※gooのブログはアクセス数を自動的に公表する仕組みがないので、あえて書いておきますが、7/11のアクセス数が突如ジャンプアップして閲覧数:1580ページビュー(PV)、ユニークユーザー数:1260IP、ランキング:128位/105,356ブログとなったので、ご報告します。iPhoneで検索している人がやたらと多かったんでしょうね、きっと。
さて、昨日記載した米住宅公社2社の救済策についての動きが急となってきた。色々な噂が絶えないが、The Times紙によると、財務省が$15billionの資本注入をする救済策を検討中で、月曜日のマーケット開始前に発表される可能性もあるという。
資本注入をするのであれば、ここまで事態が悪化する前にすれば良かった、という話だが、日本の場合と同様、切羽詰まらないと政治的に判断の分かれることはなかなか動きにくいのだろう。。。
いずれにしても、そもそも資本注入をするのか、$15billionで十分なのか、等引き続き目が離せない情勢が続く。
○The Times: Treasury rescue for Fannie and Freddie
http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/07/times-treasury-rescue-for-fannie-and.html
US TREASURY secretary Hank Paulson is working on plans to inject up to $15 billion of capital into Fannie Mae and Freddie Mac to stem the crisis at America’s biggest mortgage firms.
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もうアメリカは庶民の生活が成り立っていません。というか、金持ちの生活も成り立っていません。
[ボストン 11日 ロイター]
米財務省とFRBは13日、GSE2社に対して必要に応じ融資及び出資を行う用意があることを表明しましたね。
不動産価格の下落が続けば損失が拡大することになりますが、追加補填の心配は無いのでしょうか?
それとも、不動産価格の下落に目処がたったのでしょうか?
・・・・この企業救済は日曜日の晩か月曜日の朝、発表されるでしょう。
ベアスターンズの時と同じだったように。
【風説の流布】
株式等の相場の変動を図る目的をもって、虚偽の情報等を流すこと。
米財務省とFRBのやってることは、一体全体どっちなんだ?
詳細は↓
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aWRIa1A_RxKU
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=ah8Z.wQPOTiU&refer=jp_japan
米国政府がGSEの発行したRMBS(住宅ローン担保証券)の保証をしない限り、GSEの発行した約5兆ドル(約500兆円)に及ぶ債権に膨大な評価損が発生するでしょう。
そして、その損失額(評価損)により金融セクターの破綻が相次ぐことは避けられないと思います。
私は米政府のGSE支援策は、それ程効果があるとは思えません。
資本注入額の規模、ボールソン米財務長官の過去の二枚舌の数々など、市場が疑心難儀になっている現状で
は、$15billion程度の資本注入で市場が好転するとは思えないのです。
既にGSE支援策をあざ笑うかの如く、ネガティブなレポートが続出しています。
DJもNASDAQも今のところ寄り天です。
今回のGSE支援策で、市場が上昇に転じないと、管理人さんの言う大恐慌に繋がっていくと思います。
ジム・ロジャーズ氏:米政府の住宅金融公社支援「救いようのない大難」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aDAiuJBeq1A8
米ファニーとフレディの利益・株価予想を下方修正-ゴールドマン
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aPyilLOCGqXE
米リーマン、外部との提携含む選択肢を検討=WSJ紙
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT820874420080714?feedType=RSS&feedName=marketsNews&rpc=155
米銀の損失:来年まで悪化、今年4-6月は350億ドルか-ゴールドマン
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=as6n81aI2wJ8
ファニーメイと フレディマックの、アメリカの政府系の住宅金融公庫が、いよいよ、それぞれ200兆円(2兆ドル)ぐらいずつ、公的資金の投入を行わなければならなくなってきた。 そうしないと、サラリーマン階級への住宅ローン焦げ付き者への住宅の差し押さえが始まるみたいだ。今度は、FRBの救済では済まない状態に陥る。直接、米財務省が、救済資金を出すしかないみたいだ。つまりドル紙幣を、そのまま投げ渡す。そして、今や、FRBの、自己資本率4%割れが起きている状態だという。
―引用終了―
http://blog.livedoor.jp/futuressato/archives/2008-07.html#20080714
2008-07-13 17:06 の記事です。
―引用開始― masayangの日記 [経済]Mr. ortgage on GSE
*5.3兆ドルあるというGSE債務のうち、政府保証されているのは45億ドル。
*FannieのAlt-A関連債務は3500億ドル、サブプライムは500億ドル
*FreddieはFannieより少ないが、Alt-Aやサブプライム関係債務あり
*二つのGSE合わせて、Alt-Aやサブプライムなどの高リスク債務は7000億ドル
*じゃあ、残りの4.6兆ドル債務は安全かというとそうでもない
*住宅バブルだった間、両GSEは住宅ローン審査を甘くしており、事実上のNo-Docに近いローンも受けている。これらの「問題あり」債務は9000億ドル
*つまり、GSE5.3兆ドル債務のうち、1.6兆ドルが「高リスク」とMr. Mortgageは斬っている
―引用終了―
http://d.hatena.ne.jp/masayang/20080713
>もうアメリカは庶民の生活が成り立って>いません。というか、金持ちの生活も成>り立っていません。
このあたりが、マクロの数字だけを見ていると、若干伝わりにくいところがありますが、やはりそうなんでしょうね。。