おはようございます。 東京都北区 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
先週まで中国に出張しておりました。現地駐在員の方から貴重なお話をお伺いしましたので
以下記載します。
エンジニアが総経理として赴任し、孤軍奮闘されていたり、
日本人数名が団結して業務にあたっておられます。
彼らは、エンジニアですので、労務管理や経理は全くの素人です。
ところが責任がありますので対処することになります。
赴任し初めてなれない仕事に就き、しかも現地の労働法、会計法規に触れること
になるのです。
前任者との引き継ぎは、通常、管理的な業務は後回しが多いようです。
現地の労務管理も経理も企業運営には欠かすことはできません。
ここに駐在員を阻む壁が顕在化してくるのです。
日本の本社に、「会計についてフォローしてほしい」と頼んだとしても
「現地社員に聞いてほしい」「今まで日本側からフォローしたことがないので自分で
何とかしてほしい」との回答であればモチベーションが下がります。
現地駐在員は、一人何役も業務をこなすこととなります。
思いを本社に伝えても、なかなか伝わらない。
様々な葛藤を抱えながら業務を行っています。
ある調査によると、海外駐在員が不満を抱く要因に
「本社の配慮のなさに対する不満」
が挙がっています。
本社サイドでは、駐在員の要望のすべてを受け入れることはもちろん
不可能だと思います。
ただし、何らかの工夫をし不満を解消する術を用意しなければならないと
感じております。
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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明
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