亡国の皇女ヨナがハクに連れられて辿り着いた場所は、風の部族の都、風牙(フウガ)。
見習い女官と身分を偽り、その都で世話になるヨナは、若長と呼ばれ慕われるハクの姿を見る。高華の王都「空都(クウト)」の緋龍城には、五部族の長が召集される。その権威が地に落ちている高華を他国に侵されない強国にするために新王が必要だと。
スウォンを承認せずに風牙の都に戻ったムンドクは、ヨナ姫の無事を知り、彼女をきつく抱きとめる。「風の部族はムンドクみたい あったかくてほっとする」と答えるヨナ。
川が塞き止められ、火の部族に襲われた商団の怪我人が運び込まれる。ムンドクに「ソン」の名を返し、都を出ていくと言うハク。風の部族長の最後の命令に、涙して「御意」と答えるムンドク。皇女であったヨナが手をついて幼いテヨンに礼を言い、風牙の都を去ると別れを告げるシーンが好きです。
「いつか あなたが再び絶望に立たされ 助けを求めた時 我ら風の部族は誰を敵にまわしても お味方いたします」と二人を送り出すムンドク。そしてヨナとハクが神官を探す旅が始まる。
風の部族の承認を得て緋龍城を我が物にしたスウォンの下に、火の部族長の次男カン・テジュンからの、ヨナ姫が亡くなられたという報告が入る。戴冠式に相応しい暁の空の夜明け、あの日自分の右腕になってくれると言ったハクも、ぬくもりをくれた少女ヨナも踏み付けて切り捨てて、高華国空の部族第11代目スウォン新王が即位する。
第6話カラー扉(『花とゆめ』2009年23号)
第10話カラー扉(2010年4号)
お薦め度:★★★☆☆
本誌12号に載った第17話で一気に面白くなったので、期待できます。
「描きたい」という意欲が存分に伝わってくるし、仕事もとても丁寧なので、最低でも最初の2年間(48回)は続けてほしい。ファンタジーをヒットさせるのは難しいだろうけど、とにかく描きたいように描いてほしい。ひいきしてる作家さんには好き勝手やってほしいと私は思うのです。
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【検索用】暁のヨナ 草凪みずほ 2