こんばんは。 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
平成25年の労働災害動向調査では、
度数率(※1)が1.58(前年1.59)、
強度率(※2)が0.10(同0.10)、
死傷者1人平均労働損失日数(※3)が
63.2 日(同63.3 日)となっています。
いずれも前年と比べて横ばいとなっています。
なお、無災害事業所は全体の61.3%(同61.1%)となっています。
■産業別労働災害の状況
度数率、強度率、死傷者1人平均労働損失日数が
多い産業は次のとおりです。
<度数率>
「生活関連サービス業,娯楽業」:4.76(前年4.90)
「農業,林業」:4.65(同4.83)
「宿泊業,飲食サービス業」:3.38(同3.27)
<強度率>
「建設業」:0.29(前年0.30)
「生活関連サービス業,娯楽業」:0.26(同0.17)
「サービス業(他に分類されないもの)」:0.26(同0.27)
<死傷者1人平均労働損失日数>
「建設業」:345.8 日(前年481.2日)
「電気・ガス・熱供給・水道業」:186.9 日(同26.7 日)
■事業所規模別労働災害の状況
事業所規模別の労働災害の状況は、
1,000人以上規模では、度数率が0.49、強度率が0.04、
100~299人規模では、度数率が2.10、強度率が0.14となっています。
事業所規模が小さくなるほど、
度数率、強度率が高くなる傾向にあります。
※1 度数率:100 万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、
災害発生の頻度を表しています。
※2 強度率:1,000 延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、
災害の重さの程度を表しています。
※3 延べ労働損失日数:労働災害による死傷者の延べ労働損失日数
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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明
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