明日をひらく

吉田 俊明
株式会社EARCH-YOU(アーチ・ユウ)
代表取締役 / Co-Founder

2011-2012 世界大学ランキング ~ハーバード首位陥落、東大も後退~

2011-10-06 | 高等教育
Times Higher Educationによる「2011-2012 世界大学ランキング」が発表されました。




1位   カリフォルニア工科大学 California Institute of Technology
2位タイ ハーバード大学 Harvard University
2位タイ スタンフォード大学 Stanford University

と、トップ3を今年も米国勢が独占ですが、ハーバードの陥落に反響がわきそうです。(陥落が実質的に意味を持つのかどうかは不明ですけど。。)

※ 2010-2011 世界大学ランキング

トップ10では昨年同様米国勢が7校を占めています。日本のトップは30位の東京大学。2009年は22位、2010年は26位と後退トレンドです。トップ200には、昨年同様に国立の5大学のみがランクインです。

今回の評価基準も以下の5項目で、配分が少しだけ変わっています。()は昨年のウェイト。

・Teaching ― the learning environment 30% (30%)
・Research ― volume, income and reputation (30%)
・Citations ― research influence 30% (32.5%)
・Industry income ― innovation 2.5% (2.5%)
・International outlook ― staff, students and research 7.5% (5%)

変更のポイントなどはこちらに掲載されています。(ざっと見たところ、マイナー調整のようです。)

また賛否両論出るのでしょうが、確かに議論しやすいネタではあります。

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QS 2011-2012 世界大学ランキング

2011-09-06 | 高等教育
QS 2011-2012 世界大学ランキングが発表されました。

QS World University Rankings 2011/12

今年のランキングのTOP10は以下の通り。

1:ケンブリッジ大学
2:ハーバード大学
3:マサチューセッツ工科大学
4:エール大学
5:オックスフォード大学
6:インペリアル・カレッジ・ロンドン
7:ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
8:シカゴ大学
9:ペンシルバニア大学
10:コロンビア大学

英国と米国の独占状態です。

日本勢トップは東京大学の25位です。以下、京大32位、阪大45位の3校がトップ50以内にランクイン。トップ200では全体で11校となっています。

こちらのQS世界大学ランキングでは、対抗している(と思われる)THE世界大学ランキング(THE=Times Higher Education)よりも少し早めの発表となっていることと、QS Starなる星の数での評価表示サービスを追加して違いを出しています。

来月に発表予定のTHE世界大学ランキングがどのようにして「ランキング勝負」に挑むのか、興味深いところです。

<関連投稿>
2010-2011 世界大学ランキング
2010-2011 世界大学ランキング(その2)

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アカデミック・ワンダーランド 「グローバル化社会の大学院教育」

2011-02-04 | 高等教育
文科省からの情報を見ていたら、中央教育審議会の答申資料がUPされていました。

グローバル化社会の大学院教育~世界の多様な分野で大学院修了者が活躍するために~答申

資料本文は、洪水のように情報が溢れかえっていてポイントがよくわからないなぁ、と思っていたら、しっかりと「ポイント版」なるものもまとめられているではありませんか。これはコンパクトにまとめられている!・・・と思ってよく見てみると、3ページ、4ページの方策や方向性は(私の理解不足もあるとは思いますが)具体性や有効性が正直に言ってピンときません。

対照的に、2ページ目の現在の「大学院教育を取り巻く情勢」はとてもわかりやすいです。





これは実感とも一致しています。日本では実業の世界とアカデミックな世界が非常に乖離していると思います。実業界(ごく一部の専門分野を除く)からすると、大学・大学院でいくら立派に学ぼうが実務の世界ではほとんど関係ない、と思っている人が多いのではないでしょうか。また、学生の側にも就職活動の差別化のために修士号は取得するけど、博士号までは差別化に必要ないから取得しない、といった思惑があるのではないでしょうか。

資料にもあるように、世界の研究・ビジネスの場では、博士号を保有していることが高度な専門性に裏付けられた資質能力の証として必須要件になりつつあるようです。米国の大学教授は活動資金を獲得するため、積極的に企業との関係を構築し、優秀な学生を送り込みます。企業側も次世代の技術開発や、人材の育成・獲得のために大学に費用を拠出しています。

日本でも少なからずそうした企業と大学のつながりがでてきているようですが、そのつながりが海外に比べて弱いことのもっとも根本的な原因は、誰が大学の費用を払っているのかという点にあるのではないでしょうか。日本の大学は国から多くの補助金をまかなってもらっています。直近のデータを見ると、国立大学では総額1兆1千億円ほど(収入の約40%)、私立大学では総額3千2百億円ほど(経費の約11%)となっています。(国立大学法人等の平成21事業年度決算等について私立大学等における経常的経費と経常費補助金額の推移

現状の改善策について専門家の方々がいろいろ取り組まれているとは思いますが、たとえば実業界への貢献度などを補助金の評価項目に入れたりしたらどうでしょうか。二つの世界をうまくつなげないと、日本の学術界はますます不思議な世界になってしまいそうです。。。


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就職率による大学ランキング(フランス)

2010-11-01 | 高等教育
先日ご紹介したTHEによる世界大学ランキングでは、学習環境や論文の引用頻度などが評価要素になっていましたが、フランスでは卒業後の就職状況を調査し、その結果で大学ランキングを作ってしまうという取り組みがあるそうです。しかも、そのランキングは「大学の自由と責任に関する法律」にもとづいて、高等教育・調査省、つまり国が作成し、発表しています。

高等教育が雇用にどれくらい貢献しているのか、その情報を広く公にするという興味深いチャレンジです。

容易に想像がつきますが、そのランキングにはいくつか論争があり、人々に誤解を与えたり、低いランクの大学は生徒を失ったりするのではないかという懸念もあるようです。

現在の日本の場合、ランキングの評価軸は何にしたらよいのでしょうかね。
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さまざまな「大学ランキング」

2010-10-26 | 高等教育
先日「世界大学ランキング」について投稿しましたが、検索してみると、思ったより多くのメディアや調査期間で様々な大学のランキングが行われていることがわかりました。

リストアップしようかと思ったら、もうすでにされていましたw。(ワタシマケマシタワ。)

ご参考まで>>> 大学ランキング
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2010-2011 世界大学ランキング

2010-09-29 | 高等教育
Times Higher Educationによる「2010-2011 世界大学ランキング」が発表されました。

World University Rankings 2010-2011


1位 ハーバード大学 Harvard University
2位 カリフォルニア工科大学 California Institute of Technology
3位 マサチューセッツ工科大学 Massachusetts Institute of Technology

といずれも米国大学が独占し、トップ10でも7つを占めています。

日本のトップは26位の東京大学。2009のランキングの22位からやや下がっています。トップ200には国立の5大学のみがランクインです。
200位以内だった慶応大学(142位)や早稲田大学(148位)はランク外になり、日本全体でのランクインは昨年の11校からわずか5校に減っています。

ランキングの妥当性に議論の余地があることは、去年の調査に付随する「Measures matter」にあるとおり自ら認識しているようです。とはいえ、まったくいいかげんな調査、というわけでもないため7年間も続いているのでしょう。

今年のランキングを記載しているサイトにある(今年の)評価項目は以下の通りです。

・Teaching ― the learning environment (worth 30 per cent of the overall ranking score)
・Research ― volume, income and reputation (worth 30 per cent)
・Citations ― research influence (worth 32.5 per cent)
・Industry income ― innovation (worth 2.5 per cent)
・International mix ― staff and students (worth 5 per cent)

これを見ると、学術的な観点ではある程度の妥当性があるように思います。日本の大学の場合、論文はもちろん、各種の研究などにおいても英語でのアウトプットを増やさない限り、このランキングでの順位浮上は見込めなさそうです。

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追伸:調査データの詳細をiTunesで売っていて、しかもそれが2.99ポンド(約400円)!こうしたプロ向けっぽい調査が個人でも簡単に買える価格で提供されるようになってきたのですね!広告も取っていますが、本来の価値で勝負しようとする姿勢はすばらしいと感じました。
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