千三句集（９９７）

一年のちりをはらって冬至風呂
　富翁

お食い初め

お食い初め小さな口の可愛さよ

家族みな笑顔にさせる初の孫

つねお

千三句集（９９６）

空手着の少年凛々し寒稽古
　富翁

関節痛が頻発しています

冬の寒さは、老体の軟骨を削減いたします。

左ひざ　腰痛もろとも　治したい
さもなくば　パソコン作業を　やめるべし
そりゃできぬ　相談なりしが　知恵もない
安楽

千三句集（995）

一輪車女の子行く冬夕焼
　富翁

千三句集（９９４）

悲しみで紅くにじんだ落葉かな
　富翁

千三句集（９９３）

夕暮れにそっと寄り添う鴨の群れ
　富翁

父が亡くなってから

なんともう三十年になります。
気づけばわたしもいい歳に。

冬一番　寒さに眺める　父母の顔
安楽

千三句集（９９２）

独り酒亡き父の影冬の夜
　富翁

千三句集（９９１）

寒の月老人と子と影ふたつ
　富翁
　

スリッパ

ついに買いました。もう足の先が冷えて冷えて。靴下では追い付かなくなったのです。

故事に曰く　頭寒足熱　言えてるな
安楽

千三句集（９９０）

朝の陽を浴びて真白きゆりかもめ
　富翁

鳥徳 吟行

(事前に用意したものを載せますね。)

茅場町　鯖と鶏肉　薫る町

鳥鍋や　二十余年も　食べ続く

ふはふはと　頬張りながら　酒杯空け
安楽

茅場町・鳥徳

交通費昼飯よりも高くなり

退職後昼インスタント夜発泡酒

つねお

茅場町・鳥徳吟行

近況を友と語らう年の暮れ

先輩