フェラーリ、4種目演技に意欲

世界選手権公式サイトに、選手やコーチ数名のインタビュー記事が掲載されています。おもなものを見てみますと・・・

ワムズ（オランダ）
「今年の欧州選手権と世界選手権では最高の演技をしたい。特にゆかと跳馬で点を伸ばしたい。ゆかの欠点はよくなってきている」と話す。

フェラーリ（イタリア）
ケガから復帰し2月の大会では好成績だったが、あくまでも4種目演技することに意欲を見せる。体重もベストに戻り、欧州選手権では全種目やる予定。学業を断念し、軍隊に入ったことで体操に集中。「体操はそれほどいい収入にならないので、将来のことを考えて入隊した」と話した。

カンポス（ポルトガル）
「世界選手権での目標は、ミスなく全種目こなすこと。チームのために最大限の得点をかせぎたい。五輪の団体出場権を得たい。オランダとポルトガルはいつも好敵手だが、この戦いはお互いを尊敬することでもある」と話した。

それぞれ他メディアの引用です。どうもワムズは団体のことはあまり考えていないようにも思えます。対照的なのはポルトガル。これまでの記事を見ると、スイス、ギリシャなどは団体を重視しているようにも思えますし、男子団体はどうなるでしょうか・・・。

ところで、カンポス（ポルトガル）はFADEUPという賞を受賞したそうです。これは（たぶん）優秀な学生アスリートに贈られる賞のようで、10日に表彰される予定だということです。

・ポルトガル体操連盟

世界選手権の日程、変更へ

世界選手権（10月・ロッテルダム）の日程が変更されることになりました。

・世界選手権公式サイト

今年の大会はロンドン五輪への最初の予選でもあり、参加国も選手も膨大な数であることから、当初の予定より2日ふやし、余裕のある日程になるということです。これは特に、個人総合、種目別、団体の決勝にすべて出場する選手のきびしい日程に配慮したものだそうです（内村航平選手などでしょうかね！）

すでにチケットを購入した客には、それぞれ連絡があるそうです。大会期間中有効なパス購入者は、そのまま使えるので2日分おトクになるということです。

新しい日程は・・・

16（土）　女子予選
17（日）　女子予選
18（月）　男子予選
19（火）　男子予選
20（水）　女子団体決勝
21（木）　男子団体決勝
22（金）　男女個人総合決勝
23（土）　男女種目別決勝　前半
24（火）　男女種目別決勝　後半

男女とも、予選の1日目に演技できると有利に思えますが・・・。

ゆかで日本が金、銀！～W杯モントリオール～

W杯モントリオール大会（5日～7日）の種目別決勝1日目の結果が入ってきました。ゆかで菊池収祐が優勝、渡辺恭一が2位となりました。

・カナダの活躍ぶりを伝える記事（カナダ体操連盟）

つり輪
1.　リトウィン（カナダ）　14.500
2.　アリ・アル・アシ（ヨルダン）　14.350
3.　亀山耕平　13.700

あん馬
1.　ベルキ（ハンガリー）　15.750
2.　ケン・イケダ（カナダ）　14.600
3.　亀山耕平　14.100

ゆか
1.　菊池収祐　得点不明
2.　渡辺恭一　得点不明
3.　リトウィン（カナダ）　得点不明

ベルキは予選で失敗があったらしいですが、予選はフリーパスだったため問題なかったようです。ロンドン五輪へ向け期待されるリトウィンは国際大会デビューとなった昨年のこの大会、最初の種目でケガをしてリタイアしたそうですが、今回は雪辱を果たしました。

公式結果発表と体操協会レポが楽しみです！種目別後半にも期待。

W杯カタール大会に、ゾンダーランド、ワムズら

W杯カタール大会（22日～24日・ドーハ）の出場選手がようやく発表になりました。

・大会公式サイト

主な出場選手
＜男子＞
トルーイェンス、バン・ダム（ベルギー）
ベルキ（ハンガリー）
ゾンダーランド、ワムズ（オランダ）
ペガン（スロベニア）
ステンベリ（スウェーデン）

＜女子＞
ヒポリト（ブラジル）
黄秋爽（中国）
エルセグ（クロアチア）
ピハン=クレシャ（ポーランド）

中国男子は6名。私には漢字表記がわからないので名前はリストをご覧あください。個人的には（もちろん）町田和樹とバン・ダムが楽しみです。

女子は19名。また予選フリーパスになりそうですダニエレ・マシアス・ヒポリト（ブラジル、ディエゴ・ヒポリトの姉）、黄秋爽（中国）が注目選手として紹介されています。

・ヒポリト姉弟（日本の兄弟姉妹って、こんなことしませんよね）

・黄秋爽と董振東の紹介

国籍変更いろいろ

先日行われたFIG実行委員会（2月26日～27日・ローザンヌ）では、おもに中国女子選手の年齢詐称の件が議題でしたが、その中に選手と審判の国籍変更の事項もあったようです。

・FIG オフィシャルニュース

Kieran Behan　英 => アイルランド （男子体操）
Winia Delgado Perez　キューバ => メキシコ（女子体操審判）
Tatiana Kovaleva　ロシア => 米（トランポリン審判）
Yelena Meirzon　ラトビア => イスラエル（新体操）
Keziah Oliver　豪 => ニュージーランド（新体操）

どういう事情なんでしょうか？キューバの場合は、亡命でしょうか？