こんにちは。 社会保険労務士法人workupです。
厚生労働省は、在籍型出向により雇用維持を促進する
産業雇用安定助成金(産雇金)制度を見直し、
2つの新コースを加えて3コース体制とする方針とのことです。
新たなスキル習得のために在籍型出向を行い、
復帰後に賃金を引き上げた事業主を対象とする「スキルアップ支援コース」(仮称)と、
業態転換などのために必要な人材を雇い入れた事業主向けの
「事業再構築支援コース」(仮称)を創設します。
スキルアップ支援コースの新設は今年度第2次補正予算案に盛り込まれており、
年度内の開始を見込んでいます。
今後、雇用調整助成金の受給企業を対象に個別に周知し、
産雇金の活用を促していくとのことです。
産雇金の拡充は、新たな経験を通じた人材の育成・活性化や
円滑な労働移動の促進を狙いとするものです。
新型コロナウイルス感染症の影響で事業の縮小を余儀なくされた事業主を対象とする
従来の助成制度を「雇用維持支援コース(仮称)」に位置付けたうえで、
2コースを新設します。
雇用維持支援コースでは引き続き、雇用維持を目的に在籍型出向を行う
出向元・先に対し、出向労働者の賃金、教育訓練費の一部を助成します。
新設するスキルアップ支援コースは、
在籍型出向を活用して労働者の能力を向上させた出向元企業が対象。
出向から復帰したときの賃金を出向前と比べて5%以上引き上げた場合に、
事業主が負担した出向中の賃金の一部を助成します。
新型コロナの影響によって事業活動が縮小していない企業も対象になります。
今後、雇用調整助成金の支給決定通知書に
産雇金の案内を同封するなどして、個別企業へ周知を図っていくそうです。
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