社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

ハローワーク リローデッド

2007年06月19日 | 日常生活




仕事が決まったのでハローワークに行ってきました。以前から仕事は決まっていたのですが、ハローワークでは実際に労働を開始する前日にその手続きを行うのが常らしいです。

昨日も実はハローワークに行ってきたんですが、係の人が「今日手続きしたら失業手当の支給日数が1日減っちゃうのでできれば明日来た方がいいですよ」と親切にも案内してくれたので出直した次第です。

失業手当の支給要件は個人個人でそれぞれ異なります。基本的な仕組みを言えば「基本手当日額×所定給付日数」によって額が決まります。基本手当日額は離職時の年齢と所得で決まり、所定給付日数は離職理由と年齢と被保険者期間で決まります。

ボクは一般の離職者で65歳未満・被保険者期間10年未満なので所定給付日数は90日と決まっています。ということなので最高で90日分の手当が受けられることになります。

こういう仕組みの問題点は、わざわざ仕事をするよりも適当に求職活動して期間MAXまで手当を受給しようと考える人を生むところにあり、次の仕事が見つかるまでの援助という本来の性格が損なわれる恐れがある点です。

そこで早期に就職した人間には再就職手当(お祝い金)が支給されることになっています。早期就職のお得感が出てなかなかナイスな制度だと思います。

その仕組みはこうです。所定給付日数の1/3以上かつ45日以上を残して就職した場合に、残りの日数の3割×基本手当日額分の額が支給されるシステムです。ボクの場合は所定給付日数が90日なので45日以上残して就職すれば再就職手当が支給されることになります。





a:基本手当日額(定数)…グラフでは1に設定
n:総給付日数
f(n):総給付額

0<n≦45のとき
f(n)=a・n+(90-n)・a・0.3
   =0.7a・n+27a

45<n≦90のとき
f(n)=a・n

となるはずです。グラフの青い部分が再就職手当で底上げされている分です。45日基本手当を受給した場合、再就職手当を含めれば58.5日分の基本手当相当の額が受給できます。

これが1日ずれ込んで46日基本手当を受給した場合は、27日分の基本手当+再就職手当の額とほぼ等しいので19日もムダに過ごしたことになります。ですので再就職はお早めにということですね。

ボクの場合は結果的に42日の基本手当受給になったので、再就職手当の受給要件も満たしています。グラフから察するにそこそこベターなモデルになったと思います。就業開始日はほとんどの場合就職先が決めるのでこのようにうまくいくのは稀なケースでしょう。