”あおいの宇宙”

宮崎あおい、その宇宙を旅する

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宮崎あおいちゃん、お誕生日おめでとう。

2013-11-30 21:31:23 | 日記
( エッセイ )[画像小はクリック拡大]



 
 今日11月30日は、あなたのお誕生日ですネ。本当におめでとうございます。28歳になられましたから、あおいさんと呼ぶべきかも知れませんが、でも(いつも可愛いままですので)あおいちゃんで許してください・・(笑)。
 今年一年もスクリーンでいろんな役のあなたに出会い、とっても楽しませて頂きました。本当に感謝しています。『きいろいゾウ』と『舟を編む』。妻役と恋人役でしたが、まったく異なった女性を見事に演じ分けられ、そして『ぺタルダンス』では心の息づかいまでが聞こえてきそうでした。
 そういえば『ぺタルダンス』では、地方上映に大きな幅がありましたので、それまで楽しみに待っていましたが、上映期間を一ヶ月誤り何と九州を出て、その時上映していた尾道の映画館で観るというテイタラクまで演じてしまいました・(笑)。でもまァそれはそれで、あおいちゃんの映画デヴュー作『あの、夏の日』の世界を尾道で運よく感じる事ができ、不思議に満足感を味わった旅となりました。
 どうやら近況では、お好きな写真等のほかに「食の大切さ」を感じて有機農や自然農にもご関心の由、雑誌による料理の新連載も始められたようですネ。
 実は私は、あなたのそういう日々の出会いからいろんな事を感じられ、人生を楽しんでおられるところが大好きなんですョ。つまり、女優々されてないところが大好きなんです。大いに豊かな人生を楽しんで頂きたいと思います。そしてまた、より大きくなった新たなあおいちゃんにスクリーンで出会えたら最高ですネ!!。
 重ねまして、お誕生日おめでとうございます。
                                             (楽天、yahooに同文寄稿)
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映画 『ぺタル ダンス』

2013-10-31 23:43:04 | 日記
( 映 画 )[画像小はクリック拡大]



               
 清々しさが静かに残っていく印象深い作品である。役者にドラマの内容のヒントだけを与え、後は自由に演じさせるという石川寛監督独自の手法による映画『ぺタル ダンス』。
 同監督作品では、同じく宮崎あおいちゃんを起用した7年程前の映画『好きだ、』があり、素晴らしい作品として完成しているが、今回も彼女を起用し、さらに忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵の各女優さんが加わって、自殺未遂を図った友人に三人で会いに行くというロードムービー作品となっている。その各人もそれぞれ問題をかかえていて、友人と再会する過程において自らをそれぞれ解放していく。
 『好きだ、』においてもそうだったように、この作品も自然の空気感が見事に取り込まれ、役者のごく自然な演技と呼応して深く心に入って来た。
 
 それにしても、この清々しさは何だ。空の広さ、でも青さではない。鈍く広がる空、そこに舞うグライダー、かもめ。それらは風にのってゆったりと飛んでいる、その自由さ。
 雪が舞い、波が寄せ、そしてまた風。そして四人も風にのって、遂には解放されていく。

 四人の演技がやはり極々自然でいい。場面の状況下で自由に表現しているからこそ何の不自然さもない。抑えた演技の中にあっても、各々が自由に演じていて気持ちがいい。
 そして、あおいちゃん。いつものように印象深いシーンをきちんと残す。風の形をした木、その格好をなぞった彼女の斜めった見事な一瞬の演技。かもめ等を指の間から捉えるという、その瞬間に観る者を1点に引きつけるその演技。何でもないシーンではあるが、その演技はいつものように見事に決まっていて、やはりここにも天才の片鱗を見せている。
 そして、北国が中心の映像も非常に美しく、音楽も静かに寄りそい共に素晴らしい。
 
 私はこの作品が好きだ。いつまでも観ていたい気がして、実際何度でもDVDで観ている。大きな事件があるわけでもないこのような作品は、一般にはそんなに話題にはならないかも知れない。けれども、このような作品こそ、もっともっと評価されて然るべきかと私は思う。そこに日本の自然が活かされ、心の機微が表現された静かな作品であり、状況はまったく異なるが、どこか小津安二郎作品にも通じるものを私は感じる。
                                              (楽天、yahooに同文掲載)
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映画 『きいろいゾウ』 -ツマを見事に生きた、宮崎あおいの世界-

2013-05-31 15:01:05 | 日記
( 映 画 )【ネタバレ】[画像小はクリック拡大]




 宮崎あおいちゃんが出演した映画やドラマでは何度か述べているが、彼女のごくごく自然な演技により、ほとんど例外なく一瞬にして、彼女自身がかもし出す‘あおいワールド’の中に引き込まれて行ってしまう。それがたとえホンの一瞬の出演シーンしかなかったとしても、その中でやはり強い印象を残しているのである。
 ましてや、もし彼女自身がどうしても演じてみたいと切望して止まなかった役柄であって、そしてそれが遂に実現することにでもなれば、私のようなファンにとっては、まァ、いかに期待が膨らむかは想像に難くないが、20歳前にその主人公を見事に演じた映画『初恋』の‘みすず’のように、同じく見事にその主人公‘ツマ’を演じ切っているのが、この映画『きいろいゾウ』だった。観たあとに、あァ、やっぱりこの‘ツマ’役はあおいちゃん以外には考えられなかったなァと、あらためて思ったものだった。

 
 それにしても、この映画、何て温かな映像作品であることか・・・。その温かさは、様々な役者の役の上での温かさであり、映像の色彩のそれでもあり、音楽のそれでもある。そして、何といっても様々な「愛の温かさ」でもあった。
中心は若い夫婦の物語である。動物や植物や自然に左右されるような、センシティヴな感性を持っているツマを演じるあおいちゃん。その感性をよく理解した上で、温かく見守って行こうとするムコを演じる向井理君。彼も今回はこの作品に思い入れがあったこともあってか、見事にあおいちゃんの演技に呼応している。
 ムコあてに届いた手紙の中に女性の影を感じ取り情感が波打っているツマ。その得も知れぬツマの不安感を理解出来るだけに、何とか出口を見つけたいムコ。そのムコもまた、手紙を契機として過去の思いに囚われているのである。彼らの隣人アレチさんとセイカさんの夫婦など幾つかの男女の愛のかたちを見せながらも、流れ着く場にたどり着く水のように、最後平安な情景が自然に生み出されていくのである。

 
 特に印象深いシーンは、海水浴に出かける車中での、二人の心のすれ違いから苛立つツマの感情、そしてがやがて穏やかに帰着するくだり、水道の蛇口のシーンでの二人の緊迫した、けれども切なさがビンビン伝わって来る場面等、二人の感情表現のやり取りが見事である。
 

 けれども、何といってもこの作品の中で私が最も好きなシーンは、ツマがいろんな自然と呼応するシーン、特に、サテツに抱(いだ)かれながらの穏やかで優しい会話のシーンは示唆に富み真に胸を突かれるものがあった。あおいちゃんの場合、例えばその抱(いだ)かれ方一つとってみても、やっぱりごくごく自然で素敵なんだなァ~。不自然さがなく格好がイイんだ。これも彼女がもつ先天的な感性の良さから来るものであり、他の女優さんでは難しいだろうなァ~と思うのである。
 もう一つ好きなシーンがある。ムコがツマの家に結婚の許しを請いに行き、断られた帰りの電車内。初老の男性が歌うグッナイベイビーの曲。ホントは辛い二人の心に、温かく響くそのハスキーボイスは、二人の切なさを笑顔に変え、明るい未来へと解放している。
それほど長くはない、流れるようなシーンであるが、見事にこのシーンは、原作の小説を映像と音で表現していて本当に素晴らしい演出だった。
 この作品、人によっては、一見ファンタジーぽかったり深刻な表現があったりと、揺れ幅が大きくて受け入れ難く感じる向きもあるかも知れない。けれどもこれこそ自然な様々な愛のかたちの描写法であり、それを描く上においては何ら問題はない。イヤ逆にそれこそが、映画が本来持つ多面的表現を存分に生かすことが出来たこの作品の醍醐味であると思う。
 
 
 それにしても、表現されているこの映像世界は、実は現実に起こり得る極めてリアル感をもった世界でもあり、‘きいろいゾウと女の子’を通すことで、柔らかで清々しく美しい世界観を作り出すことにも成功している。その中でも、あおいちゃんが見事にそのツマの世界を生きていた。改めて彼女の表現する世界に感嘆せざるを得なかった。
 映画作品『きいろいゾウ』、女優宮崎あおいの代表作の一つと言えるのは、もちろん云うまでもない。
                              
                                                 (楽天に同文寄稿) 
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『北のカナリアたち』

2013-02-08 21:58:12 | 日記

( 映 画 )【ネタバレ】[画像小はクリック拡大]



 吉永小百合さん主演の映画、『北のカナリアたち』の原案は湊かなえの「往復書簡」中の作品による。共演者は、柴田恭平、仲村トオル、里見浩太朗、それに、宮崎あおいちゃんをはじめ、6人の若手俳優たちとその子役たちである。

 北海道最北端の小さな島の分校。教師と6人の生徒たちの歌を通して過ごした幸せな日々、そしてその中に起きた悲しい事故。それにより島を追われた教師と身も心も分断されたまま20年を経過し、それぞれに大人になった当時の子供たち。図らずも一人の生徒の殺人容疑により、教師は再び分校を訪れることとなる。この空白の20年の間にあって、教師も生徒たちもそれぞれが、様々な心の葛藤を抱きながらこれまで生きてきたことを私たち観客は知る。そして全員再会の感動のシーンへと連なっていく。

 この作品、配給会社は東映で創立60周年記念作品として製作されたようだ。なるほどなるほど、だからこそ、主演に吉永さんを据え、周りにあおいちゃんをはじめ、芸達者の若手俳優を揃えたわけか・・。この作品に対する製作者側の強い意気込みが感じられてくる。

 それにしてもストーリーは、20年前の教師と生徒たちの心の内の葛藤を謎解きのように見せながら、観客の関心をグイグイと引き込んでいき、飽きることがない。・・とは云っても個々に見ていくと、例えば、恋に落ちる教師役の吉永、仲村両名のキスが映像の流れの中ではあまりに唐突過ぎたりと、幾つかの難点は見受けられるようではある・・(笑)。 

 ただ、この作品、何にもまして主役の吉永さんの年齢を感じさせない若々しさには驚かされるし、そしてまた6人の子供たちの美しい歌声と心に響くメロディーには心を揺さぶられ続けた。彼らの演技もまた自然でのびのびとしてて良かった。そして何と云っても、厳しい最北端の情景を見事に美しく厳しく捉えたキャメラマン、木村大作氏の素晴らしい映像世界にもやはり圧倒された。

 もちろん、あおいちゃんの演技は相変わらず見事である。このような作品の中ではけっして突出することなく、かつての先生(吉永小百合)に対して目を合わさぬままじっと耐えて応じたその表情には、やはり彼女の非凡な才を感ぜずにはいられなかった。
 そして私にとっては、何と云っても世代を代表する二人がこの作品で初めて出会ったわけで、まァその感慨は先に述べたとおりで、悦の極み以外の何ものでもなかった。
                                               (楽天に同文寄稿) 
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対  談

2012-12-31 18:57:25 | 日記
( エッセイ)[画像小はクリック拡大]   

 
  もう二ヶ月ほど前になるが、女優、吉永小百合さんのラジオ番組に宮崎あおいちゃんが2週にわたり出演するということがあった。
その番組等のことは実は全く知らなかったが、同じファンの方よりお知らせ頂き、ネットからその対談を聴く機会を頂いた。これはもう私にとって至福以外の何ものでもなかった。改めて感謝の意を表したい。

 はっきり云ってこの対談ほど興奮を覚えたことはない(笑)。あおいちゃん絡みの感動では、ウ~ン、私にとっては今年の断トツのベストワンである。対談それ自体、至福の極みと思われるのに、何とそれを2週にわたって聞くことが出来た。奇跡だ。
・・・と、このように書けば、何を大げさなとお思いの向きもあろうかと思うが、イヤ実際にそう感じるものだから・・・まァ、これは、どうしようもないのである・・(笑)。


 ご周知のように、お二人が対談されるきっかけとなったのが、吉永さん主演の『北のカナリアたち』という映画での初共演である。この映画は、他にも若手実力派俳優さんたちが共演したことでも話題となっているが、私にとっては何よりも、いつかは吉永小百合さんとあおいちゃんの共演を映画の中で観てみたいと切望していたこともあって、こんなに早くそれが実現するとは・・と思っていた矢先、映画公開直前で何とお二人の直接の対談まで聞けたわけだから、まァ、ホントに正直興奮しましたねェ~~(笑)。

 そもそもいったい、なぜお二人の共演を望んでいたのか。
端的に云えば、お二人が好きだからである。けれども、演技について云えば必ずしも共通点があるわけではない。なのに、なぜ魅かれるのか・・・!?
 それは何と言っても、お二人の存在自体に『華(はな)』があると感じるからだと思う。
役者としての強い意志、信念というか、よく‘一本筋が通っている’という言い方があるが、女優として、一人の人間として、真っ直ぐで強い自立心がお二人共に感じられるのである。もちろん、女性としての魅力があるのは云うまでもない。そしておそらく、それらが一つになり、彼女たちの存在自体に『華』が生まれるに違いないと、そう思うのである。

 2年ほど前だったか、あおいちゃんも出演された映画『剣岳』の監督だった木村大作さんが、自らの胸をときめさせた女優さんを確か3名さんほど挙げておられ、その中に吉永さんとあおいちゃんがいたことをフト思い出した。そのときも、これらの女優さんには自分を魅了する『華』があるというようなことも書いておられたと記憶している。同じ感じ方の人がいるものだとそのとき嬉しくなったものだった。
 さきの拙ブロの中で女優ランキングについて触れたが、折りしも各方面からの支持を得ていたのが吉永小百合さんと宮崎あおいちゃんだった。このことをも考えると、共通の普遍的な魅力がこのお二人にはあるといっても間違いないんじゃないかと、そう思う。

 
 さて、ラジオでの対談では、まず吉永さんよりゲストとしてのあおいちゃんの紹介の後、映画のロケでのお二人の初顔合わせのお話と、お二人が絡むシーンのエピソード等について、対談は続いていった。

 対談が始まってすぐ感じたことは、吉永さんの声が何となく力が入っていたというか、ややキンチョウ気味のように感じたことである。そんなハズはない、彼女ほどのベテラン女優さんがあり得ないョ、と思ったが、そのあとすぐリラックスした感じに変わっていったので、ちょっとこれは不思議に思えた。ただ、これ以外の対談は聞いたことがなかったので、これが吉永さんの普段のご様子なのかナ?とも思ったが、でも何となくそう感じたのである。この番組をお聞きになられた方はいかがお感じになっただろうか・・。
 対談の中で、あおいちゃんが吉永さんとお芝居で絡むシーンがあるが、そのとき監督に、吉永さんの目を見ないでセリフを云うようにその場で指示され、突然だったにもかかわらず彼女が見事にそれをやったことに対し、さすがですねと吉永さんが思われた旨のコメントがあった。
 なるほどなるほど、そんなことがあったのかと思いながらも、あおいちゃんに対しての何か一種の敬愛の念みたいな感じが吉永さんの言葉の端々に感じられて、面白いなァと思った。
 それから、あおいちゃんがこれまで出演した映画に関しての話題に移っていった。
実はココでも吉永さんの驚きの言葉が発せられる。それはあおいちゃん26歳にして37本の映画に出演していること、そして今(主演級としての)公開待ち映画が既に3本撮影終了していることに対してである。
 吉永さんは、これらに対して一種の驚きの念で語られていたが、あおいちゃんファンとしては素直に納得してはいるものの、まァ本当にこれはすごいことなんだよねェ~~(笑)。

 これまた面白かったのは、予備情報を得るためもあってか、吉永さんが『少年メリケンサック』等を事前にご覧になったらしいことである。
 お話にも出てたが、まァ、驚天動地の感慨があられたことは想像に難くない・・(笑)。
 この他、『篤姫』から『ツレがうつになりまして』等、様々なあおいちゃんの出演映画等に触れながらお話が進む中で、特に吉永さんから出ていた、あおいちゃんの自然な演技の素晴らしさ、そしていろんな個性を持った監督の作品に出演していることへの驚き等、やはり同じ女優として一目置いておられる様子が私には感じられ、あおいちゃんファンとしても嬉しく思われた。

 あヽ、それにしてもお二人の共演、対談、本当に愉快だったなァ~。興奮してしまった・(笑)。
 私はこの対談が、世代を代表する女優さんから後代の代表的な女優さんへと、無言のバトンの受渡しがこのとき期せずして成立していたのではないかとさえ、感じたのである。

 

吉永小百合  これからもお体に気をつけてご活躍ください。
         そして、またご一緒出来たらいいですね!!
宮崎あおい  ぜひよろしくお願いします!!        
          ありがとうございました。
 

  このお二人の言葉が、ひときわ力強く耳に残った。
力強く感じられたんじゃなく・・・実際に力強く発せられていたのである。
その実現を本当に楽しみに待ちたいと思う。                                                                                                                       
                                                 (楽天に同文寄稿)

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