───会社に安定と発展を 社員にいきがいと成長を───
こんばんわ 東京都北区 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
このたび、労働者健康福祉機構では平成21年4月から22年3月までの1年間の
「勤労者 心の電話相談」の相談件数や相談内容を取りまとめました。
相談件数は平成12年度の調査開始以来最多の25,725件にのぼりました。
相談内容は、精神の相談が際立って多く、中でも
「将来に対する不安」は9,947件と前年度より13%増加しています。
次に「落ち着けない」(7,388件)、「イライラ・不安定」(5,693件)、
「孤独感」(4,319件)と続きます。
同機構は「雇用も含め、経済・社会情勢が不安定で、将来の展望が開けない人が
多いのではないか」と分析しています。
相談者は男性が45.6%、女性が50.6%と女性の相談が若干多くあるようです。
相談者の年齢は40代が最も多く27.1%、次いで30代が20.7%、50代が13.4%と続きます。
労働者の受けるストレスは増加傾向にあり、厚生労働省によると
仕事に関して強い不安やストレスを感じている労働者が約6割にのぼっています。
長引く不況により、将来の活路がないなかで、メンタルヘルスが社会問題化しております。
私が存知あげている会社では、メンタルヘルス対策として専門家による定期的な
カウンセリングを始められました。
同機構では次のような症状が見受けられたら「勤労者 心の電話相談」するように
促しております。
・気分が沈んで意欲がわかない。
・些細なことでイライラして怒りやすくなったり、緊張しやすくなる。
・酒の量が増え、酔ったときにくどくなる。
・食べ過ぎることが多くなったり刺激物が欲しくなる。
・食欲が低下する。
・仕事の能率が悪くなる。
・職場で人を避けるようになったり、挨拶ができなくなる。
経営者としては対岸の火事とは言えない状況になりつつあります。
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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明
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