こんにちは。 社会保険労務士法人workupです。
全国健康保険協会(協会けんぽ)は、来年度の全国平均保険料率について、10%の維持を決めました。
決算では黒字が続いているものの、医療費の伸びが賃金の伸びを上回る赤字構造が解消されておらず、
中長期的な財政運営の観点から、10%を維持する必要があると判断しました。
平均保険料率については、協会けんぽが平成30年度に「中長期的な観点で考える」とする方針を表明しました。
以降方針に変更はなく、単年度収支で黒字が見込まれる場合であっても、料率を引き下げず、準備金残高を積み
ています。
維持を決定した運営委員会では、事業主代表から少子化対策支援金の動向を懸念する声が出ました。
労使は追加の拠出を求められるため、これまでと同様「中長期的な視点だけで10%を維持するという一点だけでは
もたない」と強調しています。
■令和6年度 平均保険料率について 全国健康保険協会 東京支部
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