こんにちは。 社会保険労務士法人workupです。
4日、顧客や取引先が理不尽な要求をする
カスタマーハラスメント(カスハラ)から労働者を保護するため、
全企業に対策を義務付ける改正労働施策総合推進法などが可決、成立しました。
カスハラは「社会通念上、許容される範囲を超え、労働者の就業環境を害する言動」
などと定義しています。
加害者としては顧客や取引先、施設利用者などが挙げられています。
カスハラ関連は2026年中の施行を目指しています。
改正法はカスハラそのものを規制するわけではなく、
企業に被害発生を抑止する方策や、
発生した場合の被害回復策などを義務付け、
労働者が安心して働くことを目指しています。
企業だけでなく、自治体も義務化の対象としています。
具体的な内容は、国が今後策定する指針で示す予定です。
被害発生時の対応方針をマニュアルで明確にすることや、
相談体制の整備などを想定しています。
不十分であれば、国が是正を指導、勧告し、
従わない企業は公表するとのことです。
第80回労働政策審議会雇用環境・均等分科会/厚生労働省
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