”あおいの宇宙”

宮崎あおい、その宇宙を旅する

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映画 『いぬのえいが』 より、「ねぇ、マリモ」

2010-09-11 00:33:07 | 日記

( 映 画 )【ネタバレあり】[画像小はクリック拡大]




                             
 10分ほどで感動の涙を流したいと思ったら、短編映画「ねぇ、マリモ」を観るに限る。動物が好きな人もそうでない人も、いぬが好きな人もそうでない人も、それらに関係なく心があたたかくなるに違いない。一度でも動物を飼って別れた経験がある人は、きっと飼ってた動物が思い出されるかも知れない。いぬと人との出会いと別れを短い時間の内に描いた作品がこの名作「ねぇ、マリモ」である。2004年に製作されているが、現在動画サイトでも観れるようだ。

 多くの方が既にご存知のストーリーかとも思うが、描写上秀逸なのは、前半と後半にそれぞれ人といぬの双方の視点から、出会いと別れまでを書簡形式で振り返るというかたちをとっていることだ。特に後半のいぬが自らの一生を振り返るくだりは、口がきけなかった犬だけに自らのココロの思いを語るという予期せぬ描写に、その愛おしさゆえに胸が突かれてしまうのである。

 この作品で、飼い主の6歳の少女期を大橋のぞみちゃん、成長後の高校生くらいを宮崎あおいちゃんが演じている。めぐみちゃんも幼くて可愛いが、この作品においても、さすがにあおいちゃんは可愛く、また演技が随所に光っていた。例えば後半において、あおいちゃん扮する笑顔の美香ちゃんから“食べる!?”と、いぬのマリモはソフトクリームをかざされる。マリモの視点から観てる我々は、“うん、食べるョ”とつい反応したくなるほど(笑)、マリモと美香ちゃんの親密な関係を一瞬のうちに表現してて微笑ましい。
 二人の関係の微笑ましさは他にも観られる。ハチにさされたか何かで美香ちゃんがお母さんと手当てか何かをしている時、演じるあおいちゃんがこちらのマリモを笑いながら指をさすシーンがあるが、これ等何でもない仕草ではあるが、美香ちゃんとマリモの親しさをさりげなく自然に演じていて、私が好きな場面の一つである。何ということもないシーンだけど、やっぱり良いのである。
 マリモが亡くなったと聞いて学校から帰るときのあおいちゃんの演技も入魂の演技で胸を打つ。途中、道に倒れて起き上がるあたりから感動が特に盛り上がるが、気遣うお父さんを跳ね除けマリモのところへひざまずく一連の演技も本当にウソのない演技ですばらしかった。
 
 それにしても、わずか10分ほどの小品ではあるが、いぬと飼い主の心の動き、関係を捉えた見事な作品として残された。脚本、ストーリー、そして音楽の良さもさることながら、実はあおいちゃんの演技をぬきにしてはこの作品は完結しなかったと思っている。彼女の真に迫った名演により、この作品がA級作品にまで押し上げられるのに成功した、そう私は思っている。18歳前後のあおいちゃん、この作品にも確かな足跡を残すこととなった。
                                                    (楽天に同文寄稿)


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2 コメント

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Unknown (唐澤貴洋)
2012-10-29 03:35:09
大橋のぞみちゃんですね
Unknown (宇宙(筆者))
2013-02-12 23:01:47
 ハイ、そうでした。‘大橋のぞみ’ちゃんの誤りでした・^^;)。ご指摘頂き本当にありがとうございました。
 本文を訂正させて頂きました。

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