元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

7代目立川談志の感想

2012年01月17日 23時33分18秒 | 日々雑感
「布袋寅泰、元BOOWYドラマー・高橋まことと24年ぶり共演へ」

 まこっちゃんのブログを見たけど、色々頑張っているようです。

---

 2011年11月21日に亡くなった7代目立川談志。彼の天才ぶりをメディアは伝えていたけど、僕にはまったく分からなかった。それは純粋に彼の芸を見たことがなかったから。年末に立川談志の追悼番組を2時間かけて放送していた。1時間がコメンテーターとしての談志、1時間が落語家としての談志。その感想。

 コメンテーターとしての立川談志は毒々しかった。僕の好みだ。しかし一般受けというかスポンサーの受けは良くないんだろうなと感じた。こんな毒をはいていた。

「この都庁っていう建物の中では、何人くらい働いているんですか?」
「半分くらいですかねぇ」

「なんで飲酒運転しちゃいけないか知ってるかい?」
「ひとりしか轢いてないのに、ふたり轢いた気になっちゃうからだね」

 毒の中にユーモアがあるのか、ユーモアの中に毒があるのか。面白い人だったんだなぁという感想を持った。

 そして落語家としての立川談志。演目は「芝浜」。

「…」

 まったく分からなかった。そもそも僕は落語をしらない。面白い話を一人で演じるくらいの認識しか持っていない。しかし「芝浜」というのがまったく笑えない。笑うポイントが分からないというレベルではなく、笑わそうという意思が感じられなかった。何かを真面目に演じているんだなという風に思った。

 落語にも色々あるのだろう。笑わせることを目的とした落語、何かを演じて感動させる落語。残念ながら天才といわれた談志の落語は僕には伝わらなかった。恐らく僕の不勉強なのだろう。素人が見てはいけないものなのだろう。それはそれで問題なのだが、まぁそう思った。

 あと思ったのがひとつ。スタイルが爆笑問題の太田光と似ているという点。当然、当人同士もそう思っていただろう。太田光はどう思っているのだろうか。意識的に毒を吹いているのだろか。それともあまりに似てしまうから毒を弱めているのだろうか。まぁ良いか。

 落語も一度、生で見ないといけないな。以上でございます。


 そうだ、思い出した。一度、新宿ルミネで山崎邦生の落語を見に行ったら、ドタキャンしていて、代わりの演者としてピースが出演していたんだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする