イエスからマグダラのマリアへの手紙・私は本当にかつてマグダラのマリアだったのか?

53.体験に手を貸す人々は、悲しみをもたらすものであろうと、愛しているのだというのを忘れないで下さい。

今日の父の言葉はどなたにも特に参考になることが伝えられています。

毎日の生活の中で、職場でとか、近所でとか、時折、「アイツにくらしいやつ

だ・・・」とか、「あの人、どうも好きになれない・・・」とか思い、悩むことも

ないことではありませんよね。


でも、今日の父の言葉を読むと、ああ、そうなのか、と思い直すことが出来そうで

す。

実際、催眠療法で、人間関係のもつれやトラブルの原因を探すセッションをするこ

とが多いのですが、カウンセリングをする時は、多分、こういうことが根にあるの

ではないか、とか、生育歴に何かあるのではないか、等々、推測しますが、ほとん

どの場合、そんなちっぽけな常識や憶測は大きくはずれ、天の摂理の深さ、愛の多

様性が、善意と愛の意図の元に展開していることを知り、言葉には表せないです

が、深い感銘を受けます。


今日もごゆっくり、お読みいただけますことを願っております。

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さあ、それでは表のメッセージは、もっと身近な人への愛、不特定多数の人達への

愛ではなく、特定したあなたの周りにおられるご家族や友人、または知人に限った

愛について言及してみましょう。


愛とは元来、限られると言う言葉はあまりふさわしくないのですが、今回は、限

る・・・というより、特定した愛についてこちらからの見解を述べましょう。



あなたはいつもお考えです。

愛とは何だか捉えどころのない、はかない、移ろい易いものだから、愛のあるう

ち、こちらに興味が向いている時だけ、関心や行き場があるものかもしれないと、

そして、本当に・・・それも限界はあるが・・・信頼できるのはごく限られた家族のみで

はないかと。



そのお考えについては、これはご最もなことと察します。


が、私からの見解はこうです。


あなたご自身が、今、とても限られた・・・まるで節穴からすべての世界を覗き見し

ているような状態で、生きておられるのだ・・・ということは何度か以前にも申しま

した。

愛、友情についても、同様なことが言える状態です。



あなたは、まるで、大きな円いタンクの中に押し入れられ、覆いをされて、限定さ

れた人達と共に生活を共にし、その中でのみ生じる現象を味わっており、そのタン

クの外には大きな空や、美しい太陽が照っているのもご存知ないような・・・例えて

言うと、そういう状態の中にあります。



従って、愛に関して私が述べる時、私の内容が納得いかなかったり、ご理解できか

ねることがあるのは、避けられないところでしょう。


しかし、それでも尚、私は今、試みたいと思っています。


タンクの暗やみの中でおられても、いつか大空の清清しさや大きさを察するだけで

も、そこで居られるお気持ちが少し軽くなるかもしれないからです。



さて、いつも前書きが長引き、あなたは少しがっかりというか、書く気持ちを失い

かけます。


急ぎましょう。


ご家族や友人達、仲間たちは特別であるのはご存知の通りです。

この世で生活や時間、体験を共にすることで、学び、歓び、気づきを起こそうと約

束をし、予定を立てた仲間達です。

その一人一人に各々のプランがあり、その中で遂行すべき学びがいくつか決まって

おり、お互いにその実行に一役も二役も果たすようになっています。



いいえ、肯定的な言語で表されない内実も、時には憎くべきこと、体験さえ愛から

の派生であるのです。


そうです。すべてが・・・起こりうるすべてが愛から発生しています。

あなたの敵を愛せよ・・・というのはこの意味からも正しのです。

あなたを憎む人、あなたの敵は、実は友であるのです。

あなたを本当に憎んでいたとすれば、あなたの近くに寄ることはなく、遠くから関

心を寄せる事もなく、あなたに一瞥を与える事もなく、存在自体を知らないでしょ

う。



あなたの体験に手を貸す人々は、例えそれがとても悲しみをもたらすものであろう

と、あなたを愛しているのだというのを忘れないで下さい。

家族や友人としてあなたの側で声援を送ったり手助けする人達は、言うまでもな

く、あなたを愛する人達です。


彼らは、多くの場合、あなたからも愛を与えられます。

お互いに与え、与えられる関係で生い立ちます。


しかし、ここで忘れられてはならないのは、お互いの学び、成長です。



ここ地球上に降り立つ元来の意味、目的は体験の中から何かを得ることなのは、す

でにご存知の通りです。

従って、家族、友人であったとしても、あなたとの関係は、すべからく何かをお互

いに分かち合うためです。


行き違い、仲たがいを仮にする関係から何かを会得する・・・例えば、許しを体験し

たり、許さざるをもって、また許すことを学んだり・・・多くのここならではの学び

をなさいます。

その時、多くの人達は、感情的にからまって身動きできず、身を滅ぼしかねないよ

うになり、病を発生する原因を作ります。



感情は、多くの場合、あなたの身体のスイッチを入れたり、切ったりする原動力と

なります。

感情は、あなたが何をどう捉えるかに依って、右へ振れるか、左へ振れるかが決ま

ります。

あなたの考え、意識一つであなたの感じ方が変るのです。



ですから、本当に大切なのは、どうしてなのか、何故そういった感情が沸き起こる

のかを冷静に知ることです。


あなたが怒りの感情に身を捉える前に、少しの間、怒りがどこから発生するのか観

察できたら、如何に感情的に激するのが無意味かお分かりになるでしょう。



お互いがお互いのために存在し、お互いを助けているのだと知れば、例え、仲が悪

く、最悪に組み合っているとしても、その体験を与え合うかけがえのない人なのだ

と理解して、腹の底から憎み合うことは少なくなるはずです。



お互いが衣装を着あって、舞台の上で演じている時、本当に心の底からその衣装の

中にいる素の人物を憎む人がいないのと同理のことです。



今、地球上で、時には家族、親子、兄弟が悲しい事件を起こしあっています。

これらは、この演じあって、助け合っているのを忘れているからに他なりません。

愛し合っているが故に、適役、憎まれ役を引き受けてくれているのに気づかない故

の、大きな間違いに他なりません。



あなたが、その腕を使って、もっと多くの人にお伝え下さい。

人々はもっと愛し合うべきだと、知らせてください。

いいえ、これはあなたの言葉ではなく、私からの伝言だと明言なさってください。



私は父、皆様の父です。

多くの人達を愛し・・・見つめ・・・導く・・・天の主とも言える者です。


しかし、悲しいことに、ここの人達に届くのが、時にはとても難しいのです。

あなたが、その身体、手を使って、私の心を伝えてくださる時、あなたは私のため

に働き、私のためにその身体を労しておられます。

私はあなたに相分のお礼を差し上げたいと考えています。

それが何か・・・を、楽しみになさってください。



さて、話題がいつものようにそれました。

神サマは全能でなかった?・・・とあなたの心に疑問が浮かびましたネ。

私が全能か否か?


それはとてもおもしろい発想です。

何を持って能力と称するか・・・が、私の見解と少々ずれています。

能力とは~をする、~が出来るというものに限りません。

何かを包する、容する、含合する・・・という意味も併せ持つのを知ってください。


あなたは私の内に在ります。

あなたの能力は、私の能力でもあります。

従って、全ての人の能力は、私の能力でもあります。


全能・・・それはこういう意味にもなるでしょう。


さて、それでは、今日のメッセージをここでまとめますと、あなたの周りにおられ

る人達は、由あってそこにおられる・・・目的、意図、そして何よりも愛を持ってそ

こに配されているのを、思い出していただきたい・・・それが今朝の私からの伝言で

す。


そして、あなたがそうして私に協力されておられるのを、私が特に感謝しているの

を知っていただくと共に、このことを少しでも多くの人に配していただき、この世

でお互いを慈しみ合い、お互いを大切にして、毎日のそこでの体験を味わっていた

だきたいのを、お伝えください。

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