明日をひらく

吉田 俊明
株式会社EARCH-YOU(アーチ・ユウ)
代表取締役 / Co-Founder

本ブラ

2013-03-25 | 電子書籍
「米国でオンライン書店が在来店を圧倒」したそうです。


こちらの記事によると、バウカー社が行った調査によって、2012年米国のオンライン書店の売上が初めて在来型書店のそれ(計31.6%)を上回り、43.8%を占めたとのこと。


日本ではどうかと検索するといくつかヒットしますが、公開されている明確な情報はぱっとは見あたりませんでした。自分の状況でいうと、在来店(本屋さん)で買うことは滅多になく、もっぱらネットでの購入になっています。身近なところでは、会社の事務所の1Fにあった本屋さんが姿を消し、さらにネット購入化が加速してしまいました。


少し前までは、本屋でぶらぶら(本ブラ)とウィンドウショッピングならぬ本棚ショッピング?で、今はこういうことが流行ってるんだとか、こんなことがあるんだ、と楽しんでいました。本ブラでは、なんとなくアナログの趣に心をくすぐられます。セレンディピティとか言ったりもしますしね。


しかし結局、見るだけ見ても大して買わないから、少なからぬ本屋さんが姿を消すことになってしまったのでしょうか・・・?と同時に、そうこうしているうちに時代に置いていかれるのかなぁとも感じます。


ネットを使った商売をしていていうのも何ですが^^。

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『歌うクジラ』、面白いかも。

2010-11-11 | 電子書籍
この前、村上龍という人物に書いたとおり、失礼な動機で購入した『歌うクジラ』(Webサイトもありました)。電子書籍にチャレンジする村上氏に敬意を表し、再度開いてみました。

近未来という設定が現実と想像をほどよくバランスさせ、次のページをめくりたくなる物語の構成という観点でも面白い小説だと感じ入っています。(読まず嫌いをしていてすみません。)

歌うクジラ on Webのコメントにあるように、「(挿絵などのCGは)電子書籍でなければ表現できなかった。だが、画像も、音楽も、小説という表現の自律性を損なうことがないように注意した。」とあるように、ネットを商売にしている私からすると、典型的なマルチメディア的発想を軸にしたコテコテのデジタルコンテンツを指向するものではなく、従来からの紙書籍の小説の王道を守っているしっかりとした小説という印象を受けています。

同じく氏が「小説の世界を「補完する」ためにではなく、「広げ深める」ために、画像と音楽を使用するように心がけた。」という点も味わいながら読み進めていきたいと思います。

そしてやはり、電子書籍はかさばらなくって良いです。エコです。唯一の悩みは、最近読む時間がとっても限られていることです(悲)。

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村上龍という人物

2010-11-04 | 電子書籍
この人の書く小説は好きではありません。(厳密に言えば、そもそもちゃんと読んだことがありません。立ち読みか冒頭を流し読みした程度ですので、批判的なことを言うべきではないのかもしれませんが。)

数ヶ月前、iPadで電子書籍をつらつらとザッピングしていたときも、てっきり村上春樹だと思って、間違って『歌うクジラ』を買ってしまい、数ページ読んだだけで1500円あまり出費したことにホロ苦い涙が出ました。

しかしながら、この村上龍という人物についてはポジティブな印象があります。

カンブリア宮殿という番組の司会であることはもちろん有名でしょうが、私としてはJMMでの彼の存在感がその印象を強めています。Japan Mail Mediaというメール配信を使ったメディアは、たしか創刊号(あるいはそれくらいの時期)から受信し続けています。金融経済の専門家らの寄稿を読み出したのがきっかけだったと思いますが、世界各地からのレポートやエッセイも面白いものがあります。

情報量が多いので、読み飛ばしたり、あるいは開きもせずに削除してしまうときもあります。しかし、メルマガを使って新しい取り組みをしてみようという村上龍という人物に好印象を持っていました。

今日、彼自信により寄稿されたJMM号外で「G2010設立の理由と経緯」が配信されてきました。

G2010についてもニュースで見たときに面白い取り組みだなと思いましたが、今日の号外記事を読んで、ますます彼の思考や行動にポジティブな共感を覚えました。

そうした彼の活動に、私の『歌うクジラ』購入もささやかながら寄与していたかと思うと、無駄ではなかったと自分勝手に納得しているわけであります。(もう少し読んでみまーす。)
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中国の電子書籍産業戦略(と日本の状況)

2010-10-22 | 電子書籍
北京週報によれば、中国はすでに国別で世界第2位の電子書籍市場となっており、今年一年で910万台の電子ブックリーダーが発売される見込みだそうです。

急成長する市場を早急に整備するために、電子書籍の様式、品質、コンテンツ配信プラットフォーム、版権などの方面で業界基準および国家基準を設定するという国家戦略が発表されました。(電子書籍産業 「国家基準」制定へ:北京週報)

うまく整備することができれば、著者にとっては効率的かつ権利侵害のリスクを回避しながら収益を得る機会を増やすことができ、読者にとってはヨリ多くの書籍をヨリ安価に調達できる基盤を享受することができそうです。

制度をつくるという観点からすると、著作権管理をどうするか、という点が最重要になるのではないかと思います。
その管理方針を受けて、「電子書籍コンテンツ配信プラットフォーム」を国家レベルで構築する、ということがどのような形になるのか、興味深く見ていきたいと思います。

道路を建設するがごとく、税金で電子書籍の流通基盤を作ろうということが、中国でうまくいくのかどうかはよくわかりませんが、ご存じの通り、日本では民間で団体を作って覇権争いを展開しています。(EBPAJ 日本電子書籍出版社協会AEBS 電子出版制作・流通協議会

必要以上に管理の費用がかかるような仕組みであれば、当然読者は購入せず、電子書籍もたいして普及しないということになってしまいます。「そういう状況が嬉しい」という人たちが上記のような団体を構成しているところが、日本市場の悲哀だと感じるのは私だけでしょうか。
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