靖国神社に行った

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　バージョンアップのたびに動きが遅くなり、使い勝手が悪くなっていくのはやめてほしい。

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　九段下で安くて美味い中華を食べるという用事があった帰りに、初めて靖国神社に行った。いろいろな思想があるとは思うが、自分はフラットだろうと思いながら、境内を散策した。



　それでも賽銭箱の前に立った時は、祖父母のことを思った。父方母方の祖父は幸い戦死することなく終戦を迎えたので、この地にはいないだろうと賽銭をしないで素通りしたのだが、戦地には行ったらしいことを子供の頃に聞いたことを思い出し、祖父の仲間がいるかもしれないと賽銭をした。



　自分が子供の頃は、友達の家の仏壇に軍服を着た人の遺影が飾られたりしたのを、ちょいちょい見たが、いまの若い人だとそんなことはないんだろうなと思ったりした。上野公園には軍服を着て物乞いをする人を見かけたりもしたが、いつのまにか見なくなった。中国残留孤児のニュースも見なくなったな。



　境内に犬の銅像があった。子供に「これはなんだ？」と聞かれたのだが、軍犬と書かれてはいるものの、説明文がよく見えない。とりあえず「頑張った犬だよ」と教えた。その隣には馬の銅像があり、また子供に聞かれた。軍馬と書かれていたので、騎兵隊などで活躍したのだろうと思い、「頑張った馬だよ」と教えた。さらにその横には鳩の銅像が。

　これも子供に聞かれ「頑張った鳩だよ」と教えたのだが「頑張った鳩」って面白いなと思い、境内で一人で笑っていた。