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本社の配慮のなさの不満

2010-09-14 08:10:55 | 海外人事



おはようございます。 東京都北区 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。


先週まで中国に出張しておりました。現地駐在員の方から貴重なお話をお伺いしましたので

以下記載します。


エンジニアが総経理として赴任し、孤軍奮闘されていたり、

日本人数名が団結して業務にあたっておられます。


彼らは、エンジニアですので、労務管理や経理は全くの素人です。

ところが責任がありますので対処することになります。



赴任し初めてなれない仕事に就き、しかも現地の労働法、会計法規に触れること

になるのです。



前任者との引き継ぎは、通常、管理的な業務は後回しが多いようです。



現地の労務管理も経理も企業運営には欠かすことはできません。


ここに駐在員を阻む壁が顕在化してくるのです。


日本の本社に、「会計についてフォローしてほしい」と頼んだとしても

「現地社員に聞いてほしい」「今まで日本側からフォローしたことがないので自分で

何とかしてほしい」との回答であればモチベーションが下がります。



現地駐在員は、一人何役も業務をこなすこととなります。

思いを本社に伝えても、なかなか伝わらない。

様々な葛藤を抱えながら業務を行っています。


ある調査によると、海外駐在員が不満を抱く要因に

「本社の配慮のなさに対する不満」

が挙がっています。

本社サイドでは、駐在員の要望のすべてを受け入れることはもちろん

不可能だと思います。

ただし、何らかの工夫をし不満を解消する術を用意しなければならないと

感じております。

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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明

【公式サイト】
「労務管理は心の管理」workup人事コンサルティング


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