こんにちは。 社会保険労務士法人workupです。
厚生労働省は、パートら短時間労働者の厚生年金加入
を拡大するため、勤務先の従業員数が101人以上、なお、今年10月からは51人以上
と定めている「企業規模要件」を撤廃する方針を固めました。
将来受け取る年金額を手厚くすることを目的として、
職場の従業員数にかかわらず厚生年金に加入できるようになります。
現在、短時間労働者が厚生年金に加入するには、企業規模に加え
下記2点を満たす必要があります。
・週の労働時間が20時間以上
・月給8万8千円以上
これらのうち企業規模の撤廃を優先し、
撤廃により保険料を労使で折半することになります。
そのため、新たな費用や事務負担が増えることから、中小企業への支援策も検討する
ことが求められています。
個人事業所で働く人の厚生年金加入も推進する方針で、
今後、宿泊業や飲食業にも拡大する方向で調整します。
厚労省は、将来の年金給付水準を点検する財政検証の結果を7月3日に公表し、
企業規模要件の撤廃による給付底上げ効果についても試算します。
■[年金制度の仕組みと考え方]第9 被用者保険の適用拡大
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