アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『別冊 マーガレット』10月号

2009-09-14 | 少女漫画
 
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10月特大号は『君に届け』アニメ化記念DVDがふろくで450円。450円ってことは一冊420円のマーガレットコミックスよりも高いわけで、ふろくのDVDがどうこうより「単行本1冊よりも高い値段を出す価値があるか」という点が重要なのです。大人にとっては微々たる額でも、お小遣いをやりくりして漫画を買ってる小中学生にとって数十円は大きいので、単に「単行本まで待てない」というだけでは「雑誌を買わせる」という行動をとらせる要因として弱くなります。
たとえ数ヶ月後に単行本が出るとしても「それでも雑誌で漫画を読むことには意味がある」、そう思える雑誌であってほしいですね。


『君に届け』episode39/椎名軽穂
爽子、意を決して風早のいる教室へ。龍だと思ったらそこにいたのは黒沼で、自分ばかり言いたいこと言ってごめんと謝る風早。風早くんに会いに来た、風早くんに言いたい事があって来た、扉ごしでいいから聞いてと言う爽子。いつも「ごめんなさい」と謝られてきた、初めて会った時に「ありがとう」と笑ってくれてほんとうにうれしかった。笑ってくれて、話しかけてくれて、やさしくしてくれて、今までしらなかった気持ちをいっぱい教えてくれて、ありがとう。
「ごめんね」のかわりに、今度こそきいて_

扉を開けて、爽子の手を取り抱き寄せる風早。
「そらさないで こっちみて! …ずっと……… ちゃんと 黒沼のこと 正面から見れてなかった気がするんだ」。
もう下心なしで風早くんのことを見られないと取り乱す爽子。ピンがいいこと言いました。下心は「心」だ、持って当然だ!と。


『ストロボ・エッジ』#25/咲坂伊緒
さゆりの前カレが裕とみんなに知られる。言うほどの過去ではなく「みんなに言いたくない位イヤな過去」なんじゃないかと裕には指摘されたが…。
大樹のキスの真相を確かめようとするさゆり。こういう大事な時に限ってタイミングがずれてしまう。「奪う側だけがいつも悪いのかなーって思って」というさゆりの言葉を思い出す仁菜子。でも大樹が心変わりしてるとはどう見ても思えない。
「私らしいって何!? だいたい仁菜子にはこの気持ちは分からないよっ」。ついやつ当たりしてしまう。謝ってくれるさゆり、でも誰かと付き合ったことのない仁菜子にはさゆりの気持ち全部は分かってあげられないのかもしれない。
「もしかして俺達 あの時もっと言いたい事言い合えてたら 別れなくてすんでたのかな…」と言う裕。さゆりが思い切って大樹本人に確かめて、キスは誤解だと判明。不安にさせたことを謝る大樹は、そういう時はちゃんと言って!と。前に「思ってる事ちゃんと言おう」と言ったのはさゆりだろ?

ウザいかもしれないけどと、正直な気持ちをぶつけるさゆり。二人が微笑ましい。
ずっと言いたかったことを言えて、これでやっと終われるんだと言う裕、それを聞いた連は「俺はまだだな…」と。
その夜、勉強している連の携帯に、麻由香から電話がかかってくる。
「うん 俺も会って話したい事があるんだ」。


『少女少年学級団』#16/藤村真理
万引き未遂をしてしまった渡、そんな渡を殴り飛ばしてしまった健兄。
最近のおまえの態度とか、なんでこんなことしたのか全然わかんねーからと優しく、寂しそうに問いかける健兄に、急にどうしていいかわかんなくなった、どんなにがんばっても健兄みたいにはなれないと泣きながら答える渡。健兄は自分のヒーローだと言う渡、自分なんか目標にすんなと抱きとめてくれる健兄。
佐山からかかってきた電話に、渡はもう絶対に万引きはやらない、そう毅然と答える。「健兄や父ちゃんや母ちゃんに いつだって胸はって生きられるよーな人間でいるんだ!!」。
渡が一つ成長した一方、ノートに「サイテー女」と落書きされていた遙は身に覚えがないのに何故か仲間ハズレにされる。人の役に立とうと前向きに向き合うが、クラスの女子にワークルームに呼び出され…。
自分は大事な友達を平気で傷つける人間なんだと集団で責められ、「エライ子」と言ってくれた母の前で泣き崩れてしまう。


『ベリーダイナマイト』STAGE 5/中原アヤ
火事の中、生還を諦めきってしまっているくるみとアリアを叱咤激励して出口を探す麻衣。どんな窮地でも絶対に諦めない麻衣の姿がとにかく気持ちいい。
麻衣の力業でなんとか脱出する三人。しかし唯一つ残されたこの仕事も流れてしまい、さらに事故の原因はSTAR BERRYが持ち込んだ火と濡れ衣を着せられてしまう。社長はうちは弱小事務所だからどんな嘘八百を書き立てられても泣き寝入りするしかないと言う。納得できない二人。イベントを予定していたCDショップからもイベント中止の連絡が。
イベント中止を知らせる張り紙を見て唖然とする水無月。そこに居合わせたのは同じくSTAR BERRYのファンの初対面の二人。彼等から事故の真相を知った水無月は「ファンだからこそできることもあると思います!」と。「いつも僕に元気をくれる2人が困っているのなら 今度は僕が元気にしてあげたいです」。その言葉に感動する二人。「そうだネットだよ諸君!!」。
全部大人の事情と金とコネで回っている汚れた芸能界、でも時々奇跡が起きる。
事務所前に殺到するSTAR BERRYファンの人波。現場のファンが撮った事故の映像がアップされ、明らかになる事故の真相。

一度は中止になったイベントも、再開できた。握手会でこの奇跡が水無月くんのおかげだと知った時の麻衣の初めての涙!
次号から新展開。ますます楽しみです。


『夢みる太陽』24TH DOOR/高野苺
少しずつ明らかになる、大家さんと中川先生の過去。先生は他の女の人と違って特別だった、でも今は違うから心配するなと言う大家さん。だけどしま奈にはそれが信じられない。「本当に?」という不安。消えない不安。一度帰省したしま奈は、みんなでずっとあの家で暮らせるわけじゃないという不安も抱き始める。
二人でイタリアンレストランに入り、大家さんは楽しいと笑ってくれる。でもしま奈は本当は楽しくなんかなかった。心配なのは先生のことじゃない。不安なのは、大家さんに、無理させてるんじゃないかってこと。
「大家さんといても楽しくない だからもう好きになってくれなくてもいいよ」。

それは別れるってこと…?と訊く大家さん。
そんなはずない。本当は離れたくない。本当は_
1度目も、2度目も言えたのに、一番大事な時に、一番大事な事が、言えなかった。


『青空エール』14TH YELL/河原和音
自分を「特別な友達」と言ってくれた大介。それを自分が一人で友達こえて好きになってた。
大介を好きだと自覚したつばさに対して、一心不乱に野球に、今まで以上に燃える大介。「言い訳したくねんだ!!」。

ブラバンの人達を見かけた大介は、小野は部活で怒られたり何か言われたりしてないかと尋ねる。自業自得だと答える水島くん。「私は怒ってないよ!」というマルコの言葉を聞いて安堵。
つばさは副部長に「小野も野球部にカレシいるの?」と訊かれる。
………「小野」…?
「両想いになれるといいね」。その言葉で意識してしまう、期待してしまうつばさ。告白…とか?
大介に呼び出され、困った事やつらいこととかあったらオレに言ってと言われる。自分はあわよくばって、期待ばかりしてる。思ってても絶対なにもない。自分ががんばらないと、なにも_
「大介くん ………私が大介くんのこと…… 友達だと思ってなくて…… 好きだったら 困る?」。


『シーイズマイン』#6/美森青
真夜中のいきなりの美礼の訪問に困惑する遼太郎。無防備に自分のベッドに横たわり、意味深な態度。
「もしも あたしが急に告白してきたらどうする?」「友達から恋人になるのって…… アリなのかなぁ…って思って」。
もしかして彼女は自分が好きなのか?と思ってしまう遼。これは遠回しの告白なのか?
ハルどーすんだよ!?と眠れない。
しかし一夜明けると、ハルと美礼はつき合うことになったと遼に報告。
ハトのせいできらわれたのかと唖然とする遼。誰のせいでおかしくなったと思ってんだ!! あんなもん誰だって誤解すんだろ!!
パーカーを返しに来た美礼にあたってしまう遼太郎。ところが美礼はなぜ遼太郎が怒っているのか見当も付かない様子。
「ハルのことは好きだけど 遼太郎のことも同じくらい好きだもん」。
美礼が何を考えているのか分からない。でもまさかオレ、こいつに惚れちゃってんの……?
「先が読めない」という楽しさが抜きん出てます。第1巻買おう。


『こいのゆくえは』/四元シマコ
別マまんがスクール努力賞受賞作です。
16ページ。理想の王子様を夢みる少女が、現実のクラスメイトのさりげない優しさに気付くお話。絵が上手いです。女の子のちょっとした表情とかが魅力的。




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6 コメント

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Unknown (Jing*3)
2009-09-14 20:17:31
私が今日買ってきた『ゲッサン』は\500です。
これはオトナ向けのマンガなのかしらん。

同じオトナ向けでも、『まんがタイム』は\300なのになぁ。
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500円 (Wrlz)
2009-09-14 20:49:50
>Jing*3様

中綴じか平綴じかでも値段違ってきますよね。あとは印刷の質かな。
私は『別冊 花とゆめ』が500円なのが納得いきません(笑)
『花とゆめ』本誌は300円なのに。
返信する
釣られました (さっとん)
2009-09-15 08:49:28
私は単行本派なんで雑誌は
年に数冊しか買いませんが
今回は見事に釣られました(苦笑)

君に届け以外は単行本を待つ為に
読んでません(金のムダ?)

と言うか君に届けを読んで満足しちゃいました(笑)
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45周年だから450円? (Wrlz)
2009-09-15 11:23:06
>さっとん様

でも10月号も気になる処で途切れてるじゃないですか。明日が待ち遠しくてしかたないという。そして11月号も買う…(笑)

いつまでこの450円という特別価格が続くのやら。昔は390円だったのに。
45周年だからって450円が許されるとでも?←と、アンケートはがきに書きたい(笑)
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いやいや (さっとん)
2009-09-16 08:08:17
確かに雑誌もいい所で終わってますが、
基本は単行本でまとめて読みたい人なんで
爽子のがんばりが見れて満足です。

次は10巻まで待ちますよ(汗)

雑誌の値段ってあんまり気にしてないケド
オマケとかで変わるんですかね?
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値段 (Wrlz)
2009-09-16 11:15:06
>さっとん様

爽子、がんばりましたよねー!

最近『別マ』は440円で、ちょっと豪華なふろくがあると450円です。
『花とゆめ』は300円で、別冊ふろくとかがあると310円なので「10円」の値上げという場合が多いです。

関係ないけど、早起きしてパソコン2台降ろして大掃除してすがすがしい気分です(笑)
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