいたばっかりだったのに・・。
何だか、本当に、本当に辛くて、今日は、ガランとしたチハルのお向かいを見るたび、思い出すたび、悲しくて、涙、涙でした。

Yくんのご冥福を、心よりお祈りします。

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