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外国人技能実習生の実習実施機関に対する監督指導等状況を公表/厚労省

2016-08-19 23:44:20 | 労働法



こんばんは。 株式会社workup人事コンサルティングです。


厚生労働省はこのほど、全国の労働局などの労働基準監督機関が、

2015年に技能実習生の実習実施機関に対して行った監督指導や

送検の状況を公表しました。

それによると、労働基準関係法令違反が認められた実習実施機関は、

監督指導を実施した5,173事業場のうち3,695事業場で、

実に、監督指導を実施した事業場の71.4%という高い割合となりました。


主な違反内容は、

(1)違法な時間外労働など労働時間関係(22.6%)、

(2)安全措置が講じられていない機械を使用させていたなどの安全基準関係(20.8%)、

(3)賃金不払残業など割増賃金の支払関係(15.0%)。


また、重大・悪質な違反により送検されたのは46件となりました。

厚生労働省は、実習実施機関に対し、労働基準関係法令などの周知・啓発に

努めるとともに、労働基準関係法令違反の疑いがある実習実施機関に対しては

監督指導を実施するなど、引き続き、技能実習生の適正な労働条件と

安全衛生の確保に重点的に取り組んでいくと発表しています。



■外国人技能実習生の実習実施機関に対する監督指導等状況/厚労省

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