NPO法人「みどりと木の文化のまちづくりネットワーク」ブログ

私たちは和歌山県で活動しているNPOです。みんなで木とまちづくりについて考えてみませんか?

間伐実習

2006年08月18日 16時20分57秒 | 森と自然を守る活動推進部会
私たちはこれまで様々な活動を通して参加者の皆様と共に森林や自然環境について学習してまいりました。
 今回は山を考えるきっかけづくりとして、実際に植林に入り「おがや式間伐」を体験していただきます。一般の方でもお気軽に参加して頂けます。ぜひ、お誘い合わせの上、振るってご参加ください。
 日時・・・平成18年8月27日(日)
      AM8時30分~AM11時30分 参加費無料
 集合・・・上富田町役場前駐車場にAM8時20分集合
持ち物・・・軍手、動きやすい靴・服装、お茶、なた(持っている人のみ)
      ※当日は山林の斜面での作業となります。
なぜ間伐が必要なのか?
 人間が植えて作った森は、人間の手入れが必要です。間伐とは木が大きくなり、こみあってきたら間引きして本数を減らすことです。そうすることにより、森の中に光が差し込み下草が生えやすくなります。残りの木は大きく育ち、根っこも深く広くなります。それだけではなく、洪水などの自然災害を防ぐ働きもあるのです。
「おがや式間伐」とは?
 「おがや式間伐」とは、福井県林務職員の鋸谷茂さんが考案した間伐法です。
間伐出遅れ林分を健全な植生の人工林に甦らせる最短距離の間伐技術です。
風雪害に強くて良質な木材を生産する、下層植生が豊かで公益的機能が高い森林に甦らせるために、強度の間伐で密度管理を行います。
 鋸谷さんは「山は畑ではない」を基本に考えます。「森林はそれだけで自立的に養分が循環しなければなりません。そうなってこそ水源涵養の機能も生まれ、治山の役割も果たす森になり、良い木も育ち、動物たちとも共存できます。現在の人工林の施行形態は、山を「木の畑」と見なしたものであり、そこを根本から改めなければなりません」と話します。