こんばんは。 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
政府が今月下旬の閣議決定を目指す「健康・医療戦略」の
素案が10日、明らかになりました。健康寿命を2020年までに
今より1年以上延ばすことや、生活習慣病を引き起こす恐れのある
「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の人の割合を
4分の1減らす目標を掲げました。国民の「健康度」を高めることで、
日本が医療福祉先進国として世界をリードすることを目指します。
日本は平均寿命が男性79.94歳、女性86.41歳(12年現在)
なのに対し、健康寿命は男性70.42歳、女性73.62歳(10年現在)
にとどまります。政府は、高齢化の進展に伴い健康寿命を延ばす
重要性が今後一層高まっていくとみています。
一方、メタボリックシンドロームの人の割合を、
20年までに08年度比で25%減らすことも打ち出しました。
メタボの該当者は予備軍も含めると08年度で1400万人と
推計されています。12年の調査では、15.6%がメタボ該当者です。
このため、40~70歳を対象とした特定健診(メタボ健診)の受診率が
12年現在で46.2%と低率であることから、80%に引き上げる
との数値目標も明記しました。
【健康寿命とは】
介護などを必要とせず自立して日常生活を送れる期間です。
厚生労働省の調査では、データのある01年からの9年間で、
男性が1.02歳、女性が0.97歳、それぞれ延びました。
健康寿命を延ばせば、介護や医療を受ける人が減ることで
社会保障費が削減できます。また、労働者の数が増えること
による経済効果もあるとされています。
7月11日(金)読売新聞記事より抜粋
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社会保険労務士 内野 光明
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