ヲノサトル責任編集・渋東ジャーナル 改

音楽家 ヲノサトル のブログ

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[回顧] 今年みた映画

2012年12月30日 | 映画/映像
というわけで、いよいよ2012年も終わりに近づいてきましたね。

ここで今年観た映画を振り返ってみようと思います。DVDやTV放映などは挙げたらキリがないので、映画館で新作公開中に観た作品に限定しますが。

観てすぐツイッターでつぶやいていたものは、そのログも転載(青文字)。盛り上がったものほど、やはりたくさんつぶやいているようです(笑)


ピアノマニア

● ピアノは西洋音楽の洗練とそれに伴う分業化の、まさしく象徴であるなあ。
→ 1年間にわたるピアニストと調律師の仕事を追ったドキュメンタリー。「そこまでやるか!」と呆れるほどの追求っぷりは、もはや芸術というよりレーシングドライバーとメカニックのような「職人」の世界ですな。

宇宙人ポール

● PG12(お下劣ワード連発のせいで)だけど、内容的には息子と観ても盛り上がれそうな楽しい映画であった
● しかしこういう引用ネタ満載の映画は、もっと原典を観て映ヲタ教養が高まってから本人に「発見」させるべきかもしれない

→ こういう、映画が好きでたまらない輩の作ったボンクラ映画は本当に楽しいですね。ラストであの意外な人物が登場したのには爆笑しました(これから観る人のため、伏せておきますが)

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
→ ドバイの高層ビルと砂嵐の中のトム・クルーズ以外、ストーリーも何も全く記憶していません。

ドラゴン・タトゥーの女

● ドラゴンタトゥーの女でパルプフィクションを連想したのがどこかは書かないでおく。
● エンヤに爆笑したのは当方だけではあるまい。あの場面でエンヤ…監督わかってるなー。
● 今さらだけど「ドラゴンタトゥーの女」におけるエンヤの使い方は近年まれにみるナイス選曲賞を差し上げたかったなー。

→ とにかく寒い映画でした…。観てるだけで凍えそうな…。しかし内容はめちゃクールだったので、続編も間違いなく観に行くと思います。

ヒューゴの不思議な発明

→ これはレビューを書いたので、こちらを。

TIME/タイム

● 正直ガタカほどの完成度は感じられなかったが、アマンダ・サイフリッドの赤毛おかっぱが堪能できたから良しとする。
→ アンドリュー・ニコル監督の「ガタカ」がとにかく好きなもので観に行ったのですが、あそこまでの美学は感じられませんでした。しかし格差社会/貧富の問題を、本来は誰もが平等に持っている「時間」に置き換えた、寓話としてのアイディアは面白かった。

アーティスト

● 上り坂の女優と下り坂の男優が再会し別れる階段のシーンに泣き、飼い主を助けようと全力疾走する犬に泣き、火の中から救われたフィルムに映っていた内容に泣き、タップダンスに泣き… 全体の2/3ぐらい泣いて、もう目が真っ赤ですよ。
● そして愛犬家は全員必見!どちらかと言えば「猫派」の僕も、あの犬には惚れざるをえないわ。
● あと「映像と音」についての教材として最適なので、パッケージが発売されたら即買う。オン/オフの音を巧みにスイッチするトリッキーな冒頭から、息を飲む最後の仕掛けまで(ネタバレになるから言えない)とにかく「耳が離せない」映画。
● トーキー映画だからこそサイレント状態をメタレベルで表現できる、というこの映画の"仕掛け"は、ちょうど、3Dだからこそ2Dが表現できるという『ヒューゴの不思議な発明』の映像表現に似ている。ちなみにどちらもフィルムに泣かされる、映画愛映画。
● 音と映像についてはいろいろ語りたい場面があるのだが、余計なお世話&ネタバレになるので、つぶやかないでいるのが一苦労。
● と言いつつ、今日観た『アーティスト』のアギー(犬)があまりにかわいかったので、つい検索してこんな映像を観てしまっている。 "Nintendo Spokesdog Uggie on the Job Training"

→ と、ツイッターでも非常に熱く語っている通り、たいへん気に入った作品です。時間をおいてまた観たい。

この空の花

・映画的魔術を駆使した壮大なプレゼンテーション。史実、実在人物、それを演じる俳優、虚構の物語、虚構内虚構(映画内で上演される演劇)、プレヒト的な異化(カメラ目線で話しかけてくる俳優)など、様々な階層がシームレスにリミックスされる。
● どうにもあとを引く映画だ。強烈な違和感を感じた場面…たとえば、俳優がカメラ目線で観客に話しかけてくるとか、誰が見てもわかる有名俳優に実在人物の役を演じさせるとかいった「なんじゃこりゃ?」的な場面は、確信犯的に異化効果を狙っているのだろうな(続く)
● まだ、戦争には間に合いますか。

→ これはとにかく不思議な映画だったなあ。何かと言えばテロップが入るのには爆笑(爆弾の映像に"爆弾"とテロップが入るような、思わず「それ、見ればわかりますから!」と叫びたくなるような不思議な入れ方)してたのですが、だんだんそのリズムがクセになってくるのがまた不思議。

ダークナイト ライジング

→ 「TIME/タイム」同様に格差社会がテーマ。クリストファー・ノーランが好きなので行ったけど、正直前作ほどの衝撃を受けなかった。やはりバットマン最大の宿敵ジョーカーが登場しないからですかね…。

最強の二人

→ 介護モノとは言えお涙頂戴では全くなく、テンポ良くグルーヴィで楽しい映画でした。冒頭、パトカーに追われるカーアクションで始まるところからして、この手の映画らしくない。カーステレオをONすると、流れ出すEW&Fの「セプテンバー」!そしてタイトルロール!というゴキゲンな流れ。ニヤリとさせられるラストも憎い。

アイアンスカイ

・ここまでのトンデモ映画だと思わずに行ったので、全編爆笑しすぎ。
● 一見"プロメテウス"風だけどテイスト的には"第9地区"や"宇宙人ポール"の方が近い印象の馬鹿映画です。

→ そういうことです。(笑)

エクスペンダブルズ2

● エクスペンダブルズ2は想像と寸分たがわぬ中2男塾映画であった。一言で表現するなら「もしもハリウッドにだんじり祭りがあったなら」。
→ そういうことです。物語は全く記憶に残っていません(爆笑)
しかし小学生以来アクション映画を見続けてきた自分への落とし前として、このシリーズは続く限り観続けざるをえませんな。

アルゴ

● あざといまでのサスペンス!ベン・アフレック監督すごい。イラン人を言葉の通じない野蛮な敵と決めつけた描写はまあハリウッド映画なので仕方ないとして。娯楽映画として上手いわー。
● この手の実話モノにありがちだがエンドロールでは「実際の人物写真」や「当時の報道写真」と、映画内でのその場面を、答合わせのように並べてみせてくれる。これがむちゃくちゃそっくりで、監督のこだわりが伺えた。

→ とにかく撮影と編集が上手い。アメリカ人が好きそうな物語(事実ですが)含めて、アカデミー賞有力候補でしょうね。

私たちの宣戦布告

● 重い腰を上げて『わたしたちの宣戦布告』観てきたわけだが、予想通り2人が恋に落ちるところから新生児の誕生からその後のあれこれまで、上映中ほぼ涙が止まらんかった…だから行きたくなかったんだ!
● 闘病モノと言っても親子関係より夫婦のパートナーシップにフォーカスしていたのが面白かった。終盤で病室から出てきた2人が窓の外を見ながら会話するシーンに号泣。
● 闘病中も時々のんだくれたりパーティに出かけたり息抜きするところがリアル。そんなパーティ会場で、盛り上がった後ふと日頃の張りつめたものがや破れて泣き出してしまう夫の姿とか、わかる。わかるぞ。
● クライマックスのファンタジックな場面でローリー・アンダーソンの『オー・スーパーマン』が流れてきたのは嬉しい驚き。久々に聞いた…
● そういうわけで泣きすぎて疲れたけれど(笑)初心を思い出せたので観に行ってよかった。初心というのは子どもが生まれる時の、もうこの子が生きてさえいてくれたら細かい事なんかどうでもいい!というあの祈るような気持ちのことね。


007 スカイフォール

・あの車に涙。最後は西部劇。ラストの一言に胸熱。
→ 007シリーズは全作観続けていますが、まさにお化けシリーズですね。そして観光映画。毎回舞台となる知らない外国の景色に海外旅行を夢みた子ども時代を思い出します。内容は、これから観る方のために詳しくは書きませんが!

サイド・バイ・サイド

● タイトル通りアナログとデジタルを「並べ」、制作・監督・役者・撮影監督・ポストプロ・編集・配給・映画館・保存・そして映画の未来まで、各段階を追って両者の長所短所を各界のプロが語っていく、実に丁寧な構成。映像制作関係者や研究者、学生は必見の内容。
● デジタル映画のアキレス腱は保存の問題。データを入れたHDはいとも簡単にクラッシュする。100年前のフィルムは今でもなんとか観られるが、十数年前のビデオはもう観られない。再生デッキが無いというだけの理由で!
● どのコメントも、音楽業界がテープレス時代に突入した過渡期に起きた賛否両論と、ものすごく似ていた。詳しくはブログに描こうと思う。


と、まあ、基本エンタメ系映画、しかもボンクラ映画を好んで観てるわけですが、1月のピアノマニアと12月のサイド・バイ・サイドと、アートに関するドキュメンタリーで年を始め、年を終える事になった格好です。



続いて、子どもと観に行った映画。子どものリクエストで渋々つきあったものも、「これは行きたいね!」と一緒に盛り上がって行ったものもあります(笑)


ダーク・シャドウ

● 今日は息子とダークシャドウ鑑賞。若干の不適切なシーンもあったが、そんな事よりもけっこう怖かった様子。
→ 監督の名前は知らないはずですが、ティム・バートン映画をポスターや予告篇で見ると必ず観たい!と言う息子。それだけキャラの立った監督ということですね、きっと。

フランケンウィニー

● フランケンウィニーを息子と鑑賞してきた。全篇、ハマーフィルムに代表される5-60年代ホラー&SFへのオマージュ(劇中にクリストファー・リーのドラキュラ映画も引用)そして明らかにフィルムノワールを意識した光と影の演出。なるほどこれはモノクロでなければならぬ映画だ。
● フランケンウィニー見終わった感触、何かに似てると思ったらアレだ『アーティスト』。あちらは無声映画へのオマージュだったけど、どちらも現代のテクノロジーで映画史を再生。(そしてどちらも犬に泣かされる)

→ そんなわけで、ナイトメアビフォアクリスマスが好きで何度も観てた息子にとって、この映画はマストだったようです。軽い気持ちで見に行ったけど、当方も大興奮。完全に、映画好きのための映画でした。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス

→ 3D版であらためて劇場鑑賞。やはりこの迫力はDVDじゃあきまへんがな。

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

→ これも3Dで。不適切な場面の無いこういう冒険活劇は小学生の息子と鑑賞するのにうってつけ。自分が小学生の頃の気持ちに戻れます。

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

● そういうわけで仮面ライダーフォーゼ映画、行ったけど併映のゴーバスターズは完熟睡してしまいました(敗)
● 仮面ライダーフォーゼは、まず冒頭の拳法系殺陣が本気。そしてライダー部が倉庫から歩き出すシーン=「ライトスタッフ」へのオマージュとか、みう先輩のタンクトップ姿=ミシェル・ロドリゲスへのオマージュ(ひょっとしてシガニー・ウィーバー?)とか、、、楽しめました。

→ ライダーシリーズはもはや「ライダーという世界観」を使った自由なアクション活劇の域に達してますよね。TVの「フォーゼ」シリーズは、さらに「glee」みたいなアメリカ学園ドラマのパロディみたいな設定がからんで、相当おもしろかったな。

マジック・ツリーハウス

● 『マジックツリーハウス』は、仮面ライダーWの「地球(ほし)の本棚」みたいな図書館から話が始まる読書奨励映画だった。「知は力。だが、その力はリアル世界で役立ててこそ生きる」というわかりやすいメッセージの。
→ これはもともと息子への夜の読み聞かせ本として愛読していたので、アニメ化、ナイス・タイミング!という感じでした。

ドラえもん のび太と奇跡の島

→ 内容まったくおぼえてません。たぶん寝てた。

長ぐつをはいたネコ

● 昨日は息子と『長ぐつをはいたネコ』観てきた。ネコの相棒がハンプティ・ダンプティで、物語はジャックと豆の木とのマッシュアップだった。どうせならもっと色んな童話をぐしゃぐしゃにリミックスしてほしいのす。
→ 「シュレック」の登場人物で最も好きだった猫が主人公というので観に行ったわけですが。今となってはストーリーおぼえてないなー。

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス

→ これもおぼえてないなー(笑)

おおかみこどもの雨と雪

● 昨日、息子のリクエストで観てきた「おおかみこども」は完全に親目線の育児映画だったので、子どもが小さい頃のことがフラッシュバックして困ったさー。
→ これは息子の強い要望で、間をおいて2回も観てしまいました。同じ監督の「サマーウォーズ」同様、物語としては田舎や大家族を美化しすぎてる気はしますが、アニメとしてはやはりよく出来てますよねー。

スノーホワイト

→ 白雪姫を「お局さまと若い女の戦い」として描いた物語。

メリダとおそろしの森

→ おとぎ話の世界を主人公にした、母と娘の確執と愛を描いた「親離れ=子離れ」物語。

モンスターハウス

→ モンスターを主人公にした、父と娘の確執と愛を描いた「親離れ=子離れ」物語。

…と、これら3本は実写アニメ問わず何だかものすごく似ていて、今となってはどんな場面がどの映画だったか渾然となってよくおぼえていません(笑)

かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!

→ これまた小学生に大人気のシリーズ読み物なので、息子が観たがって早速行ったという。絵柄ののんきさや予定調和な世界観は「アンパンマン」に似たものを感じました(けなしてるわけではありません)。これはシリーズとして今後もガンガン作られていくんだろうな。



以上が今年観た映画です。

夜は基本的に自分のライヴ以外に時間がさけないため、音楽家でありながらほとんどコンサートには行けない身ですが、映画や展覧会は平日の真っ昼間にやってるのが嬉しい。

さて来年はどんな映画がやってくるか、今から楽しみです。


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